ヴァーサイト①
「惑星破壊機 ヴァーサイト」

惑星破壊機 ヴァーサイトについては、怪獣なのかメカだったのかわかりません。
信号によって動き、身体の下部、側面から火花状の光線を出したりしてましたけど、ワームホールから出てきたその成り行きは根源的破滅招来体によってもたらされたことだったのかもしれません。
異次元、或いは別世界から来たのかもしれないヴァーサイトは、あらゆる環境に対抗できる上にコッヴⅡを生み出していたことからすると、超巨大怪獣とみた方がいいのかもしれません。
見た目がメカのようだったし、あらゆる環境に適合してしまいそうなところはメカ的で、あえて自分から攻撃を仕掛けてくるということより、コッヴⅡを大量に生み出すことで混乱を招こうとしたところはやっぱり怪獣なんでしょう。

従来の生き物の概念を取り外してしまったようなヴァーサイトは、根源的破滅招来体によって根源的破滅招来体の狙いのためだけに生み出されてしまったというある意味、被害者だったのかもしれません。
広大な宇宙にはこういう生み出し方をされてしまった怪獣がいたとしても不思議ではないのですが、ヴァーサイトの行動の指針となった信号が、地球上のロックというちっぽけな音楽に反応していたことの方がよほど珍しいことだったと思いますね。
ヴァーサイト③