ミエゴン①
「狐火怪獣 ミエゴン」

ウルトラマンタロウは主人公自体が桃太郎のような感じがあったためか、日本古来の伝説にモチーフを求めた怪獣もいました。
九尾の狐という伝説上の妖怪は、自分が子供の頃、昔ばなしか何かで触れた記憶があります。
鳥取砂丘かどこかの妖怪だったという気がしますが、記憶違いかもしれません。
日本古来の伝説かと思いきや、中国の伝説上の妖怪と日本古来の妖怪がありましたが、日本古来の九尾の狐ももとをただせば中国の伝説にたどり着くようです。
こういう伝説上の妖怪に怪獣の要素を求めるのは、妖怪そのものだけではなく、妖怪にまつわる話も気になるところです。
しかし、自分は日本古来の九尾の狐しか記憶になく、しかも幼過ぎてそういう妖怪がいたということ位しか覚えていませんでしたから、気にするどころじゃありませんでした。
霊力、妖力がとにかく強い女妖怪だった記憶しかない九尾の狐。
これをモチーフとした怪獣が、狐火怪獣 ミエゴンでしたね。

ミエゴンは九尾あるのかと思いきやそうではなく、頭上に5本の角が生えていて、透明化能力があったということでしたね。
この透明能力にはどこか妖力があるような感じがありましたけど、ミエゴンは数年前にウルトラマンタロウ登場人物の一人の母親を殺害し、それが狐の霊としてねじ曲がった伝わり方をしていました。
このねじ曲がった人間の気こそが、妖力の為せる業だったかもしれません。
妖力を漂わせつつ、出てきたミエゴンでしたけど、火炎攻撃で暴れるほかはウルトラマンタロウに抵抗できることもなく、スワローキックを浴びて火を吐いたまま倒れたことで、自らの火炎で焼き尽くされてしまったという最期を迎えていました。
妖力の強い怪獣は、自滅に追い込む、或いは幽閉してしまうのが常套手段ですが、その特徴をもっと強く出してほしかった怪獣でした。
ミエゴン



S.H.フィギュアーツ ウルトラマンタロウ 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア

新品価格
¥4,590から
(2019/7/21 18:24時点)