ジョーズワニ②
「ジョーズワニ」

ジョーズワニにはⅠ世とⅡ世がいましたね。
通常の人間の中でも肉体的に強固であり何らかの格闘技を行っていた者か、或いは犯罪者のような荒くれ者に改造手術を施すことで、他の動植物の優れたところを導入し、必要に応じてメカを取り込む者が改造人間であり、いわば、人間の強化版でありながら人間の力が及ばないものでした。
歴代の暗黒結社の生み出す改造人間はどれもそこに基本があったと思うのですが、いつしかどんな特徴を打ち出す改造人間なのかに焦点が移ってしまい、基本が置き去りにされたような感がありました。

ジョーズワニという改造人間を生み出しながらも、それとは別に「強化用人工細胞X9」を発案した科学者とドグマは結託しようとして、取り込んでしまいました。
演出は拙いながらも、「強化用人工細胞X9」とは外気に触れるとあらゆる生物を喰らい自己増殖してしまうものでしたから、ドグマがこれを手に入れたことは改造人間の肉体を飛躍的に向上させることが可能となったということですから、ジョーズワニⅠ世の強化版がジョーズワニⅡ世ということになります。
一旦作り上げた改造人間を強化させることはどの組織も、どこかに忘れていた改造人間の根っこだったような気がしてましたから、ジョーズワニⅠ世の強化版がジョーズワニⅡ世ということはどこか久しぶりに覚えた感動みたいなものがあったような気さえしてました。
演出が拙く、制作サイドではそんな気さえなかったでしょうから、漫画チックにはなってしまいましたけど、仮面ライダーという枠には何年経っても表現できるものがあるんだという気になりました。

仮面ライダースーパー1のエレキハンドや冷熱ハンドの超高温火炎が通用しなかった初めてのケース。

演出さえもっと現実感と臨場感が出せれば、ジョーズワニⅠ世・Ⅱ世登場の話はもっと見応えがあったでしょうね。
「強化用人工細胞X9」が外気に触れるとあらゆる生物を喰らい自己増殖してしまうとは言っても、根っこが細胞というものであるならば、冷却には盲点があったはずで、仮面ライダースーパー1がフルパワーで冷熱ハンドの冷凍ガスを浴びせられれば、「強化用人工細胞X9」が活動停止状態になるのも理にかなっていると思いましたしね。

それにしてもジョーズワニのネーミングはもっとどうにかできなかったのか、と今でも思いますね。
ジョーズワニ⑤
ジョーズワニ①