カブトロー③
「カブトロー」

仮面ライダーストロンガーは電気改造人間でしたから、電気とは切り離せず、仮面ライダーストロンガー自体はもちろん、その愛車であったカブトローも電気の発展形マシンとして考えられていたと思います。
フロントカウル部分自体が雷が落ちた時の衝撃模様のような感じであることが、その証拠のようなものです。
落雷時に走行、いやマシンが突っ走る、そんなイメージがあったのかもしれません。

カブトローの設定は、
全長:2100ミリメートル
全高:1100ミリメートル
重量:200キログラム
最高出力:1200馬力
最高時速:300キロメートル(落雷時:1010キロメートル)
ジャンプ力:200メートル
でしたね。
それまでの仮面ライダーの愛車・マシンは、いわゆる小型原子炉が内蔵されて動力エネルギーを得るものだったと思いますけど、カブトローは仮面ライダーストロンガーと同様電気エネルギーでした。
ただ電気エネルギーとは言っても大気中の静電気を吸収し、燃料補充は不要で、無限の航続距離を誇っていたという当時としてはかなり先の時代を捉えていたかのようなバイクでした。
カブトロー⑤
馬力は仮面ライダーのバイクということを考えても相当なものだったと思いますし、外見上それまでの加歴代の仮面ライダーの愛車と比べて無駄が少ないシンプルなものでした。
どこにそんな馬力がと思いますけど、その名の通り仮面ライダーストロンガーと同様、カブトムシがモチーフだったようにシンプルでいながら馬力たっぷりでパワフルだったというバイクで、バッテリーには常時5万V の電気が蓄えられていました。
パワフルなものにありがちな俊敏性については、速度は意外に出なかったものの、落雷を受け止めてしまうほどの頑強さは、その落雷を受け止めた時には時速1010キロまでスピードを上げることができたようで、まさしくスーパーバイクでした。

そして、それはカブトローサンダーという落雷を光線技にしてしまう大技を持ち得ることとなりましたけど、意外にそんなに陽の目を見なかったことは残念でしたね。
多分エネルギーチャージはどの仮面ライダーも愛車からできたんでしょうけど、それを目の当たりにできたバイクでもありました。

見た目はシンプルでありながら、想像以上のポテンシャルを持っていたスーパーバイク、それがカブトローだったと思いますね。
カブトロー
カブトロー④