「ウインダム」
ウルトラセブンにはその仲間であるカプセル怪獣がいました。
40メートルもの怪獣が小さいカプセルに収められ、ウルトラセブンが人間体であるモロボシ・ダンの時に常に携行されていました。
見た感じ、そのカプセルは5つあって1つは何故か空、2つ目はウルトラ・アイのエネルギーが凝縮され他の3つのカプセルに影響を与えていたもの、3つ目以降に怪獣が収められていたそうです。
ウルトラセブンの故郷光の国はM78星雲にあったのですが、星雲というだけあって光の国があった星だけでなく、様々な星があったようです。
光の国が太陽の爆発で異常状態になった時と時を同じくして他の星に異常が起こったようです。
その一つがメタル星であり、星に異常が起こった結果金属生命体が支配する星になったようです。
この星の住人たちがウルトラの人たちとどういう運命にさらされて、運命共同体になったかは分かりませんが、ウインダムを見てると明らかに運命を共にした仲間のような感じがします。
ウルトラ一族ほどの超能力はないにせよ、生命が金属化してしまったことに驚きは隠せません。
宇宙空間に浮かぶ星々は、人知の及ばない世界もあって、水と大気がなければ命は発生もしなければ存在もしないというのは、地球人類の勝手な決めごとですから、想像できないほど広大な宇宙の中にそうした命があってもおかしくはないと考えます。
でも、ウルトラセブンの放映の時期にはそんなことすら考えることすらできなかった時代でしたから、全く持って斬新な想像だったと思います。
きっと、メタル星の住人たちも外敵の攻撃にさらされたんでしょうね。
同じM78星雲にいる者としてウルトラ一族の目に留まり、運命を共にする大きな出来事があったんでしょう。
ウインダムはその代表であり、カプセル化されたのはウルトラセブンの超能力によるところでしょうけど、一旦姿を現してしまえば、それがウインダムの本来の姿ということになるんだと思います。
頭脳さえもプログラミングされていそうな電子頭脳でしたけど、モロボシ・ダンがウルトラ・アイを失念したり、敵の罠に落ちて変身不能となった時、時間稼ぎを主目的として起用されたのがカプセル怪獣でした。
印象的に初めて登場したのがウインダムでしたから、ミクラスと双璧みたいなところはあったにせよ、ウインダムの方に目が行ってしまいました。
強くはない。
けれど、巷で言われるほど弱くもなく、行動力はあったと思いますし、レーザーショットという武器まで持っていましたからある程度の戦いは出来たものの、決め手に欠けたといったところでしょうか。
カナン星人にレーザーショット発射口を責められ、電子頭脳が狂ってしまいウルトラセブンに戦いを挑んでしまったのは、あくまでカプセル怪獣である証明みたいなものです。
金属生命体ですから身体的には丈夫な感じもしますが、武器=弱点がむき出しになってしまっていることから、弱くはないが脆かった印象もありました。
でも、ウルトラセブンを語ろうとするとき、ウインダムをはじめとしたカプセル怪獣は抜きにして語れないんですよね。
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