バサラ③
「蔦怪獣 バサラ」

ウルトラマンタロウ放映の頃には、いわゆる捨て子問題がありました。
今は赤ちゃんボックスがあったり、それは賛否両論なんだろうけど、子育てに困る親がいるということは社会がそうさせている面もあり、本人のも音大でもあり。
しかしそこは昔も今も変わらないようです。
子供は親の傍にいることが一番なんでしょうけど、そこに荷は子供の意思が無視されているような気もします。

捨てられてしまうこども環境は時代とともに良くなっているんでしょうけど、いつか芽生えてくる子の意思が無視されていることは変わりありません。
捨てられるという事実の向こう側には子供の怨念のようなものが渦巻き、それが元で生まれてきた怪獣・バサラ。
捨てられる子供は時として命を失います。
その怨念にも似たものに満ちた亡骸から養分を得ていたとされていますが、バサラの源は怨念でしょう。

捨てるという行為をした親に復讐、、、悲しいことですが、自分の子供以上に大事なものはないということは昔も今も変わりません。
それが怪獣ですから、余計に怨念という負のエネルギーはバサラに電撃という攻撃を可能としたところに恐ろしさを感じます。

しかも、この電撃は浴びた人間を仮死状態とし、血の一滴まで吸い取ってしまうという吸血怪獣となっていました。
こうした怨念が元となった怪獣は生命力が強かった傾向にありました。
バサラもストリウム光線だけでは倒せませんでしたからね。

社会の世相を反映した怪獣だったとも言えそうですが、見てることがつらい怪獣でもありました。
バサラ④