仮面ライダーSPIRITS~部隊・魔京・盾⑤
「仮面ライダーSpirits~部隊・魔京・盾」

仮面ライダーSpiritsの仮面ライダー2号編は、バダンハンター・SPIRITS登場編でした。
命名者は滝でしたけど、SPIRITSと滝との絡みは後に語られるのですが、スカイライダー編で顔見世程度だったSPIRITSは京都において、ゲルショッカーの再生怪人たちと絡んでいくことになりますね。
ゲルショッカー大幹部ブラック将軍が狙いだったSPIRITSですが、五重塔での熱反応に引き寄せられるように霧に隠れたゲルショッカー怪人たちとの立ち回りは仮面ライダーZX無くして展開せず、しかし、大幹部ブラック将軍とは遭遇せずでした。
この五重塔とは真逆の位置の清水寺にブラック将軍はいたわけですが、バダンシンドロームに侵されていた人並みを辿っていくうちに大幹部ブラック将軍にたどり着いたのは仮面ライダー2号でした。
バダンシンドロームに侵されてしまった人達の生き血を吸うことで、ゲルショッカー怪人を蘇生させ、京都市内にばらまていたわけです。
ナメクジキノコを必殺ライダーキックで葬っても、ブラック将軍によって蘇生され、清水寺でまたもや遭遇してしまったところを見ると、確かにキリがなく、倒しても倒しても蘇ってくる怪人たちを前にして、さしもの仮面ライダー2号も苦戦を強いられたわけです。
仮面ライダーSPIRITS~部隊・魔京・盾⑥

























その再生され続けるゲルショッカー怪人たちは、繭に包まれた幼体があり、それがあったからこその再生でしたけど、そこにたどり着いたのは仮面ライダーZXとSPIRITSでした。
まさかの五重塔の飛翔は、再生怪人がラオックスのなせる技でしたけど、五重塔にはゲルショッカー怪人の夥しい数の幼体がありながらラオックスが紛れていた深い霧は、おそらくブラック将軍を通しての暗闇大使の策略でブラック将軍の怪人体ヒルカメレオンの能力を最大限に生かすために遭遇させようとしたことなんでしょう。

仮面ライダーZXとSPIRITSとの共闘らしくない共闘は、ゴードンというキャラクターが目立っていたようでありながら、ウェイ・ベイもアルベールも見事に絡ませながら、見応えがありましたね。
仮面ライダーSPIRITS~部隊・魔京・盾
























この時の仮面ライダーZXの戦いは、実はガラオックスをどう発見して捕まえるかにかかっていましたが、SPIRITSの初戦をどう見せていくのかに気を取られたかのように、仮面ライダーZXと仮面ライダー2号との絡みがなかったところは少々残念でもありました。
仮面ライダーZXはまだ、仮面ライダーとしての戦いが始まったばかりでおぼつかないようなところもありましたけど、自分のそれまでの罪を贖罪するかのような言動とSPIRITSの反応は、これからの仮面ライダーZXとSPIRITSを思わせるようで、ここがなければ注目される今後がなかったかと思うと大事なスタート地点でもありましたね。
仮面ライダーSPIRITS~部隊・魔京・盾②