HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

昭和の仮面ライダーとウルトラHEROが大好き。

5
アポロガイスト②
「アポロガイスト」

秘密結社GODの大幹部で、GOD秘密警察第一室・室長がアポロガイストでした。
大幹部はあくまで大幹部であり、従来の大幹部はその配下にあった化学陣が仮面ライダーを作り出してしまったというところからして格下に見ていたものの、ことごとく作戦遂行を邪魔され、大きな障壁となってしまったためにその目線を引き上げなければならず、そうした経緯の中で一目置かなければならないどころかこだわらなければいけない状況となっていきました。
ショッカーの大幹部・地獄大使のように仮面ライダー1号にこだわった大幹部もいて、それはショッカーの大幹部に多かったように思います。
面白かったのは仮面ライダーV3の時のヨロイ元帥で、こだわらなければいけなかった仮面ライダーは火炎ライダーV3であるはずなのに、勝手にデストロン大幹部候補と思っていた結城丈二にこだわり、挙句の果てにライダーマンを誕生させてしまったところですかね。
こうした大幹部の変遷は、後に続いていきますが、仮面ライダーXの時は鉄腕アトラスとの攻防の時に陰になっていた大幹部がアポロガイストでした。

アポロガイストは仮面ライダーXの好敵手ということでしたが、それは敵である仮面ライダーXの力と能力を身と前ていたことから始まっていました。
配下の怪人に常に目を見張り、失敗すればGOD改造人間を処刑できる立場であったことはGOD秘密警察第一室・室長という立場がなせる業でしたけど、それ以上にアポロガイストの個性が際立ったことによるところが大きい感じがします。
実際そうしたことで処刑されてしまった神話改造人間もいました。
けれど、戦場に身を置いて戦いを強いられる改造人間は、生死の境界線を歩むような緊張感に包まれていたはずですから、指示されていた作戦遂行の失敗は処刑されるに値されるはずで、アポロガイストが神話改造人間の動向に目を見張っているのは当然のことだし、その緊張感から来る冷徹・無慈悲のような感じでアポロガイストを煙たがる神話改造人間の方がおかしいわです。
緊張感の中で戦っていたのはアポロガイストであり、大幹部でありながら常に現場にいたような気がします。
アポロガストは変身前に黒のネクタイと白のスーツでビシッと決め、颯爽とした感じでいたのは「アポロ・チェンジ!」の一声で変身していたのは、まるで仮面ライダーのようでもありました。
アポロガイスト①
連装銃アポロショットと日輪型の盾ガイストカッターが、攻防上のアポロガイストの大きな武器でしたが、仮面ライダーXとの勝負を見るに、敵の力と能力、戦況を把握する能力に長けながら決してあきらめない戦いぶりは、X必殺キックを浴びて瀕死の状態になりながらも、アーム爆弾で仮面ライダーXを道連れにしようとしていたところにも表れていました。

これだけ見事な大幹部も珍しいことですが、アポロガイストの場合、大幹部というよりもGOD秘密警察第一室・室長というイメージが強かったですね。

仮面ライダーXの序盤はギリシャ神話にモチーフを求めた神話改造人間が肝でしたけど、どこか神話改造人間の登場話が短く、神話改造人間の代表格の洋であったアポロガイストは太陽神アポロをモチーフとしたものでしたけど、GOD総司令ではないですけど、死なせてしまうには惜しい大幹部で、もっと見てみたかった感がありました。
アポロガイスト③



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5
エースキラー⑤
「エースキラー」

極寒の異星・ゴルゴダ星は、ヤプールが敵対したウルトラマンAやウルトラ四兄弟を騙して引き付け、ウルトラ兄弟の活動の源を奪うと同時にヤプールが作り出したエースキラーの能力を十分に生かすための地だったかもしれません。
ウルトラ兄弟の盲点は寒さに弱かったことがありますが、ゴルゴダ星は異次元宇宙に浮かぶ星であり、ウルトラ兄弟はその異次元宇宙への移動ははできるものの、それなりのエネルギーを費やすことにもなり十分な活動ができなかったかもしれません。
しかも極寒であったということは大いにその活動に影響があったはずであり、そこへ行くとヤプール自体は異次元世界に本拠があり、エースキラーは超人とは言っても基本ロボットで、対ウルトラ兄弟用に作られたものでしたから、戦う前から大きな差があったということになるでしょう。
極寒という環境は、超人とは言っても生命体であったウルトラ兄弟に影響はあっても、生命体ではないサイボーグのエースキラーにはそこまでの影響がないどころか、そういう環境での活躍を想定して作られていたわけですから、本領発揮といったところです。
エースキラーは、ゾフィからM87光線、初代ウルトラマンからスペシウム光線、ウルトラセブンからエメリウム光線、そして帰ってきたウルトラマンからウルトラブレスレッドという武器を奪取していました。
エースキラーが奪取したこうした光線武器はその源となったエネルギーを奪ったわけではなく、あくまでエネルギーを光線化した武器ということでその使い手であったウルトラ戦士は光の国の住人であり、極寒の地でこうした光線技を使うのには、威力が十分発揮されていなかったかもしれません。
それでもエースキラーは、ヤプールが作り出したエースロボットをウルトラ4兄弟の目の前で破壊していたのですから、心理面ではヤプールの思うツボだったように思います。
極寒の地でエネルギーを消耗し、精神的にもやれらていたウルトラ4兄弟の様子を見せつけられていたわけですから、ウルトラマンAの動揺も相当なわけだったはずです。
こうした状況でエースキラーが放っていたスペシウム光線、エメリウム光線、ウルトラブレスレッドは従来のそれよりも威力がなかったかもしれませんが、心理面で罠にはまったようなウルトラマンAには、相当な効果があったと思いますね。
エースキラー③
ウルトラマンの世界には以前よく偽物が出てきて、面白がらせてくれました。
にせウルトラマンはザラブ星人が化けたものでしたし、にせウルトラセブンはサロメ星人が作ったロボットでした。
エースキラーもヤプールがウルトラマンAを模してそれ以上の能力を有させようとした超人サイボーグでしたけど、基本はロボットでした。
ただウルトラマンAを倒そうとしたものの、エースキラーを作り出したヤプールの視界にはウルトラ4兄弟もしっかり入っていたことが特徴でした。
武器が右手に持っているナイフと左腕の鉤爪ではありましたけど、距離を置いて戦うにはウルトラ兄弟から奪った光線技であり、オリジナルの技がなかったと言えるのかもしれません。
オリジナルのエネルギーをもって決め手を持たないと、基本的にはロボットですから生身の肉体と知性、それとウルトラ兄弟間の心理的なつながりから来るエネルギーの前には厳しいものがあったと思います。
それでもウルトラマンA を窮地に追い込み、追い込まれていたウルトラ4兄弟の振り絞ったエネルギーを集めたスペースQを使わせていたのは、エースキラーも去ることながらそこまで活躍させていたヤプールの狡猾さには唸るものがありました。
エースキラー②



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3
キャッティウス①
「キャッティウス

仮面ライダーXの序盤で活躍したGOD改造人間は、ギリシャ神話からモチーフを持ってきた神話改造人間でした。
仮面ライダーXの頃は、折からの変身ブームも沈静化してしまったことやロボットアニメブームに押されて仮面ライダーの人気ももう一つの頃でした。
決して仮面ライダーXがどうのということではなく、ブームはそれまでとは異なったことに世間の耳目が移ってしまうとそっちに目が行ってしまい、結構早くに去ってしまうものです。
そんな中で改造人間のモチーフをギリシャ神話に求めたのは面白かったと思います。
ただ、そのギリシャ神話からのモチーフを十分に表現できていたかと思うとそうでもなく、それまでの仮面ライダーで作られてきたストーリーの流れにとらわれ過ぎていたことが残念といえば残念でした。
ここまで16体ものギリシャ神話にモチーフを求めたGOD改造人間は、もっと探ればモチーフはあっただろうに、番組人気の低迷を打開するかのように新たな手を打つべく、徐々に神話改造人間は影を薄めていくことになりました。
化け猫作戦を実行しようとしたキャッティウスは、名前こそ神話改造人間のようでしたけど、まったく無関係でしたね。
猫に改造人間wのモチーフを求めてしまうと黒猫になりがちですが、これも人間の勝手な黒猫に対する思い込みでしかありません。
その勝手な思い込みを神話改造人間のようにしてしまったのがキャッティウスでしょう。

猫人間を作り出してしまうビールスって、どんなんだ?と思いましたけど、人間を猫化してしまうと脳も猫並みになってしまうというところは思い切り笑えましたね。

呪いの気を感じてしまうのは、その昔怨念の化け猫がいたとされる日本神話からのイメージであり、この辺りもギリシャ神話から抜けてきたなという感じがありました。
こうした猫型の改造人間キャッティウスが仮面ライダーXと激闘を繰り広げていたのにも、不思議な感じがりました。
キャッティウス③



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3
エレドータス③
「吸電怪獣 エレドータス」

エレドータスは基本的に透明怪獣でした。
身体を透明化する能力があったということではなく、元々は身体が透明であり、電気を吸収することで身体が視認化できる状態となるということです。
帰ってきたウルトラマンは、あのウルトラマンが地球に帰ってきたという設定の下に作られたHEROです。
初代ウルトラマンと帰ってきたウルトラマンは当初から別人という設定でしたが、世間は見てない子はいないとされて絶大な人気と話題があった初代ウルトラマンをまた見てみたいという期待度は、帰ってきたウルトラマンを別物という具合にはみてなかったでしょうね。
初代ウルトラマンには名作怪獣が数多く登場していましたが、透明怪獣根論がもそんな怪獣の一つでした。
エレドータスを見た時、この透明怪獣ネロンガを思い出した人も多かったでしょうね。

面白かったのはエレドータスの出生のことで、何ら明らかにはされませんでした。
とある少年が思い描いた空想上の怪獣が、何故か実体化したため、身体が透明であり、電気を吸収することで具現化するというところでした。
怪獣は空想上のものですが、それをさらに空想的なものをひっかけて描かれた怪獣。
透明だったはずの怪獣が電気を求めて事故を起こして犠牲を出してしまった、、、
首を引っ込めたり出したりしてその甲羅はスペシウム光線すら受け付けない強固なものでしたが、その名の通りそれはまさしくエレドータスは亀がモチーフの怪獣でした。
けれど、意外なほど首に長さと顔がキレ味があったせいもあって、亀というよりもスッポンのような感じでした。
電気を充填したエレドータスは、攻防ともに強力そうな怪獣でしたけれど、それには帰ってきたウルトラマンも迂闊に手を出せないという事でした。
ネロンガが放電攻撃をしても初代ウルトラマンは受け付けもせず、胸を張っていた様子からすると、エレドータスは帯電しただけで帰ってきたウルトラマンも手が出せないとは、それだけ電気力が強力だったということなんでしょう。エレドータス②



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4
スプレーネズミ③
「スプレーネズミ」

特撮番組における怪人・怪獣でネズミにモチーフを求める場合、ドブネズミがほとんどでした。
だから、とにかく不衛生で細菌まみれのようなドブネズミに、悪の秘密結社は細菌拡大作戦を展開させようとしてました。
仮面ライダーV3に登場したデストロン改造人間のスプレーネズミは、それまで、そしてそれ以降ネズミにモチーフを求めて細菌作戦を展開した改造人間はペスト菌がほとんどだったのに対して、ペスト菌と酷似しながらペスト菌以上の感染力を伴った大幹部ドクトルGが開発した独特の細菌の改題作戦の任務を担っていました。
ネズミだけに、口や牙から細菌を発すると思いきや、メカのスーパーパワーハンドの甲腹の発射でしたね。
このスーパーハンドは、伸縮自在の上、とんでもない怪力を有していたもので、いわばパワーハンドでした。
細菌発射を防ごうにも、この伸縮自在のパワーハンドが思い切り障害となって、仮面ライダーV3も手を焼いていたようです。
小型動物であってすばしっこいネズミがモチーフなのに、超怪力を有するメカを取り付け、しかもそのメカから抗体や解毒剤が作りにくい独特の細菌を発するとは、考えてみれば結構な傑作改造人間だったのかもしれません。
スプレーネズミ⑤
オツムの方がネズミの改造人間だっただけに、ネズミ程度だったかもしれませんが、基本的には人間にネズミの能力を植え付けた改造人間でしたから、意外とそう言うこともなかったかもしれません。
ネズミ=細菌という図式はどこか危険な感じが強いものがありますが、細菌研究者でもあった大幹部ドクトルGの傑作だったかもしれませんね。
このスプレーネズミを生かすためにクサリガマテントウも出現させたんでしょうけど、作戦が急展開し過ぎて、肝心の改造人間たちがしっかりついていけなかったかもしれず、激闘は繰り広げられましたが、スプレーネズミはV3キックに敗れ去っていました。
傑作だっただけに策に溺れた感が強かったですね。
スプレーネズミ⑦



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アンパンチ
くだらないアンパンチ論争が起こってるようです。
今時の子は変にバカが多いし、その親もバカ親が多くなった感が強いです。
今に始まったことではないけれど、とにかく働き過程を維持していくことに精いっぱいだった上で子供の面倒も、、、という時代からは遠くかけ離れたものになってると思います。
よく保育所不足が言われ、国のせいだと叫ばれますが、これは企業が規律を厳しくし過ぎてる上に利益を搾取していること、これは経理上の数字だけにとらわれて現場を知ろうとせず、また国がそれを助長していることにつながっていきます。
働き方改革とか有給取得推進政策は、労働者のためとは名ばかりの企業利益優遇措置です。

で、ウルトラマンも仮面ライダーも、結局必殺技で相手を破壊したり切断してしまったりという結末を迎えますが、そこに至るまでの間でキックやパンチ、特殊能力を使って有利に事を運ぼうとしますが、敵も怪獣であったり宇宙人、怪人という特殊能力をもってるものですから逆襲を食らい、なかなかうまく事が運びません。
しかし、ウルトラマンや仮面ライダーが教育番組だったということは、勝負をつけるまで間に苦悩やら特訓やらの経緯がきちんと織り込まれ、また何が正義で何が悪かという事の良し悪しをはっきりさせて正義が悪を駆逐するという勧善懲悪にあったということからです。
これを教育問題といわずしてなんというのか。
番組原作者や製作者はそうした様々な思いを込めて番組を作ることで終わってしまいますが、見ている側のケアは見ている者自身やその親が行うべきことです。
仮面ライダーを例にとれば、平成に入って少しの時を経て仮面ライダーが何体か出てきて、中には闇の心の負けたような悪の仮面ライダーが出てきて、仮面ライダー同士が戦うようなことが多くなってしまいました。
仮面ライダーが悪の怪人を倒すことに仮面ライダーが存在する意味と意義があるのであって、これでは正義も悪も混在し過ぎて、見る方を迷わせ、何のために番組を作っているのかわからなってしまいます。

同様に古くから続いているアンパンマンも子供を楽しませると同時に教育番組です。
アンパンマンがアンパンチでバイキンマンを吹き飛ばしてしまう結末だけを捕えて何と言いだした輩はケツの穴が小さすぎる変態です。
アンパンマンがどういう行動をし、それは何を思ってかということ、アンパンチを繰り出すのはどういう事かということは教えてあげないとわかりません。
それは親の役目です。
ご時世はきちんと子供に教育する時間すら惜しまれるものかもしれません。
しかし、公園の遊具で怪我したとか、植え込みで子供が怪我したことを公園の管理者に責任を追及するのは自己の責任の放棄であり本末転倒であきれるばかりです。
こうしたバカ親はしつけができないことを自分以外に押し付けているのです。
アンパンチ論争を暴力的だとした者もケツの穴が小さく視野が狭すぎという変態です。

アンパンマンが教育番組であること、番組ではどういう内容になっているのかも親は捕えていないと、こういう視野が狭すぎるバカになっていくわけです。
まあ、アンパンマンに限ったことではないですが、、、
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5
キングジョー⑧
「宇宙ロボット キングジョー」

ウルトラ史上、最高のスーパーロボットでした。
キングジョーの前にキングジョーのようなロボットはなく、キングジョーの後にキングジョーはないと言った感じで、今現在でもキングジョーのように強力かつ強固で、インパクトの強いロボットはありません。
後に、アニメの世界でロボットアニメブームが起こり、マジンガーZが登場してスーパーロボットといわれましたけど、特撮の世界でキングジョーはまさしくスーパーロボットでした。
キングジョーは、4つの分離体でいきなり登場し、国際会議場に向かう科学者を乗せた原子力潜水艦アーサー号を包囲して破壊しましたけど、これが海中でなく、アーサー号が飛行機であっても空中に飛来していたことは言うまでもありません。
深海に近い深度の海中であったため、ある程度の暗闇のような海の中で分離体で登場したため、謎めいた怪奇性を伴い、この後分離帯のまま六甲山の防衛センターへ飛来し、初めて合体して一体のキングジョーとなりました。
各パーツがしたから順に合体し、組み上げていくと同時に不気味な独特の作動音を立て。組み終わると同時に頭部の電子ランプが点滅して不気味な電子和音を発していましたけど、この電子音も不気味さを増長させていました。
地球防衛軍の攻撃が全く通用しないどころか、ウルトラセブンのエメリウム光線やアイ・スラッガーがまるで通用せず、ウルトラセブンを組み伏せてしまうほどの怪力はキングジョーの大きな武器であり、更なるインパクトを呼び起こしていました。
キングジョー①
このキングジョーはぺダン星人によって製作されていたことから、当時は呼称がなくぺダン星人のロボットとしか呼ばれていませんでした。
暗黒の星と呼ばれたぺダン星には生物は存在しないとし、地球防衛軍はペダン星に向けて観測ロケットを飛ばしたことをぺダン星人に侵略と誤解されたことが、ことの発端でした。
地球人の科学力などまるで問題にしない宇宙人・生命体がいたとしてもちっともおかしくない宇宙空間において、地球にとっては観測行為であっても他の星に行ってしまうことは他人の家に泥足で踏み込むような行為とされても可笑しくないのかもしれません。
キングジョー登場の話で、ペダン星に言及するシーンはありませんでしたが、暗黒の星といっても地中で文明を築いていたかもしれないし、ペダン星そのものが恒星から陽の光を浴びることのない惑星だったかもしれません。
そこには地球人には理解できない文明があってもおかしくはなく、装甲が異常なまでに強固であったキングジョーのボディは、ペダン星独特の合金で出来ていたのかもしれません。
闇の力を侮ってはいけないと言うことにもなりますね。
大体、ペダン星に生物はいないと判断してしまったことから始まってますから、ぺダン星人どころかキングジョー登場のインパクトは地球人にとって相当なものがあったということになります。
キングジョーの体内にはぺダン星人円盤が組み込まれていました。
キングジョーが倒され、ぺダン星人が円盤を分離して飛び立とうとしたところにウルトラセブンがウルトラセブンの最強の武器・ワイドショットを撃ち込み破壊しましたが、ワイドショットをキングジョーになぜ撃ち込まなかったのかといわれますが、撃ち込んでいても通用しなかったでしょうね。
キングジョー
ペダン合金で出来ていたと思われるキングジョーのボディはとにかく強固で、その上バリアまで発するとなると特に防御面に優れたロボットだったと言えそうですが、ウルトラセブンを凌駕し、巨大タンカーを持ち上げて振り回してしまった怪力は、いくらスーパーロボットとはいえ、対処しようのないとんでもない武器でした。
これも、暗黒の星であったぺダン星人が暗闇からの攻撃に耐えうるロボット政策において、一度与したら組み伏せてしまうほどの怪力をキングジョーに持たせていたと言うことなんでしょう。

地球人にもペダン星を研究し尽くしていた科学者がおり、ぺダン星人に付け狙われていましたが、この科学者が奪われたい記憶を取り戻せなかったら、キングジョーは倒せなかったかもしれません。
キングジョー⑤



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4
ナメクジキノコ④
「ナメクジキノコ」

鬼のいぬ間に命の選択じゃないけど、ナメクジキノコ登場の際の仮面ライダー1号・2号のダブルライダーの敵はショッカーライダーでした。
仮死状態になりながら電波を飛ばし、分かっていたはずのアンチショッカー同盟のアジトを具体的に知らせてきたエイドくガーの情報を基に、アジトに忍び込んだネメクジキノコは、アンチショッカー同盟においてリーダーを殺害して憑依し、陰から仮面ライダーを追い詰め、ゲルショッカーの反対勢力を一掃しようとしました。
ナメクジキノコには仮面ライダーと戦えるほどの戦闘能力はないものの、通常の人間にとっては脅威であり、人間に憑依して騙すことを得意にしていたようです。

あくまでダブルライダーを倒す役目を負っていたのはショッカーライダーですけど、ゲルショッカーの反対勢力はダブルライダーだけではありませんでしたし、ダブルライダーを倒すのは一筋縄で行けないのははっきりしていましたから、ショッカーライダーのサポート役か同等位の能力を持った改造人間の存在が必要だったのでしょう。
ハエトリリバチは打倒・仮面ライダー新1号のためでしたし、アンチショッカー同盟の持ってたとされたゲルショッカー首領の正体のデータの奪取とアンチショッカー同盟の壊滅のためエイドクガーが出てきてました。
ここに至って仮面ライダー新2号が参戦し、ゲルショッカーの相手は仮面ライダー新1号だけではないダブルライダーとアンチショッカー同盟となったことから、最後の仕上げではないですけど、ショッカーライダーがNo1からNo6までその姿を現し、さらにナメクジキノコの参戦となったわけです。
軟体動物以上の軟体さは、どんな隙間でも忍び込んでしま能力がナメクジキノコ最大の能力であり、しかも倒した相手に憑依してしまうのは騙し以外の何ものでもない能力はダブルライダーですら危うかったようです。
しかし、通常の人間には脅威となりながらも仮面ライダーに対抗するだけの戦闘能力には欠けていた、それがナメクジキノコでした。
ナメクジキノコ⑤
仮面ライダー新1号・新2号がまず倒さなくてはいけないのはショッカーライダーであり、ショッカーライダーの能力は仮面ライダーと同等以上であり、そのショッカーライダーが6体もいたとなっては、個別に倒していくわけにもいかず、特訓を経てライダー車輪でいっぺんに倒すこととなります。

当時をリアルタイムで見ていた者としては、新技ライダー車輪を編み出しショッカーライダーを倒していくのも思い切り見応えがありましたが、仮面ライダー新1号・新2号のそろったダブルライダー状態では。ライダーダブルキックを見たいという気は当然のように湧き上がっていました。
ライダーダブルキックは強力怪人をダブルライダーが力を合わせて倒していく必殺技ですけど、敵が1体の場合に使われる技です。
ショッカーライダーが6体もいたとなっては、ライダーダブルキックも見られないかなと持っていたところ、いましたね、ナメクジキノコが。
ショッカーライダーがダブルライダーを倒すことを信じ切っていたため、自らの目の前にダブルライダーが姿を現すとは夢にも思わなかったナメクジキノコは、ダブルライダーの急襲にサンドバック状態となり、ライダーダブルキックで倒されました。
これがショッカーライダー編の締めとなったわけですが、これも見応えがあって最期がこれでよかったと思ったものです。
ナメクジキノコ①



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5
ペスター
「油獣 ペスター」

今で言うところのスーツアクターが2人で1匹の怪獣を演じたのはドドンゴに続いてぺスターでした。
一人のスーツアクターが立って背後からもう一人のスーツアクターがかがんで腰のあたりをつかむ格好となったのがドドンゴであったのに対し、二人のスーツアクターが横に並んで並列に手をつないだような恰好となったのがぺスターでした。
CGなどなく、特撮のみで演じるには怪獣のデザインと工夫ですね。
ドドンゴも名作怪獣でしたが、ぺスターもまた名作怪獣であったことは言うまでもありません。

中近東という石油の生産地は、化石の宝庫だったはずです。
石油は長年かけた加瀬禁煙量ですからね。
人類がこの世に出てきて文明を気付き始めたころ、チグリス川・ユーフラテス川にはさまれた地域は土地が肥沃うだったらしく、人をはじめとした生物が多く寄り添って生息していました。
生き延びてきた生物と肥沃になり過ぎたこの土地の文明が滅亡するのと同時に息絶えた生物は、引き合うようにしていたのかもしれません。
化石燃料である石油を好むという油獣ぺスターの出現は、そうしたことに関係あるのかもしれません。
石油を常食としてしまったヒトデが異常進化して、怪獣化してしまい、そこに飛来したコウモリを基点に起点につながってしまったのがぺスターというわけです。
人間にとって石油は大きなエネルギー源となるわけですが、それは当時も何十年たった今でも変わることはありません。
核燃料を源とした原子力が出てきて、世界中に広まった今でも、石油が重要なエネルギーであることに変わりはありません。
核も石油も取り扱い方を誤ればとんでもない危険性を帯びてますが、核は人類のみならず地球を破滅させてしまうほどの危険性がありますから、やはり石油とは関係が切り離せないわけです。
残念ながら日本にはわずかな石油しか取れないわけですから、中近東から輸入せざるを得ず、大量に輸入するにはタンカーを利用するわけで、そこから出てくる石油の匂いに引き付けられてぺスターは日本にまでやってきてしまったわけです。
石油にもうっかりすると質の悪い火災を引き起こし、爆発してしまう危険性があるわけですから、石油を食べるためにタンカーを襲うぺスターを、化学特捜隊はうかつに攻撃できなかったわけです。
タンカーから石油を食べたいだけ食べさせてぺスターの自爆を待つ作戦が科学特捜隊の作戦だったわけですから、どこか持久戦みたいなところがありました。
科学特捜隊と言ってはみても、やはり怪獣を目の前にしてしまうと倒そうとする心理が働きますから、イデ隊員のミスは起こるべくして起こってしまったことかもしれません。
化学特捜隊が一発でも攻撃してしまえば、ぺスターも応じるわけですから、石油コンビナートの大火災は陽を見るよりも明らかなことでしたね。
ペスター①
石油を食べてしまう怪獣がぺスターでしたから、火を吐く能力はあるべくしてあった能力です。
面白かったのは石油が大好きで火まで吐きながら、それで巻き起こってしまった石油コンビナートの大火災に巻き込まれて瀕死の状態になってしまったことです。
もちろん、化学特捜隊のビートルによるロケット弾攻撃が効いていたこともあり、石油を食べるだけ食べさせてぺスターの自爆を狙っていた作戦が的中していたこともありましたけど、大量の石油を体内に入れてしまったことにより石油の酔ってしまっていたところに攻撃を受け、自らの行動で大火災を引き起こしてしまったことは、心情的にも肉体的にも防御の面の脆さが出てしまっており、結果自滅だったんでしょう。

大火災の中で身体を伏してしまったぺスターが、一瞬気が付いて初代ウルトラマンに火を吐きかけましたが逆にスペシウム光線で止めを刺されていました。
大火災の鎮火のために出てきて消火活動に奔走していたかのような初代ウルトラマンに、これだけ戦うことに本気にさせなかった珍しい例でもありました。
ペスター④



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4
ドクガンダー(幼虫)②
「ドクガンダー(幼虫)」

改造人間は、動植物の特徴を生体手術で取り込み、メカを内蔵させた怪人という具合に思っています。
外見上はいわゆる化け物であり、正常な精神状態では気がおかしくなってしまうところ、脳改造を施され、体内に取り込んだメカの働きによってバランスを保っている、そんな具合です。
自らの境遇として受け入れ、製作者や周囲の助けによって脳改造を施されていなくてもバランスを保ったのが仮面ライダーです。
動植物の特徴を生体手術で取り込んだ取り込んだことにより、外見が通常の人間でなくなってしまうことは、自分が自分に対する固定観念を破られてしまうということであり、脳改造を施されていなければバランスも何もあったものじゃないでしょう。
動植物の特徴を取り込むことはメカの内臓によって大きな武器となり、そこには生来あったはずの肉体は、成長どころか身体の維持で精一杯のはずです。
ショッカーの改造人間ドクガンダーは、ショッカー初の完全変態を遂げた怪人ですが、あり得ないことを絵にしてしまうところがこの大きな面白みでした。
ドクガンダー(幼虫)④
ドクガンダーの背に生えていた毛針は投げつけることで武器となっていましたが、ドコガンダーは毛虫の改造人間ですから、毛針が武器となっていたことは分かるものの、毛虫だけに毒液を吐いたりすると体内に仕込まれたはずのメカに意味が分かるような気がしますが、なんとドクガンダーは火を吐いていました。
毛虫のようなドクガンダーの体内には、ドロドロした液体が循環しており、それが毒化された上で転換され、火となって吐き出されていたということでしょうか。

ウルトラシリーズではよく火を吐く大怪獣といわれていましたが、怪獣とは対をなすような改造人間に怪獣のように火を吐かせるのは、怪獣並みの強力さを出そうとしたことなのかもしれません。
ドクガンダーの幼虫は仮面ライダー2号のライダーキックを受け、その身を繭に取り込まれてしまいましたけど、ひょっとするとドクガンダー幼虫は成虫への完全変態というか、自らの身をバラバラにして一段上の改造人間になるため、あえて繭に身を取り込ませたのかもしれず、ショッカー最大の発明はこの繭だったのかもしれません。
ドクガンダー(幼虫)⑤



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