ガマボイラー
「ガマボイラー」

デストロン初の大幹部ドクトルGが秘密裡に来日し、来日することをひた隠しにできた立役者はジシャクイノシシでしたが、大幹部ドクトルG初の対仮面ライダーV3への対抗策はガマボイラーによってもたらされていました。
秘密結社の改造人間たちは、大幹部や首領に対しては忠実な面がありましたが、元が人間ということもあってか性格が出て、いやに勝ち気だなと思うこともありました。
でも、ガマボイラーは存在から何から何まで大幹部ドクトルGのために作り出され、そしてそれをしっかり理解していたためか自覚もしっかりしてました。

ガマボイラーはボイラーとガマガエルの合成改造人間だけあって、吹きかけられると鉄をも溶かしてしまう超高温蒸気を意のままに発することを武器・特徴としていました。
見た目より強烈な武器で、これをうまく使えば仮面ライダーV3との戦いも有利に進め、大幹部ドクトルGのためということなく、自分が対仮面ライダーV3ということにおいて主役になれていたと思います。
短気なようですけど、意外に自制も聞いていたがためにその役目をしっかり果たせることとなりました。
これはガマガエルという側面が大きく役立ったのでしょうけど、勝ち気で自分が自分がという改造人間が多く、改造人間同士の作戦の場合など共闘できない改造人間が多い中、自制が効いて忠実な改造人間だったと思います。
ガマボイラー③ガマボイラー③
大幹部ドクトルGのためのガマボイラーの行動には、仮面ライダーV3の弱点を述べていた仮面ライダー1号、2号の言葉が残されたテープの奪取という面も絡み合っていましたね。
これはバーナーコウモリの時まで引き継がれていきますが、吹きかけることで相手のエネルギーを奪ってしまう体液を仮面ライダーV3へ吹きかけることには成功し、それは見事に大幹部ドクトルGの登場を導きだしていました。
この体液は吹き出してしまうとガマボイラーの命を奪ってしまうという正に諸刃の刃だったわけで、ガマボイラーは正に命がけの作戦をしっかり遂行させたわけです。

大幹部ドクトルGがうぬぼれて仮面ライダーV3を仕留め損なわなければガマボイラーも報われたでしょうにね。
ガマボイラー②