HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

2017年06月

3
カマキリガン④
「カマキリガン」

ドグマ怪人は、組織の独自拳法であるドグマ拳法とメカニカル的要素が前面に出ていたところに魅力があると思っていました。
仮面ライダー自体が仮面ライダー1号からして肉体にメカを持ち込んだ改造人間であるところから始まりましたけど、より明確になったのが仮面ライダーXですね。
深海開発用改造人間=カイゾーグなんていう設定はメカ無くしてはありえないことでしたから。
しかも仮面ライダーXは沖縄拳法の使い手であったという隠されたような設定は、拳法の使い手であるという初の試みが隠され、しかもメカ的要素がある事が前提であった仮面ライダーXは見た目にはそういうことが感じられませんでした。
これって、あんまりメカが表に出てしまうと逆効果になりそうだということに配慮したことだと思うんですけど、仮面ライダースーパー1に至っても、そこは同じでした。
でも架空ではありましたが、赤心松林拳という拳法の使い手であるということが前面に出てきたことは非常に嬉しく思いましたね。
だからこそ、その敵であったドグマがドグマ拳法を使うのなら、徹底して押しまくってほしい願望がありました。
仮面ライダースーパー1の第3話に登場したドグマ怪人カマキリガンは、明らかにカマキリの改造人間でした。
瞬時に、勝負時にいきなりカマキリガンの手先に現れた大釜は、カマキリガンの唯一にして最強の攻撃用の武器でしたが、個の大釜を使うことで、よりカマキリの改造人間らしさが演出されていたと思っていたんです。
だからこそ、ここにドグマ拳法らしい蟷螂拳でも交えて独自の憲法の使い手であって欲しかったわけですが、何故かカマキリガンは拳法とは無縁のドグマ怪人でした。
カマキリガン
その代わりと言っちゃなんですが、その身体はカマキリガンの体内に仕込まれているメカが透けて見えて、しかも焦点の定まらない大きな目は、グルグル常に回っているようでしたね。
これって敵をに目くらましを食らわせるような催眠効果があったらしいですが、この催眠効果を使って大釜で仕留めるkとがカマキリガンの攻撃パターンであったようです。
しかし、カマキリガンが登場した時点でも、多分、ドグマは仮面ライダースーパー1を主においていたようなこともなく、従って実は同じ改造人間でありながらまだドグマ怪人は仮面ライダースーパー1に追いついていないということを見逃していたようです。
催眠効果など、高度な改造人間であった仮面ライダースーパー1に通用せず、自慢の大釜も仮面ライダースーパー1のパワーハンドで見事に折られていましたしね。
要するに主眼に置いていなかったため、仮面ライダースーパー1対策が取られていなかったことが、カマキリガンの能力が意外に乏しいことにつながり、ドグマ拳法を取得させていなかったことに現れていたように思いますね。

それでも体内メカが面白いように見えていたカマキリガンは、ここに至っての敵型改造人間としてはかなり出来が良かったと思わせられただけに、惜しいことをしたなと思いましたね。
カマキリガン①

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5
マグマ星人
「マグマ星人」

番組通しての敵が宿敵という構図は、それまで見られませんでした。
ウルトラマンAでヤプールがその構図にハマりそうだったんですけど、途中でヤプールは倒され、怨念が陰で糸を引くような形でウルトラマンAという番組の最後まで走ってしまいましたが、やっぱりヤプールは最後の最期で倒されることを期待してました。
しかもヤプールはウルトラマンAの敵ではありましたが、宿敵でなく、これはウルトラ戦士の設定そのものがそういう設定をし難くしていたんでしょうね。
だから、ウルトラマンレオが始まるということを知った時は、あのウルトラセブンがまた見られるんだということとウルトラマンレオにとっての宿敵たる宇宙人が出てくるという期待が湧きました。
まだ情報量が少ない時代ですから、その少ない情報にも食いついていたということですね。
ブラックギラスとレッドギラスという強力双子怪獣に大苦戦を強いられ、挙句の果てには足を折られてしまい、ウルトラセブンは変身不能となって早速見られなくなってしまいましたが、マグマ星人の演出はある意味、見事だったと思いますね。
ウルトラマンレオの第1話と2話に限っては。
口と目のあたりが露出していたマグマ星人は、その黒いレザースーツのような井出たちが、悪辣かつ辛辣で、阿漕な真似が得意の侵略宇宙人を上手い具合に演出していましたね。
ブラックギラスとレッドギラスという強力双子怪獣に大苦戦していたウルトラセブンの窮地に、美味しいとこ取りをするかのように雷鳴響く黒雲の中から登場してきたマグマ星人は、設定上宇宙拳法の使い手であったということでしたけど、拳法家であっても実戦経験のなかったウルトラマンレオに終始圧倒されていたところからすると、戦闘能力が高いのではなく、悪知恵を回すタイプの侵略宇宙人であったようです。
ウルトラマンレオに圧倒されながら、なんとかそこから逃れようとした際に口笛でブラックギラスとレッドギラスを呼び寄せようとした際に、ウルトラセブンに抑え込まれようとしたブラックギラスとレッドギラスとの間で首占めにしていたウルトラセブンをサーベルから発射した怪光線で吹っ飛ばしたところを見ると、潜在的に高いものを持っていたかもしれません。
宇宙に浮かぶ様々な惑星を侵略、破滅に追い込んでいたのは実際にはブラックギラスとレッドギラスという強力双子怪獣の破壊活動によるところが大きいですけど、それもマグマ星人の悪辣な悪知恵が無ければそこまで行ってなかったかもしれませんね。
マグマ星人⑦
滅ぼされた惑星の中にウルトラマンレオの母星があり、そこから難を逃れて地球にやってきていたウルトラマンレオにとっては、いずれ戦わなければいけない敵であり、それはまさしく宿敵だったと思います。
しかも、ウルトラマンレオの弟アストラまでもが、マグマ星人の手に落ちていたことを思うと、余計に宿敵としてのマグマ星人の立場はウルトラマンレオという番組のにおいて大事な位置にあったと思っていました。
どういう具合か分かりませんけど、ブラックギラスとレッドギラスという強力双子怪獣を育て上げ、操っていられたことにマグマ星人は溺れてしまい、自らを高める努力を怠ってしまった宇宙人であるとも言えるかもしれません。
だから、マグマ星人に期待するところは大きく、ウルトラマンレオは努力と鍛錬の結果、ブラックギラスとレッドギラスは倒せましたけど、マグマ星人は逃亡したのですから、その後どうなるんだろうというものがありました。
結局、このマグマ星人とは別個体の宇宙人が後に出てきましたけど、このマグマ星人を活かせなかったのは、非常に惜しいことをしたなと思うんです。
いわば中途半端な形で物語が進んでしまったことは、番組自体の設定はよかったのに、様々なアレンジを変えていったことと相まって、マグマ星人の再登場を果たせなかったということになってしまったんでしょうけど、それでも惜しいことをしたなという想いは今でもついて回りますね。
マグマ星人③

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3
コウモルジン
「コウモルジン」

仮面ライダーも仮面ライダー旧1号の頃は体色も黒っぽく、夜がメインでのシーンにはつらいものがありました。
闇夜と仮面ライダーが良く見えないですからね。
仮面ライダー第2期に登場したスカイライダーも強化前は全体的に黒っぽく、それは仮面ライダー旧1号を意識していたのですから仕方のないとなんですけど、蝙蝠男よろしくやっぱり出てきましたコウモリがモチーフであるネオショッカー改造人間。
コウモルジンは蝙蝠がモチーフでしたから当然のように体色も黒っぽかったのですけど、体毛に乏しく全体的にレザースーツのような感じでした。
蝙蝠男と違って、改造人間なのに人間らしくないのはそうした面が反映されていたからなんでしょうけど、もしかするとショッカーからネオショッカーに至るまでの暗黒組織のことを思うと、それだけ人体改造技術が向上したということと、人間よりもモチーフとなった動物の特徴がより生かされていたということかもしれません。
実際には吸血コウモリはほとんど存在しないのですけど、多分こういう設定は吸血鬼ドラキュラからきているものであって、そのためにオドロオドロした雰囲気が漂っていました。
吸血行為によってビールスを振りまいてしまうコウモリ型改造人間の特徴は、ショッカー以降うまくいかされていました。
コウモルジンの毒素を散布してしまうコウモルジンの爪先と被りつく口に生えていた牙のようなものは、そのまま戦闘能力の向上を意味し、やっぱり改造人間の戦闘能力を向上させる技術が上がっていたと思わせました。

それに実際の蝙蝠が行動する指針となった超音波は、コウモルジンのコウモル笛に生かされていました。
催眠音波と同時に耐えられないような超音波は、そのままその音波を聞いてしまう人間を仮死状態にまでしてしまい、毒素というか感染ビールスを感染した空くしてしまう側面も持っていました。
スカイライダーでさえ苦悶してしまうこのコウモル笛からは発せられる超音波が、しっかり攻撃用の武器として機能していたならば、スカイライダーとの戦いもどうなっていたのか分かりませんでした。
スーパーライトウェーブというスカイライダーの優れた能力に防がれてしまい、うろたえてしまったコウモルジンは、そのままスカイキックを喰らって消滅してしまいますが、なんとも改造人間らしい闇夜の似合う改造人間でした。
コウモルジン①
コウモルジン⑤

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5
ライダーシザース
ライダーシザース①
ライダーシザース②
ライダーシザース③
ライダーシザース④
ライダーシザース⑤
「ライダーシザース」

ライダーシザースは、空中の敵の首にカニばさみをかけ、1回転して叩きつける技とされているようです。
仮面ライダー1号は後に48もの技を持つ技の戦士とされ、そのどれもが他の仮面ライダーに真似ができない独自性あふれるものでした。
そんな仮面ライダー1号も、仮面ライダー旧1号とされていた頃は、知能指数600という信じられない知能を持つ天才科学者でかつ有能なスポーツマンであるところから始まっていました。
自らの肉体が、意識を失っている間に整体改造を施され兵器と化してしまったショックは想像の域を超えていたでしょう。
しかし、蜘蛛男、蝙蝠男との戦いにおいても、そこに至るまでの変遷で自分のパワーを自らの意思でかなり調整できるようになっていたことが見受けられ、そこに元々の格闘センスが加味されていったことから、ショッカー自体が意図した改造人間ではなくなっていたと見ることもできます。
仮面ライダー自体はバッタの能力を植え付けられた改造人間ですから、その脚部の強力さに最大の魅力があったはずです。
ライダーキックが決め技になったのは、その強力な脚部の力が大きいですけど、それだけではないはずです。
どんな局面でキック技に持って行くのか、どのポイントで脚部の力を入れ込むのか、相手の姿勢に対してどういうライダーキックを打ち込んだらより効果的になるのか、これらを瞬時に考えて判断してたところに仮面ライダー旧1号の格闘センスが秘められているはずです。

ショッカー改造人間第3号はさそり男でした。
このさそり男は本郷猛の親友だった男がショッカーの改造手術を受けたことによって変貌してしまった姿であり、それを知った本郷は戦っていてもどこかに抵抗感が残っていたと思います。
さそり男の最大のポイントは首から上の顔面にあったわけですから、少なからず抵抗のあった敵と戦わざるを得ない状況においてどう仕留めるのかは、そのさそり男のポイントを攻めて瞬時にケリをつけることにあったと思います。
仮面ライダー旧1号は、前のめりに突っ込んできたさそり男のポイントにライダーキックを決め込もうとしてエネルギーをチャージし大きくジャンプした時点で、さそり男のもう一つのポイントであった左腕先の大きな鋏が邪魔になると判断し、仮面ライダー最大の特徴であった脚部の力を最大限に使って鋏まるごとさそり男の首あたりを開いた両脚で挟み込み、捻り上げるようにしてさそり男の自由を奪います。
その上で、地面に叩き付けてケリをつけしまう、、、それがライダーシザースだったと思います。

本郷猛こと仮面ライダー旧1号の天才科学者だったことが裏打ちされた格闘センスが如実に表れた必殺技で、さそり男対策用の技でもあったため、この1回限りの使用となりました。
ライダーシザース⑥
ライダーシザース⑦
ライダーシザース⑧

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2
コスモリキッド④
「コスモリキッド」

捕食、、、当時聴き慣れなかった言葉がコスモリキッドにはありました。
帰ってきたウルトラマンでは、ツインテールがグドンの捕食の対象となっていましたけど、具体的に表現されることはありませんでした。
表現の仕方によっては、捕食も演じてよかったと思うんですよ。
ただ、いつの時代でも特撮の世界では捕食シーンの演じ方は難しいらしく、思い切りグロテスクになるかあっさりしてしまうかのどちらかだったように思います。
コスモリキッドは、一つの特徴として長く伸びた舌で人間を捕食すると言う者がありましたけど、その存在は何故か同時期に存在してしまったライブキングの捕食対象になっていたようにも見えました。
コスモリキッドの捕食のシーンはグロテスクさを避けるためか、あっさりという感じもしましたけど、然程能力のない怪獣だったのに、多くの能力の一つみたいに演じられて、要するに演じられ方が下手だったんですね。

そういう捕食は、コスモリキッドが液体状態の時に発揮されていましたけど、本来巨大怪獣なのに液体と化して気取られないでいられた能力は、それまであったようで非常に面白い設定だったと思います。
液体と化していられるということはダメージも少なくて済むし、回復も図られ、移動するにしても逃げるにしても非常に有効で、こういう能力を持った怪獣がそれまであんまり見られなかったことが不思議にも思えました。
要するに水だから電撃に弱かったということは分かりましたが、冷凍化されてZATに粉砕されて最期を迎えてしまったのは逆に不思議でした。
粉砕されれば、粉状態から液体状態に戻り、復活していく側面もアリだったと思うからです。
このコスモリキッドは、その名の通り、能力的な面から考えても宇宙怪獣であったことは間違いないと思いますが、ライブキングの咬ませ犬の如き怪獣で、見た目にも特撮技術の意外な手抜きが感じられてしまい、残念でした。
コスモリキッド③

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3
サソリ奇械人
「サソリ奇械人」

仮面ライダーシリーズも仮面ライダーストロンガーまで来ると、改造人間のモチーフも去ることながら、設定自体に行き詰まりが明らかとなってきていました。
サソリ奇械人は、その名の通りまさしく奇怪な感じがアリアリで、歴代のサソリの改造人間よろしくコテコテ感が如実に出ていました。
特に顔面の部分ですね。
これはサソリがモチーフなので当然のようでしたけど、それ以外の部分、両腕を除いた胴体から脚部に関してはあっさりしてしまったものでした。
思うに、ブラックサタンとは仮面ライダーストロンガーだけが突出してしまい、どうしてもそこを超えようとする改造人間が作り出せず、また、敵である仮面ライダーストロンガーをどうにかしてやろうという意気込みもあまり感じませんでした。
幹部であったタイタンだけがそれを感じる存在であり、その配下であった奇械人にはそれが乏しいことがもう一つ盛り上がり感を作り出せなかった要因でしたけど、これは奇械人とはどういう改造人間なのかに専心してしまった毛化なのかもしれません。

サソリ奇械人は左腕が大きな鋏で、切断力は抜群だったんでしょうけど、この鋏を伸縮自在の腕で至近戦でも距離があっても効果が発揮できるように設定されていました。
でも、その伸縮自在の腕がおもちゃのマジックハンドのようであったところに、魅力半減の要素があったということになると思いますね。
今に時代と違って、低予算で作ろうという時代でしたから、アイデア自体でどうにでも効果が出そうではありましたけど、いくら行き詰まり感があったからといって、おもちゃの世界まで取り込んでしまうのはどうかと思います。
手作り感満載で、アイデアの勝負ということは、リアルさが売りの時代でもあったということであり、そこにおもちゃの世界を取り込んでしまっては、面白さも半減してしまうと言うものです。
サソリ奇械人の左腕はハサミであることに対し、何故か右腕はサソリ麻酔銃であったという矛盾。
バランスが取れませんでしたね。

サソリ奇械人はまだ仮面ライダーストロンガーが始まって第3話目という時期であり、効果を早急に求め過ぎていたのかもしれません。
ブラックサタンレインジャー部隊の構成メンバー育成のための作戦とはいっても、いつも用いられる設定であるならば、もっと見応えのある展開であって欲しかったと思いますね。
サソリ奇械人④
サソリ奇械人①

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5
バキシム①
「バキシム」

これは傑作怪獣でしたね。
ウルトラマンAに登場してたのは超獣ですが、番組開始から巨大ヤプールが倒されるまでに登場した超中には傑作が多かったですけど、バキシムはその中でもヤプールが自ら変身し、そして他のヤプールに操られる超獣の中でも生体兵器然とした超獣としてはベロクロンと並んで傑作だったと思います。

バキシムは芋虫と宇宙怪獣の融合でしたけど、ただの芋虫という訳ではなくキバの生えた芋虫で通称キバムシ、それを置き換えてムシキバ、更にさかさまにそれを呼んで「バキシム」と命名されたそうです。
そういうことを想うと、まず怪獣をデザインし、そこから命名するというのではなく、その逆のパターンであり、詰めるべき名前にもこだわって、そこからデザインしていたような感じがします。
これもこだわりなんでしょうけど、味わい深いものがあります。
そういう具合に考えていくとバキシムの場合、強い弱いという戦闘能力の強弱よりも設定に合わせた多種多様な身に着けていた武器の数々を、どう見た眼と印象に合わせて行ったのかが大きな命題でした。
だから、バキシム登場の際の空が割れて異次元空間から出てくるワープのような登場の仕方はインパクトがすごく、こういう登場のさせ方はバキシムの印象を引き出していくにはどうするのかがよく考えられていたと思いますね。
バキシム
バキシムの武器は、手先や嘴から発射するミサイル(ロケット弾)と手から放つ火炎、それにバキシムの象徴のようであった一本角が誘導ミサイルになっていたものですが、それに加えて太く長い尻尾はしっかり表現されていなかったものの、かなり強烈な武器でした。
表立った武器の中でも手先から発射していた火炎は、超高温火炎であり、TACやウルトラマンAを苦戦させる大きな要素になっていましたね。
これらの武器もそうですけど、バキシムは子どもの姿からいきなり巨大化してバキシムの姿の変身していきますが、子どもの姿でも殺傷能力があったということは、この辺りはヤプールの持っていた超能力が表現されていたかのように思えます。
これらに加えて、空を割ったように3次元と異次元空間の移動能力を見せていたことが、敵を欺く最も有効な武器になっていたのであって、バキシムという超獣が如何に設定に想いを張り巡られていたかが伺われます。
最期はウルトラマンAのウルトラスラッシュで切断されて倒されますが、バキシム登場の魅力はそこにあったわけではなく、登場からそこに至るまでの変遷に想いを馳せることにあったようです。
バキシム⑥
バキシム⑤

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3
フルムーンレクト④
「フルムーンレクト」

慈愛のウルトラマンとされたウルトラマンコスモスは、それまで登場したことのない蒼い姿をしたルナモードがメインの姿であるウルトラマンでした。
ウルトラマンとか仮面ライダーに代表される特撮HEROは、怪獣や怪人を武力や超能力で打ち倒すことに見応え感と面白さがあったと思いますし、それに間違いはなかったと思います。
あくまで、画面の向こう側の作られたものですから、当然のように現実のものとは違った世界のものですが、よりリアリティを追求してたことは、特撮の世界の基本であり、魅力の根幹です。
ウルトラマンコスモス自体はリアルに見ていたわけではないですが、見返してみると、どこか現実と特撮の世界が区別されているようで混在してる要素も多かったです。
ウルトラマンや仮面ライダーを見て、それを真似るというのは昔も今も同じようなものですが、それを区別させるのは番組制作者ではなく、保護者の役目であるはずです。
それが保護者が責任を果たさず、番組自体に影響が出て、こうした慈愛のウルトラマンが出てきてしまったことは、現実と特撮という空想の世界の区別がなされない世の中になってしまったという想いが強くありました。

そういう声を無視して、単に慈愛のウルトラマンというのは面白い感じがするコンセプトでもあります。
ウルトラマンコスモスは様々なモードを用い、場合によっては武力に訴えることを主としたモードも後に出てきましたが、慈愛、、、これが蒼い姿であることの結びつきに面白味があったと思います。
ウルトラマンと言えば基本的に体色は銀であったところ、燃え盛る闘志も持ち合わせ、それが赤の要素となっていたことにより、攻撃用の超能力が発揮されることに魅力がありました。
ここを反転させた設定のウルトラマンがウルトラマンコスモスですから、主だった姿のルナモードが蒼い姿であったことは、設定も体色も能力もそれまでとは反転した設定であったということです。
その蒼に象徴される慈愛の武器が、怪獣を懐柔させるが如く使われたフルムーンレクトでした。
フルムーンレクト⑤
フルムーンレクト⑥
フルムーンレクト⑦
フルムーンレクト⑧
フルムーンレクト⑩
これは攻撃用ではなく、両手を斜め上に揚げた後、右の手のひらを前に突き出して放ち、相手の高ぶる感情を鎮静化させて大人しくさせる興奮抑制光線ということでした。

これって、地球の弟のようである月のまだわからない未知の力を感じさせていたと思います。
地球と月は、引力や重力関係があるように、もともと武力に秀でた超能力戦士であったウルトラマンコスモスだったからこその決め技だったという具合に考えますね。
闘って武力を発揮させることで怪獣を倒すこのみならず、怪獣を大人しくさせて沈静化させることも超能力者の役目だとしたら、ウルトラマンコスモス(ルナモード)の登場は非常に面白味があったということです。
従来の光の国からやってきたウルトラ戦士と違い、M78星雲の使者ではなかったところにウルトラマンコスモスの斬新さがあったということになるかもしれません。

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3
カマキリ獣人①
「カマキリ獣人」

以前書いた「ジャングラー」というマシンは、仮面ライダーアマゾンとは対極にあるようなバイクでした。
南米アマゾンの秘境からやってきた仮面ライダーアマゾンは、インカ文明上の秘術によって生体兵器のようにされた改造人間ですからメカニック要素とは無関係ですし、一方バイクはスーパーマシンとなってメカニック要素の頂点にあるようなものですから、相容れないような関係に思われがちです。
しかし、仮面ライダーアマゾンは、姿が仮面ライダーのようで仮面ライダーという冠を背負っているものですから、バイクは愛車とならなければいけない関係であったはずです。
この2つを結びつけるせってんとして立花藤兵衛が登場してくるのは当然の成り行きでしたけど、それがやっと第3話にして、なんとオートレーサーとして登場してきました。
そこにゲドンが絡み、カマキリ獣人が登場してくるわけですが、人間を襲えば仮面ライダーアマゾンをおびき寄せることができると十面鬼ゴルゴスに入知恵されて行動してくるところに、初めてバイクというメカを見て混乱してる仮面ライダーアマゾンという要素が絡まり合って、カマキリ獣人の思惑通りに事が運んでいくどころか、人殺しという濡れ衣を着せられてしまいます。

ここに余計に仮面ライダーアマゾンと立花藤兵衛の関係がしっかりさせていく素地が出来上がっていくわけですが、この第3話はそうしたことが重要だったのであって、カマキリ獣人はまるでおまけのようなものでした。
両腕先の鎌が最大にして唯一の攻撃要素だったカマキリ獣人は、得体の知れない白い泡を吹き出し、敵を身動きできないよう固めてしまう武器も持っていました。
ただ、仮面ライダーアマゾンを倒すとかギギの腕輪を奪うほどの攻撃能力はなく、戦闘能力に若干の弱さがあったということは、作戦立案に問題があったということも言えそうです。

クモ獣人、獣人吸血コウモリともに最後は十面鬼ゴルゴスに処刑されたことを思えば、カマキリ獣人は初めて仮面ライダーアマゾンにやられた獣人ということになりますが、最後のモンキーアタックからジャガーショック、そして大切断という仮面ライダーアマゾンの攻撃の流れは、そうしたことも意識されていたかもしれません。
カマキリ獣人③

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4
アーストロン③
「アーストロン」

ザザーン、タッコングと非常にユニークな怪獣が、帰ってきたウルトラマン第1話には出ていました。
これらの怪獣は帰ってきたウルトラマンとは戦わずして、ザザーンはタッコングに打ちのめされ、そのタッコングは海中に姿を消しました。
だから、帰ってきたウルトラマンと初めて戦った怪獣はアーストロンということになります。
このアーストンに関しては、酢の姿形がユニークだったザザーンとかタッコングと違って、怪獣の王道を行くような姿をしてましたけど、企画の段階ではいろいろな紆余曲折があったみたいです。

帰ってきたウルトラマンは、ウルトラセブン以来の何年か振りのウルトラ戦士でしたが、まさしく人間ドラマのような重厚な番組設定は、そのまま帰ってきたウルトラマンにも取り入れられようとしていたようです。
キングザウルスⅢ世の時の流星キックは、一キングザウルスⅢ世に敗れた帰ってきたウルトラマンが人間体に戻った時、様々な思考の結果訓練と鍛錬によって編み出された技ですが、この展開はアーストロンの時に使われようとしたらしいです。
怪獣の王道を行くということは、それだけアーストロンが強力に設定されようとしたということで、その名残がアーストロンの吐くマグマ光線に現れていますね。
帰ってきたウルトラマン第1話には、ザザーンやタッコングが次から次へと現れ、しかも帰ってきたウルトラマン導入の説明もしなければならなかったため、企画の段階で設定されようとしたアーストロンは演じきれなかったようです。
よく見てみれば、アーストロンの身体は全体的に三角形をしており、思考をつかさどる脳は少ないけれど、地中を掘り進むための頭部の角をてっぺんに、下半身は強靭強力なものを感じる土台のようになっており、しかもその太くて強力な尻尾は帰ってきたウルトラマンをしっかり苦戦させていた代物でしたね。
形だけは、かのレッドキングのようで、それでいて恐竜然としたその身体は、これが怪獣なんだということをアピールしていたかのようでした。

この頭部の角はアーストロンがアーストロンたる象徴のようなもので、これがあったからこそ、実はアーストロンは地中怪獣であって強力なんだということになり、だけど、その角を捥がれれば急速に弱まってしまうという両刃の刃のようなものでした。
ただ、目が優し過ぎましたね。
強力だからこそ、何をしでかすか分からない要素をその目に持たせてほしかったと思います。

地中怪獣だからこそ、地中から現れて火山が噴火し、スペシウム光線を浴びてフラフラとなって噴火口へ落ちたことで最期を迎えたことは、いかにも強力怪獣らしい最後であり、帰ってきたウルトラマンが初めて戦った怪獣の最期としては見ごたえのあるものでした。
アーストロン⑥
アーストロン①

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