スクライド②
「怪魔ロボット スクライド」

見た目が完全にミイラ男でしたね。
ミイラ男を施した改造人間や怪人はそれまでも見ましたけど、それでもミイラ男然とした怪人等であり、正体は怪人であることははっきりしてました。
しかもミイラ男という妖怪の存在に捕らわれ、改造人間とか怪人のうまみはなかったように感じました。
でも、現実感のあった改造人間や怪人よりも、得体の知れない妖怪の魔力には感じるところがありましたけどね。

仮面ライダーBlackRXはそれまでの仮面ライダーとは一線を画して見なければなりません。
仮面ライダーBlackRXの前身は仮面ライダーBlackですが、まるで違う仮面ライダーの様です。
仮面ライダーの世界に初めて正式に宇宙というか異次元世界を持ち込んできたわけですが、そこには主軸となる4大隊長とそれを統率していた将軍がいました。
仮面ライダー史上、初めての試みでしたけど、そのためかなり違和感をを感じつつもどこか惹かれるものがありました。
そんな将軍と4大隊長ですら恐れたという怪魔ロボットがスクライドだったようです。
仮面ライダーの世界観に宇宙とか異次元を取り込んだこと自体に違和感がありましたけど、ましてやスクライドはミイラ男然としたロボットがその正体でしたから、違和感も相当なものでした。
一般に考えられそうなロボットとしての姿より、得も言われぬミイラ男然としていましたが、能力としては優れ過ぎた能力があってロボットとしてストレートな能力でしたから、その違和感も逆にとらえていてもよかったと思います。
優れ過ぎた能力は将軍や4大隊長ですら恐れ、クライシス工程の怒りを買ってスクラップ状態にされていたというのですから、スクライドの自我意識が少しでも自惚れたものでなければ、仮面ライダーBlackRXの叶うと頃ではなかったと思いますね。
鈎爪や機銃に変化する右手、腿からのミサイル、腹部から発射する機銃とメタルテープ、目からのビームといった多彩な武器に、人間を取り込んだスクラップ達を操る能力があって、仮面ライダーBlackRXと言えど正式には覚醒前でしたから、その時点での全能力を出せたとしても危ういところでした。

まるで人造人間のようなスクライドは、それでもロボットでしたから電波が大きく作用していたことが、妨害電波で攪乱してしまうところはロボットの宿命のようなものでしたね。
多種多様の能力はジャーク将軍や4大隊長が恐れたということにつながっていましたが、よくよく観察できていれば制御出来たところ、錯乱状態にまでなってしまうところを見ると、ジャーク将軍や4大隊長には大いなる能力があったとは言え、十分に対抗できる素地を感じさせたのも、このスクライドだったような気がします。

しかし、スクライドの能力とその姿は前衛的過ぎて、受け入れずらいところが多々あったというのは見事な欠点でしたね。
スクライド④