ギャンゴ④
「脳波怪獣 ギャンゴ」

宇宙には人間なんかの知恵や想像を超えた物体があっても、ちっとも可笑しくないですよね。
宇宙空間に出た途端、そこで起きうる現象自体も人間にははっきりと予想もつかないことがありそうですから、

突如宇宙から飛来した半径2メートル以内の人間の脳波を受信してその思った物体に変化する謎の石、隕石が、金儲けに目がくらんでいた男に盗まれて、歪んだ想いが脳波となって伝わった姿が怪獣ギャンゴでした。
棘だらけの全身に、金属質の回転するアンテナ耳、マジックハンド状の磁石の手、トーテムポール風の腹部の模様がであるギャンゴの井出達は何の脈略もなく、その姿自体が何ともユニークでした。
どこに知恵があったのかわかりませんが、ウルトラマンのまねをしたりと暴れ放題の一面もあって、巷で言う駄々っ子、悪ガキそのもののような怪獣でしたね。
ギャンゴについては怪獣というより、怪獣の姿をしてるものの、本当に意味が分からず脈略も何もない存在として考えていた方がいいみたいです。
確かに、この当時のウルトラマンには子供たちに訴えかけるようなユニークさがありました。
これが後年影響していくわけで、その象徴のような存在がギャンゴであり、ギャンゴが登場した物語でした。
ウルトラシリーズは当初、アンバランスゾーンという側面も抱えながら始まったわけですから、ギャンゴのような怪獣が登場していたのもアンバランスゾーンの一つの表現の仕方だったと思います。
あくまで視点が子供ありきで考えた一つの結論が、そのユニークさだったんでしょうけど、これは当時学校なんかでも大きな話題になっていました。
ギャンゴ②
ウルトラマンっていう番組は、子供のファンタジーが実現した夢の空想世界であり、それが最大の魅力でした。
子供なら自分の頭の中で空想した怪獣がほんとに登場したらいいのになあ、と誰もが空想することだと思います。
ギャンゴはそんな子供の夢をかなえた怪獣だったようにも思います。

更にギャンゴが面白かったのは、金儲けで歪んだ思いを持った男がギャンゴのことを忘れて、ギャンゴが隕石に戻ってしまったというオチですが、いくら迫られても急に眼のお前のことを忘れられるなんてことはありませよね。
こういうのもユニークな空想の世界ならではのことだったと思いますね。
ギャンゴ①