ナメクジン④
「ナメクジン」

ナメクジの改造人間なんて、塩をかければ溶けちゃいそうですね。
身体のほとんどが水分ですから、そこを使わない手はないだろうとも思いましたが、なんせ脆弱性たっぷりなので、ナメクジの改造人間はなんて初めて見たような気もしました。
仮面ライダー2号当時のショッカー改造人間にナメクジラがいましたけど、なんともナメクジとクジラの合成のような気もして純粋にナメクジだけの改造人間とは思えない強烈さがあったと思います。
ナメクジの発展系のようなカタツムリは、仮面ライダーアマゾンでカタツムリ獣人がいましたけどね、
それでも、背中に乗っていた殻が大きな特徴でもあり、そうなると見た目、脆弱性丸出しだったナメクジンはネオショッカーのみならず、ここに至るまででも初めてのナメクジ型改造人間だったかもしれません。

脆弱性とは見た目ですが、それに反してナメクジンの右手から溶解細胞が放たれ、人間を白骨化させるというととんでもない武器がありました。
同じ右手からは、NO液という凝固液が噴射され、スカイライダーのトルネードに浴びせて トルネードが作動しなくなり、スカイライダーへの変身能力を奪っていました。
スカイライダーに限らず、風力を得てエネルギーに転化していく仮面ライダーは、風力を得る器官がむき出しになっているため、かなり目立った弱点でもありました。
仮面ライダーとしての超能力を発揮させずに倒してしまうのが、最も打倒仮面ライダー対策だったと思うのですが
意外とそこに気づかず、仮面ライダーに変身してしまった後の超能力と知力へ戦いを挑んでいました。

ナメクジンの対スカイライダー対策は、自らの特徴を生かしてライダーの弱点を突く見事な作戦と実行だったわけですが、いわゆるNO液がトルネードを無回転状態に固めてしまう割には、風力で剥がれ落ちてしまうという脆弱さが露出してしまうのが仇となって、スカイライダー対策は未遂になってしまいました。

仮面ライダー1号がゲルショッカーの大幹部ブラック将軍の正体であったヒルカメレオンに研究され、ゲルショッカー全体で対策が練られて変身不能に追い込まれたことが思い出されます。
仮面ライダーV3もイカファイアにダブルタイフーンに黒墨を吹きかけられ、ダブルタイフーンが作動しなくなりエネルギー補給ができないまま大ピンチに追い込まれたこともありました。
ナメクジンは自らの身体を白い粘液に変えてどんな小さな隙間からも侵入できる能力があったみたいですから、その脆弱性を武器としてしまうこともできたわけで、作戦の繰り広げようによってはゲルショッカーが仮面ライダー1号を、デストロンが仮面ライダーV3を追い込んだ以上にできたのでしょうけど、仮面ライダーの弱点を突くという恐ろしさの前に、初戦はナメクジだったことを思い知らされていたようにも思えました。
ナメクジン①