オニビマムシ④
「オニビマムシ」

オニビマムシは、蛇・特にマムシをモチーフとしてその能力を持つ化身忍者でした。
モチーフとなったマムシという蛇には毒がありましたが、この毒から幻影を見させる能力のような相手に悪夢を見せて従わせる「催眠夢あやつり」、自在に相手の攻撃を分身してかわしてその分身を操る「蛇ぬけがら」、嗅いだものを眠らせる煙を流す「毒流し」と言った特殊能力がありましたが、これらはマムシの毒から来ていたような能力でした。
外見上、蛇型の化身忍者でしたけど、変身忍者嵐は時代劇のHERO番組であり、当然のように日本古来のエッセンスだけでしたから、日本で蛇と言えばマムシが連想されますので、マムシが前面に出てくるオニビマムシは当然のような登場だったと思います。
オニビマムシはその名から当初は鬼火マムシでは中たかと思われますので、反対側に火を吐く蛇の頭がついた蛇型の槍を武器とし  口から火を吐くという特殊能力もそのあたりから来ているような気がしてました。

虚無僧のような井手達で、衣装から抜き出てるオニビマムシの肉体が得も言われぬ不気味さを出していましたけど、時代劇であり忍者をモチーフとしたHERO番組でしたから、この姿は正解だったと思います。
その不気味さを上げようとして、様々な能力を持たせましたけど、伊賀であろうが甲賀であろうが古来忍者は様々な能力を持っていたと連想されますから、そこから来てたのでしょうね。
能力は相手を幻惑させるところに重きを置いたのでしょうから、そこから派生した能力が多かったのはそういうことなんでしょうけど、この幻惑を断ち切るには強烈な刺激を与えなければいけませんから、変身忍者嵐が秘剣影うつしで太陽の光を当て、刀に移る姿でオニビマムシの正体を見切っていたのは当然の流れでした。

現代と違って、変身忍者嵐放映の頃は時代劇にも特撮を持ち込むことが多かったのですから、こうしたいわば怪人が出てきていたのは味があったと言った方が良いんでしょうね。
オニビマムシ②
オニビマムシ⑤