獣人ヘビトンボ③
「獣人ヘビトンボ(成虫)」

獣人ヘビトンボが登場する直前のトゲアリ獣人が倒された際に十面鬼ゴルゴスは「獣人はまだまだおるわい!」と息巻いていましたけど、この獣人ヘビトンボに対して「頼りになる獣人はお前だけになってしまった」と心細そうなことを言っていましたね。
その後のガランダー帝国の時にも獣人が登場していたことを思うと、十面鬼ゴルゴスの配下にいた獣人は獣人ヘビトンボが最後らしいということなんでしょうけど、モグラ獣人がガランダー帝国のことを知っていた向きのことを思うと獣人間でもお互いの存在を知り、レベルの差があったようです。
多分、十面鬼ゴルゴスもそれをわきまえていたと思われますが、十面鬼ゴルゴスと獣人、ゼロ大帝と獣人の間のことはわかりませんが、おそらく恐怖と存在感で獣人を虐げていたものと思われるところ、十面鬼ゴルゴスが「頼りになる獣人はお前だけになってしまった」と心細そうなことを言ってしまったがために、それは後々響いてしまったような気がします。

獣人ヘビトンボが幼虫であり、仮面ライダーアマゾンに両腕を斬り落とされ、蛹に身を包んでいたとはいえ、孵化して繭を破ってみればガランダー帝国のアジトの中。
その違和感とガランダー帝国の幹部という椅子に目がくらみ、獣人ヘビトンボはゲドンを裏切るどころか、仮面ライダーアマゾンと共闘することで十面鬼ゴルゴスを倒そうとしていました。
組織、そして大幹部を裏切ることはゲドンとしてはモグラ獣人に次いで2体目でしたけど、十面鬼ゴルゴスよって命を奪われそうになるところを仮面ライダーアマゾンによって救われたモグラ獣人とは異なり、地位に目がくらんだ裏切りと言えるかもしれません。
獣人ヘビトンボは多分、ガランダー帝国とその恐ろしさを知っていたのしょうね。
始末が悪いと思ったのは、ゲドンを裏切り仮面ライダーアマゾンと共闘して十面鬼ゴルゴスを追い詰めた上で、更に共闘した仮面ライダーアマゾンにも手を返したように襲い掛かったところでした。
正に裏切りの獣人と言えるのかもしれません。
ゲドンまでの悪の組織ショッカー、ゲルショッカー、デストロン、GODでの中ではこうした裏切り者はおらず、脳改造を免れた仮面ライダー1号・2号が組織の裏切り者とされていましたが、仮面ライダー1号・2号は脳改造直前に救い出されていたことを思うと、裏切りという純粋な意味の行為をして当然のようにそのまま倒されていったのは獣人ヘビトンボだけだったと思います。
獣人ヘビトンボ⑤
獣人ヘビトンボの攻撃能力は両手先のハサミと溶解液、そして飛行能力があることでしたね。
従来の仮面ライダーとは違ってメカというより古代インカ文明の医療技術の象徴であった仮面ライダーアマゾンとはいえ、獣性というか野性味と胴体力に優れていたものの、飛行能力を持った敵には劣勢になりがちであったことは従来の仮面ライダーと共通していたことです。
獣人ヘビトンボの二度びわたる裏切りはそれだけ知性があったということにもなりますが、それはガランダー帝国の地位に目が眩んだものだけに、更に仮面ライダーアマゾンを見通すまではいかなかったようです。
そしてそれは仮面ライダーアマゾンの更なる怒りを買って、大切断により四対が必要以上にバラバラにされて最期を迎えていたのは裏切り者の迎えなければならない「結末だったのかもしれません。
獣人ヘビトンボ④