「ラゴラス」
結構カッコいい怪獣だと思ったんですがね。
同時期に現れたグランゴンとは対極の存在でしたけど、どっちの怪獣も結構な出来栄えでした。
マグマ怪獣対冷凍怪獣という対比もよく、先に現れたグランゴンの後を追うように出てきました。
北極と南極が惑星の両極として磁力で引き合うように、対局の存在であったグランゴンの超高温状態にどこかで影響されていたんでしょうね、ラゴラスは。
ただ、対極の存在でしたから相反する存在感は、両者を戦わせていました。
四つ足歩行型の怪獣と2本足歩行型の怪獣同士の争いとも見ることができますが、高い位置から相手を見られたことと、2本足歩行型とは言え、大きな尻尾もあって下半身にどっしり感があったラゴラスの方が有利に見えました。
自然環境にい大きな変化が出てきた時は、火山の噴火や地震等で目覚める怪獣もいるでしょうけど、グランゴンもラゴラスもその一種だったと思います。
自然環境の変化とかマイナスエネルギーの発生ということからアンバランス現象を招き、怪獣が出てきてしまうのはウルトラQから始まり、帰っていたウルトラマンやウルトラマン80で取り上げられていたことがありました。
でも、グランゴンやラゴラスを見てると、帰ってきたウルトラマンやウルトラマン80の時のようにトリッキーさは感じません。
怪獣の王道を行くようなデザインと造形には、懐かしさを感じることもありました。
特にラゴラスは怪獣らしい怪獣という印象がありましたが、演出が足りなかったことと目に瞳を入れてしまったことで、どこか可愛らしさも出てしまいました。
ウルトラマンマックス第1話で登場してきたのですから止む無い面もあったと思いますが、グランゴン・ラゴラスどちらか11匹だったら地球防衛軍らしき存在にも倒せたのかもしれません。
つまり、対極の存在でありながらグランゴンとラゴラスは、同時に出てきたことでウルトラマンマックス登場の必然性が導き出されたということになるんでしょうね。
ラゴラスは冷凍怪獣とされていますが、魚の鱗も感じさせるその体の表面からは深海怪獣だったと見ることも出来るでしょう。
零下240度の冷凍光線というのも存在感が出ていましたが、結構な怪力の持ち主だったと見ることも出来るでしょうね。
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