ガボラ①
「ウラン怪獣 ガボラ」

着ぐるみがフランケンシュタイン対地底怪獣に登場したバラゴン、ウルトラQのパゴス、初代ウルトラマンのネロンガ、そしてマグラーから改造されて登場した怪獣がガボラでした。
初代ウルトラマンだけでも3回も再利用された怪獣ですが、それだけ怪獣としては名作中の名作だったという具合にも思われ、それと同時にウルトラ番組も始まったばかりで低予算で番組を作り続けなければいけなかった事情が見え隠れしてます。
ウルトラマンも仮面ライダーも、後にシリーズものとなる位、大人気シリーズでしたけど、シリーズ当初は先の光明を見出すために作り手は低予算の中で必死に怪獣・怪人を作り出していました。
今の時代では感じることの少ない手作り感は、そのまま臨場感をうまい具合に醸し出すことにつながっていきました。
ガボラにしても同じ着ぐるみを何回も利用された怪獣でしたけど、ガボラの顔面を覆い隠すような6枚の鰭は、鰭が覆いかぶさったまま登場したガボラと鰭が開いて顔面が出てきたガボラは、まるで違う怪獣だったような印象が残り、一粒で2度おいしい怪獣でした。
ガボラ
6枚の鰭は鋼鉄以上の高度を誇ったために、鰭を閉じた状態ではまるでドリルのような状態であり、好物のウランを求めて地中を掘り進むことを得意にしていましたね。
自然現象とは言え、台風の過ぎ去った後の緩くなった土壌の中から地上に出てきてしまったガボラは、鰭を閉じたままウランを求めて動いていましたから、目が見えなくともウランを求める匂いや感覚で動いていたようです。
ガボラは巨体を有した怪獣でしたから、ガボラのある種読めない行動は人間にとってかなり危険な動きであったわけです。
そのガボラの動こうとした付近でキャンプしていた少年団が危険にさらされ、化学特捜隊はウランをカプセルに詰めてヘリコプターからぶら下げ、ガボラを誘導しようとしていました。
エンジントラブルでこの作戦は失敗しますが、まるで目の前にニンジンをぶら下げるような作戦であり、優れた感覚を持ったガボラの獣としての特性を現していたようにも思いました。

決して直線的な動きではありませんでしたけど、6枚の鰭で顔面を覆い隠して地中を掘り進んでいたガボラはその傾向がどこかに残っていて、初代ウルトラマンには背後を取られて、6枚の鰭をむしり取られていましたね。
ウランが好物と言うことだけあって、ガボラは放射熱線を吐いていましたけど、これは初代ウルトラマンと言えど危険性がありましたが、それをかわされて正面からストレートパンチを撃ち込まれ、首投げで止めを刺されていました。
最大の特徴であった6枚の鰭をむしり取られた段階で勝負はあったんでしょうね。
ガボラ⑥
ガボラ⑤