「カマキリガン」
ドグマ怪人は、組織の独自拳法であるドグマ拳法とメカニカル的要素が前面に出ていたところに魅力があると思っていました。
仮面ライダー自体が仮面ライダー1号からして肉体にメカを持ち込んだ改造人間であるところから始まりましたけど、より明確になったのが仮面ライダーXですね。
深海開発用改造人間=カイゾーグなんていう設定はメカ無くしてはありえないことでしたから。
しかも仮面ライダーXは沖縄拳法の使い手であったという隠されたような設定は、拳法の使い手であるという初の試みが隠され、しかもメカ的要素がある事が前提であった仮面ライダーXは見た目にはそういうことが感じられませんでした。
これって、あんまりメカが表に出てしまうと逆効果になりそうだということに配慮したことだと思うんですけど、仮面ライダースーパー1に至っても、そこは同じでした。
でも架空ではありましたが、赤心松林拳という拳法の使い手であるということが前面に出てきたことは非常に嬉しく思いましたね。
だからこそ、その敵であったドグマがドグマ拳法を使うのなら、徹底して押しまくってほしい願望がありました。
仮面ライダースーパー1の第3話に登場したドグマ怪人カマキリガンは、明らかにカマキリの改造人間でした。
瞬時に、勝負時にいきなりカマキリガンの手先に現れた大釜は、カマキリガンの唯一にして最強の攻撃用の武器でしたが、個の大釜を使うことで、よりカマキリの改造人間らしさが演出されていたと思っていたんです。
だからこそ、ここにドグマ拳法らしい蟷螂拳でも交えて独自の憲法の使い手であって欲しかったわけですが、何故かカマキリガンは拳法とは無縁のドグマ怪人でした。
その代わりと言っちゃなんですが、その身体はカマキリガンの体内に仕込まれているメカが透けて見えて、しかも焦点の定まらない大きな目は、グルグル常に回っているようでしたね。
これって敵をに目くらましを食らわせるような催眠効果があったらしいですが、この催眠効果を使って大釜で仕留めるkとがカマキリガンの攻撃パターンであったようです。
しかし、カマキリガンが登場した時点でも、多分、ドグマは仮面ライダースーパー1を主においていたようなこともなく、従って実は同じ改造人間でありながらまだドグマ怪人は仮面ライダースーパー1に追いついていないということを見逃していたようです。
催眠効果など、高度な改造人間であった仮面ライダースーパー1に通用せず、自慢の大釜も仮面ライダースーパー1のパワーハンドで見事に折られていましたしね。
要するに主眼に置いていなかったため、仮面ライダースーパー1対策が取られていなかったことが、カマキリガンの能力が意外に乏しいことにつながり、ドグマ拳法を取得させていなかったことに現れていたように思いますね。
それでも体内メカが面白いように見えていたカマキリガンは、ここに至っての敵型改造人間としてはかなり出来が良かったと思わせられただけに、惜しいことをしたなと思いましたね。
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