「ネズコンドル2号」
ネズコンドルは当初、ペット作戦遂行でペスト菌をばらまこうとしたためか、コンドルよりもネズミの要素が強かったように感じてました。
ネズコンドルによるペット作戦によるペスト菌バラマキ作戦自体はよかったものの、戦闘力に関してはもう一つだったようです。
仮面ライダー打倒のため、少年ライダー本部に潜り込んだのはいいとして、仮面ライダーをその作戦の毒牙にかけようとする前に立花藤兵衛を襲ったものの、追い返される顛末はその証のようでした。
これにゲルショッカー首領は怒ったわけですが、直属の上司であった大幹部ブラック将軍に強化改造されたことで戦闘力が向上していたようです。
ネズコンドルのネズミの口が金属製の嘴となり、この嘴に襲われると、そこから猛毒性のペスト菌に感染してしまうという恐るべき展開。
仮面ライダー新1号に変身する前に本郷猛がその被害にあってしまいました。
しかも、そのペスト菌に対抗するワクチンが開発されておらず、手掛かりはつかんでいたものの、完成できてない状態でゲルショッカーの陽動作戦に乗ってしまうという展開でした。
ネズコンドルはその翼も特殊金属性となり、羽根の一つ一つが金属となったために翼自体も大きな武器となっていましたが、ネズコンドルの口が特殊金属の嘴になったことに代表されたように戦闘能力が飛躍的に向上した改造人間となり、要素としてはネズミよりもコンドルの要素が強くなった感じでした。
失明寸前の仮面ライダー1号がどうやってこの状況を打破したのかは、目に頼ることのない感覚と戦士としての経験から来た立ち回りでした。
めちゃくちゃな状況でありながら、いわば土壇場で効いたのは経験に裏打ちされた戦士としての感覚で、いくらネズコンドルが強化改造されていたとしても、これにかなうはずもなく、ライダー月面キックで撃破されていましたね。
でも、強化改造されたネズコンドル2号でもう1話作っていたとしても面白かったと思うし、ネズコンドル2号の後にはショッカーライダー編につながっていったわけですから、ネズコンドル2号によって満身創痍に近い状態になった仮面ライダー新1号をベルショッカーがつけ込むという展開もありだったんじゃないのかなと思ったわけです。
本郷猛が失明寸前になっても仮面ライダーに変身を果たすことで、全身の細胞が活性化されて戦う仮面ライダーになっていくと思いきや、素体であった人間の状況が色濃く残っていたのは、やはり改造人間という悲哀を背負った人間であったことということを再確認させられた思いでした。
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