バグダラス
「甲虫型宇宙怪獣 バグダラス」

ウルトラマンネクサスを中心としたNプロジェクトは、スペースビーストの考案が最高のヒットでした。
時代が進んだことによって従来の怪獣がどうなっていくのか、ということについての一つの結論だったように思ます。
一端の大人たちが本気で怪獣を考えてみると、こんな具合になったということかもしれません。
Nプロジェクトは残念ながら世間には受け入れられなかったらしく、ウルトラマンネクサスの終了と同時にスペースビーストも終わってしまいました。
それが次作ウルトラマンマックスにおいてはバグダラスという怪獣にスペースビーストのエッセンスが見られたように思います。

ウルトラ怪獣番組の視点を大人の世界から下げてみると、従来の怪獣番組となりましたが、そんな中でも人間の生体エネルギーを吸い取ることで繁殖していこうとする宇宙怪獣バグダラスには、スペースビースト第1号ザ・ワン登場間際の匂いがしました。
地球に落ちてきた隕石の中に潜んでいたということだけでも、スペースビーストのエッセンスがあって、外線探知能力で見つけた獲物をビームノズル「触手光線」で捕まえ、生命エネルギーを吸収することで成長していく様は、そのエッセンスが満載だったような気がします。
決して、これが怪獣の王道とは思いませんが、怪獣番組も宇宙進出が定番のようになっていた時に、バグダラスのような怪獣には宇宙怪獣というより宇宙昆虫、宇宙昆虫というよりスペースビーストという感じがピタリときたと思いますね。

確かに飛行能力にも力強さと速さからウルトラマンマックスを苦戦させましたけど、もっと多種多様な能力か難解な能力を持たせて、それに対抗しようとするウルトラマンマックスなど、見どころの多様化が欲しかった気もします。
バグダラス④