HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

2017年07月

ショッカー改造人間第4号~サラセニアン5

サラセニアン④
「サラセニアン」

発語無き恐怖。
そんなものを感じたショッカー改造人間サラセニアン。
食虫植物のことなど全く知らず、ましてサラセニアのことなど全く知りませんでした。
今の世の中のように情報が満ち溢れ、知ろうとせずとも情報が入って来るような時代ではなく、何かきっかけがあって入り込んでいかないと、何も分からなかった時代において仮面ライダーという特撮HERO番組に出てくるショッカー改造人間のモチーフは、興味芯というものをくすぐる格好のものだったと思います。
動植物が好きでも、食虫植物まで知っていたのは結構稀なことで、そういうところにまで目が言った当時のスタッフの意気込みが分かろうと言うものです。
普段は食虫植物サラセニアの姿をしていて、ショッカーの改造人間の素体になり得る人間をさらう時にその能力を発揮しようと改造人間サラセニアの姿になっていきます。
まさしくそれは人間を捕獲しようとしながら、食虫植物のように捕食しているかのようで、まさしくそれは人食いサラセニアンそのものでした。
これがサラセニアン最大の能力であり、仮面ライダーに人質として捉えられたショッカー戦闘員の始末の模様も、暗闇に溶け込んでしまう姿が、実にサラセニアンに似合っていて、声を発することなくヒタヒタとすり寄る様にして戦闘員の存在を消していきました。

あくまでサラセニアンの要素は植物にあったわけですから、植物が言葉を発することなど想像もできず、「エケエケエケ、、、」という鳴き声にも似た呻き声のようなものが、サラセニアンの存在を認識させながら怪奇性を滲み出すような効果があげられていました。
サラセニアン②
ショッカーの改造人間と言えばどうしても戦闘能力と身体能力の高さを出すように演出されていましたけど、これって裏切り者仮面ライダーをどう始末するかの為であることが大きかったと思います。
けれどmショッカーと言えども基本的には暗黒の秘密結社という組織であり、頭脳があってもそれを生かす酢体がないといけないわけで、サラセニアンのような改造素体を秘密裏に蠢いて集めてくる存在が必要でもあったわけです。

ショッカー初の植物型改造人間は、そうしたことから生み出されたと考えていますが、まだこの頃のショッカーの人体改造技術は、誘拐能力と淺津力を併せ持つような改造人間は作り出せなかったということでもあり、仮面ライダー対ショッカーの戦いは、まだ序章であったことの裏付けのようでもありました。

それでも殺気と気配、それだけで恐怖心を与える声なき改造人間サラセニアンは、背中で物言う改造人間のようでもあり、このサラセニアンを演じた俳優さんの気配りは大変だっただろうと思いますね。
でも、そうした姿勢こそが仮面ライダーをHEROたらしめる大きな要素となったことには間違いはありません。
サラセニアン

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インベーダー怪獣第1号~アイアン3

アイアン
「アイアン」

昔は宇宙からの侵略者を称してインベーダーと呼ぶこともありました。
文献などではよく見られたインベーダーという呼び名は、これを使った特撮番組は見られず、また見られるとは思っていませんでした。
ウルトラマンをはじめとしたウルトラシリーズも第2期に入った頃、それに触発されたように様々な特撮番組が乱立しましたけど、地方によっては放映されていなかった番組もあり、いくら好きだと言っても全ての特撮番組を見るわけにもいかず、そんな中でミラーマンが自分の住んでいた地域で放映されたのはラッキーだったかもしれません。
そのミラーマンにはインベーダーが登場し、子供心ながらインベーダーという言葉に懐かしさを感じていました。
ミラーマンという番組は、同時にシルバー仮面の放映開始と被さっていたため、まるで表と裏のような関係になっていました。
個人的にはシルバー仮面から入っていったので、ミラーマンの初期の頃は見てないかもしれません。
友人の間でもミラーマンを見る者とシルバー仮面を見る者とに分かれ、よくどっちが面白いかということが言われていましたね。
暗がり効果の出ていたシルバー仮面と、鏡という輝く世界を描いていたミラーマンは、まさしく光と影の様でありましたけど、子供心としては輝く光の世界に気を取られていたというのは当然のことだったかもしれません。
子供の頃に興味を持った鏡の世界は、想像力を逞しくさせる一つの要素でしたけど、ミラーマンで表現されていた鏡の世界は異次元の世界という設定のもとに番組を進行させていったようです。
鏡をきっかけに輝く光の中から登場してくるミラーマン、鏡の世界と言ってもそこは踏み込んではいけない異次元世界ですから暗がりという逆の要素と相まっていたようです。
この異次元の世界にも潜む正体不明のインベーダーが、三次元の世界において怪獣に具現化して地球を征服するという設定が、ミラーマン初期の設定でしたね。
そしてその第1号怪獣がアイアン。
その名の如く、金色に染められたアイアンの身体は鋼鉄のようで、かなり丈夫な体を持つ怪獣だったようです。
頭部からは赤色の破壊光線を発し、口からは高熱火球を吐くということだけでは独特感が出なかったところ、アイアンの尻尾の先は鋏になっていてそこからも破壊光線を発していたところやデザインそのものが、かなり独特でした。

未確認飛行物体であったUFOからの指令でインベーダーが怪獣化していくのですが、怪獣化する前からかなロ独特の能力と行動をしていたインベーダーが怪獣化するのですから、どれだけ強力で変わっているんだろうと思ってもいました。
そのところは表現しきれずに推移していきますけれど、これも見る者にとっても想像力を掻き立てられる大きな要因となっていました。
アイアン②

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侵略宇宙人第1号~チグリス星人4

チグリス星人④
「チグリス星人」

仮面ライダー放映開始から半年、変身ブームが世の中を席巻し、同時に特撮HERO番組が乱立した時期でもありました。
放送局と番組制作プロダクションで、番組の色合いは様々でしたけど、それでもウルトラシリーズと仮面ライダーという番組は大きな2本柱で、それを追うような番組がほとんどだったのはよく覚えてますね。
そんな中で異色の存在だったシルバー仮面。
若干遅れて始まったミラーマンと、表と裏の番組でした。
放送開始第1話の初めのほとんどが暗闇の中にいるようでしたけど、これはシルバー仮面第1話に出てくる侵略宇宙人チグリス星人とのクライマックスが最初に撮影された際、火花が本当にチグリス星人の着ぐるみに燃え移ってしまい、着ぐるみが火だるまとなって辛うじて燃え残った頭部を生かそうとした苦肉の策で演じられたシーンということでした。
でもそれがチグリス星人という存在を決めることになり、ひいては番組のイメージを引き出すことになっていきました。
チグリス星人③
両腕先がカッター状のかなり丈夫そうな器官となっていたチグリス星人は、不気味な存在で人間に擬態する能力もあって知性が高そうな侵略宇宙人でした。
一見猫か豹のように見えてしまうチグリス星人の背中の上部に突き出ているような大きなコブは、チグリス星人の脳がつまった器官であり、地球上の生物としては考えられない意味での宇宙生物がチグリス星人であるという意識付けの大きな要因となっていました。
見慣れたウルトラマンなどの登場する宇宙人とは一線を画したようなシルバー仮面に登場する宇宙人は、このチグリス星人から始まりましたけど、苦肉の策の演出だったとは言え、暗闇を使った演出はこうした宇宙人に良くハマり、まさしく侵略宇宙人というイメージがピタリとくるものでした。
カッター状のかなり丈夫そうな両出先は、チグリス星人の格闘においての主な武器でしたけど、この器官から放たれていた閃光のような弾丸は、ほんのりとした闇の中での戦いにおいて見る者の目を奪うものであり、非常に効果を感じましたね。

侵略と名のつく宇宙人とは、本来チグリス星人のように知性があって攻撃力もあり、闇という色合いが似合うものではなかったのかと思う位、感覚的にピタリと来る感じは今でもよく覚えていますね。
チグリス星人⑥

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ウルトラ怪獣第4号:ウルトラQ~ナメゴン4

ナメゴン③
「ナメゴン」

ウルトラQで怪獣を見始めて、ゴメス、リトラと来たときは、怪獣と言えばゴジラでしたからそれは面白く見てましたね。
極端な話、怪獣は一種のアイドル的存在であり、近所の友達との間でも結構な話題となっていました。
ウルトラQ放映の頃はまだ時代は前衛的であっても、なかなか追いつかないという感じでした。
だから余計に憧れつつ、それを現実の中に取り入れようとしてましたけど、それはどこかで思った通りの存在負いうことであったかもしれません。
そういう中で、ウルトラQ第3話に登場したナメゴンを見た時、初めて怪獣が怖いと思いました。
ウルトラQは怪奇性が売りなんですけど、その怪奇性も推理の域を出ないものと得体の知れないものに触れるという者があったと思うんです。
得体の知れないものの象徴が宇宙という空間に生きる怪獣・宇宙人ということになるんでしょけど、今にして思うと宇宙怪獣第1号がこのナメゴンということは意外なことでした。
火星探査機が行方不明になって、時を経て何故か帰還し、その中に火星の物体が卵として入っていたことから物語は始まっていきました。
地球上にある卵と同じように、温められることで孵化してしまうナメゴンの卵は、金色のものだったと思います。
番組は白黒放映でしたから、卵の色なんて分かるはずもないのですが、イメージとして金色というのがピタリと来ると思いますね。
地球上の生物に近いのは、卵から孵化してその姿を現すところに見えますが、でもその正体はナメクジの化け物でした。
突出して伸びた長い管の先には大きな目が付いており、しかも口と思われる器官の周辺には髭みたいなものが付いており、クジクジしてヌメっとしたその身体はまるで本当のナメクジのようで、しかも塩分に弱いというところまで踏襲されていました。
宇宙怪獣を演出するにしてもきっかけがほしかったところ、目についたナメクジが火星へのイメージと相まって怪獣化するにはうってつけだったんでしょう。
でも、ナメゴンを見て宇宙怪獣というイメージはわいてこず、その代わり得体のし得ない軟体動物のようで気味悪さが先に立って、怪獣=怖いという縮図が出来上がったような気がします。
ナメゴン④
地球の存在したナメクジとナメゴンが違ったのは、巨大であったということと人間を硬直化して死に至らしめる怪光線をその眼から発射していたことですかね。
想像の域とは言え、拙い科学力で宇宙開発と進出を図ろうとしていた人類に警鐘を鳴らす意味合いもあったのでしょうけど、ナメゴンは見る者に怖さを訴えた成功例であったことが最高の成果だったんではないでしょうか。

怪獣とは本来怖さの象徴でないと、その存在意義が失われることになるのではないでしょうか。
顔を両手で覆いながら指の間から怖いもの見たさにナメゴンを見ようとするその姿は、怪獣見たさの興味心を引き出す最高のエッセンスだったと思いますね。
ナメゴン①

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ウルトラ怪獣第3号:ウルトラマンメビウス~バードン4

バードン(メビウス)
「バードン」

感心しなかったウルトラマンタロウに登場した怪獣の中でも、バードンはかなり異質な感じでした。
ウルトラマンタロウのみならず、ゾフィまで倒してしまいましたから、かなりの強力怪獣という印象でした。
時代もかなりの時が流れてウルトラマンメビウスの頃になると、オリジナルの怪獣というのはなかなか出ないだろうという意味もあって、ウルトラシリーズ第2期の怪獣が再登場してくるという中では、きっと出てくるだろうと思った怪獣でした。
ウルトラマンタロウの時に出てきたバードンとは別個体ということですが、それでも設定的にオリジナルをしっかり踏襲したウルトラマンメビウスに出てきたバードンは、1話でお終いとするのは惜しい気もしましたね。
ウルトラマンメビウス第2話に登場したグドンもそうですが、その存在は地球産の怪獣でありながらかなり存在感が強く、オリジナルでも1話では演じ切れてませんでした。
バードンに至っては、3話もの時間がかけられ、最期は何とも言えない者でしたけど、火山の噴火口で生きてきたその存在感は、単にマグマ的要素を背景に持っていたということだけのものではなかったでしょう。
マグマの強力さを演じるには、活火山をどう演出し、どう怪獣と絡めるかが大きなテーマだったんでしょうけど、オリジナルのバードンはそうしたことを背景にした生命力は捕食の獰猛さと相まって、スゴイ演出だったと思います。
その捕食とは別に、バードンの持っていた強力な毒素を、バードンの口元にぶら下がっていた毒袋が、実はバードンの大きな武器であるのと同時に最大の弱点になっていたことが新たに設定・演出されて、そこをめぐる攻防が、バードンという強力怪獣演出の話を、1話でまとめ切っていました。
毒袋の根元の静脈を攻撃すれば毒素が逆流するという設定は最もでありながら、下手にこの毒袋を攻撃してしまえば毒素が外に拡散してしまうことになるという矛盾めいた設定は、GUTSの最高の援助をもらいながら、しっかり復帰できておらず弱体化していたウルトラマンメビウスが、渾身の一撃でバードンを倒すというところまでしっかり絡み合っていました。

バードンは火山の活動エネルギーをそのまま動力源とし、猛毒を持ちながらも強力火炎攻撃で敵を倒してしまい、しかも突風を巻き起こしてしまうその飛翔能力まで至っていた最高に強力な怪獣の1匹でした。
怪獣としての基本的な要素が満ちていて、だからこそ強力であって見応えがする怪獣だったと思います。
オリジナルでないにせよ、そういうことは然程の意味はないような感じがしていました。
バードン(メビウス)②
バードン(メビウス)④

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ウルトラ怪獣第3号:ウルトラマンマックス~エレキング4

エレキング(マックス)③
「エレキング(ウルトラマンマックス)」

ウルトラQはともかくも、初代ウルトラマンやウルトラセブンに登場した怪獣で、特に人気を博した怪獣は後に何度も出てきますね。
ウルトラセブンに登場した怪獣エレキングは人気が出て、ウルトラセブン登場の怪獣の代名詞みたいになりました。
ピット星人に育てられ操られていた怪獣でしたけど、こうした怪獣が後に出てくるときはそうした大元のコンセプトは外されません。
そうしたコンセプトも含めて怪獣があるということなんですけど、エレキングは後に月光怪獣としてウルトラマンタロウにも出ていました。
この時は造形が崩れていて何とも言いようのない怪獣となっており、エレキングとは思いたくない感じでした。

エレキングはその名の通り、電気(エレキ)が動力源の生体兵器のような怪獣でした。
ウルトラマンマックスに再登場した時は、電気怪獣ということとペット型怪獣ということを上手く捻って登場させていましたね。
ウルトラマンマックスの放映の頃って、時代も平成となり、時代を反映させるかのように特撮技術も映像技術も進化して、闇夜に浮かぶようなエレキングの姿が結構お気に入りでした。
ペットは人間から見た見方ですが、とあるOLのペットとして存在したエレキングは夜行性であり、夜ともなると本性を現し、巨大化して街に現れていました。
OLのペットとして小型化して昼間はそのOLのアパートに潜み、夜ともなると巨大化してたその様子は、実はペットとしてエレキングが飼われていたのではなく、OLの意識を盗み操って逆の立場にあったようです。
そのエレキングの背後にはやっぱりピット星人がいたらしく、この時は夜行性であったエレキングを使い、OLの意識を盗んで地球侵略の実験をしていたかのようでした。

エレキングの口らしき器官から発射される三日月状のエレキ破壊光線、敵に巻き付きエレキ攻撃した時のエレキングの尻尾から炸裂する電気は、これほど見事なのかと時代の推移を感じました。
マクシウムソードで角のような器官を破壊され、マクシウムカノンでウルトラマンマックスに倒されるエレキングは、ウルトラセブンの時のエレキングの倒されようとは逆のような感じでしたけど、それでもエレキングに影響されたOLを初めとした人間が帯電体になってた様は、エレキングの大きなコンセプトとなった電気が面白いように主張されていて、これは非常に面白かったですね。
エレキング(マックス)⑤
エレキング(マックス)②

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スペースビースト第1号~その③:ビースト・ザ・ワン(ベルゼブア)5

ビースト・ザ・ワン(ベルゼブア)③
「ビースト・ザ・ワン(ベルゼブア)」

ULTRAMANは初代ウルトラマンの第1話がモチーフでしたから、ULTRAMANの敵となったビーストにもそおの時のエッセンスが散りばめられていました。
初代ウルトラマンの時の怪獣第1号と言えばベムラーですが、そのベムラー設定の要素の一つに7悪魔のような怪獣というのがりました。
これを現在の特撮技と撮影技術を駆使して本格的に演出すると、段階を経ながらザ・ワンは姿・形態を見事の変えていきましたね。
イドロビア、レプティリアとその形態を変えてきたザ・ワンは、大量のネズミを身体の取り込み融合しながら、ベルゼブア形態となって巨大化しました。
ザ・ワンの身体自体がこの世のものとは思えないほど怪奇、不気味であり、ザ・ワンの首や両肩の辺りには取り込んでしまったネズミの醜い姿が体表と共に露出し、しかも目つきが鋭い上に瞳がない感じが、より効果を上げて、まさしく悪魔のような怪獣となっていました。
ULTRAMANと語る映画の一つの作品でしたから、その相手となる怪獣には期待してたのですけど、ザ・ワン(ベルゼブア)は想像を超えていました。
ULTRAMANの戦いの状況に応じるように、ベルゼブアはベルゼブア・コローネに変異していましたけど、悪魔のような怪獣であり、怪獣というからには思い切り巨大化し、超絶青色破壊光弾を連射して破壊の限りを尽くすその模様からは、人間が想像の世界で描いた悪魔ではなく、人間の知るところでない宇宙のどこからか邪悪な意思も元にやってきてしまった地獄の番人の如き悪魔でした。

ザ・ワンを考えデザインしてた方は、おそらくこのベルゼブアの形態となった姿が肝としてあったんでしょうね。
ビースト・ザ・ワン(ベルゼブア)②
人間をはじめ、ヤモリやネズミ、そのネズミにしたって新宿界隈で取り込んだものですから、ほとんどドブネズミという危険度の高い細菌をもったものを取り込んだのがザ・ワン(ベルゼブア)でしたから、身体の隅々というよりも細胞の一つ一つまでその命の元を宿わせた、まるで帯電体のような身体だったんでしょう。
ULTRAMANもジュネッス形態に進化したことにより、エボルレイ・シュトロームというスペシウム光線のような光線でザ・ワン(ベルゼブア)との戦いに終止符を打とうとしましたけど、倒すというより細々に分解させてしまうにとどまってしまったのは、ULTRAMANが進化し切れてなかったこと以外に、ザ・ワン(ベルゼブア)の身体にそういうレベルでの信じられない生命力が宿っていたからこその結末だったんでしょうね。

『ULTRA N PROJECT』という企画について走るところではなかったのですが、このULTRAMANと初めて演出されたスペース・ビーストが物語の始まりだったことは想像に難くありません。
それ位、見応えのあった怪獣とはある意味異質のスペース・ビーストだったと思います。
ビースト・ザ・ワン(ベルゼブア)①

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ウルトラ怪獣第3号:ウルトラマンコスモス~スピットル3

スピットル①
「スピットル」

襟巻怪獣と言えば古くは初代ウルトラマンの時にジラースがいましたね。
首周りに特徴のある怪獣はジラースにとどまらず、ガボラやケムラーなどがいましたけど、首周りの襟に特徴がありながら、しっかり怪獣然としたデザインから出てきてる見応えのある怪獣たちでした。
どの怪獣も楽しめたし、本気で見入ってしまいましたけど、そこから35年も経って襟巻怪獣が見られるとは思いませんでしたね。
それがスピットルでした。
時代が平成に入り、ウルトラマンネオス、ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナと出てきましたが、そこに登場した怪獣たちのデザインにはもう一つの感じがあったものの、ウルトラマンガイアではストーリーはともかく、怪獣たちに目を見張るものが出てきて、それはそれは喜ばしいと思っていました。
一時ブームになったエリマキトカゲは時代が昭和でしたし、時代が変わると共に当然のようにブームが去って、そこにはエリマキトカゲの影は見ることが出来なくなりました。
ジラース、ガボラ等々はエリマキトカゲがブームになるずっと以前のものでしたから、やっぱりこうした怪獣たちが出てきた初代ウルトラマンの時の怪獣は名作だったと思います。
怪獣のデザインがよくなったウルトラマンガイアの時に、ひょっとすると襟巻怪獣みたいなものが出てくるかなと思いましたけど、根源的破滅招来体という前提があった物語の展開上、エリマキトカゲのようなペットではなく、強力怪獣をと考えられていたとしてもおかしくはないですね。
ウルトラマンコスモスは、怪獣を懐柔して同じ地球に住む仲間としていこうとした側面が大きかったことから、いわゆるペットがモチーフの元となったのかもしれません。
スピットルのモチーフがそこにあったかどうかは分かりませんが、エリマキトカゲの突然変異体とされたスピットルの姿を見るに、一時でも夢中になったペットを思いさせるのは姿だけではなく、全体的にその影響があったと思いますね。

飛行機の爆音に驚いて、それを敵視して溶解液を吐き出すのは、昔の要素に満ちた怪獣らしいと思います。
でもそこはウルトラマンコスモス登場の怪獣で、初めてカオス化しなかった怪獣でしたから、後頭部近くに麻酔を打ち込まれて鎮められた結末は、やっぱりなという感じがありました。
スピットル②

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ウルトラ怪獣第3号:ウルトラマンガイア~ギール4

ギール③
「ギール」

根源的破滅招来体が地球外生命体を地球にいきなり遣わしたことで地球環境に変化が生じ、地底で眠っていたはずの怪獣が目を覚まし、地上へと姿を現したのがギールでしたね。
如何にも外骨格が硬くて丈夫そうなその姿は、マントルが流れる地層の岩石の中で眠っていた姿そのものだったと思います。
花崗岩かそれに近い岩石を食べるように生き続けていたかもしれず、それはマントルの近くだったこともあってマグマの影響をもろに受けていたんでしょう。
コッヴが地球外生命体の戦闘獣そのものだとしたら、ギールは地球産の怪獣そのものだったように感じました。
硬い固い岩石をその顎で砕いて食べるようにしていたことから、異常なまでに発達したギールの顎は、地上の人工物だったコンクリートでできていたビルなど、砕くのは訳なかったでしょうね。

ギールはもともと暴れやすい性格の怪獣ではなかったかもしれません。
地底に潜むものは環境の変化に敏感で、根源的破滅招来体が地球に攻勢をかけ始めたことを感覚として捉えてしまったものですから、少なからず驚き、地上に出てしまったということで目の当たりにした環境にさらに驚き、止めどもない行動に出てしまったのでしょう。
コッヴも環境をいきなり変えられて暴れたように、ギールもまた環境の変動に影響されて暴れてしまったというところだと思います。
これこそが、実は根源的破滅招来体の狙いであって、コッヴもギールも犠牲者だったという見方ができるでしょう。
地上に住む人間にとっては、根源的破滅招来体の意図したところも存在もまだ知り得ず、暴れる怪獣はやはり怪獣であって倒さないといけない存在に見えてしまったことから、指しものウルトラマンガイアもそういう行動に出たのは当然のことでした。
マグマに影響されてエネルギー源にしていたようなギールはまた、強力な怪獣でもありました。
コンクリートのビルをかみ砕くような強力な顎と腹部から乱射されるマグマ光弾は、恐怖の対象としかなりませんでした。
いかにも地球が生んだ怪獣らしくて、ギールはまたお気に入りの怪獣でもありました。
ギール④
ギール①

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ライダー遠心キック~仮面ライダーV35

ライダー遠心キック⑩



























「ライダー遠心キック」

仮面ライダーV3には当初、V3・26の秘密が描かれようとしていました。
自らの能力が分からないまま、戦いの中に入っていかなければならなかった運命と秘められた能力、そういう設定は迷いながらこうして設定されて一つ一つ紐解くように披露されていく展開は、仮面ライダーV3の大きな魅力だったと思います。
基本的に仮面ライダー1号と仮面ライダー2号の持っていた超能力を併せ持ったというだけで、それまでにない強さを仮面ライダーV3に感じていましたから、26の秘密という設定とその秘密が少しずつ明かされて行くという展開に、仮面ライダーV3にひ弱さを感じるということは全くありませんでした。
26の秘密は、新仮面ライダーとしての秘密と、仮面ライダーV3としての秘密と、別れて考案されていた臭いがします。
本来ならば、仮面ライダーV3の秘密なのでネーミングはV3〇〇〇であるところ、ライダー〇〇〇という技等があるのはその名残なのかもしれません。
その代表が、ライダー遠心キックなのですが、この技の名をV3遠心キックとし記憶されている向きもありますね。
ライダー遠心キックは、空高くジャンプしたところ空中旋回する中での遠心力を効かせてキックをぶち込む技です。
仮面ライダーはそもそもバッタの能力を生かした改造人間から始まってますから、大きなジャンプ力は脚力の特徴を裏付ける能力でしたけれど、飛行能力どころか滑空能力すらありませんでした。
だから、飛行能力を有する改造人間には苦戦を強いられた背景がありますから、そういうこともあって仮面ライダー1号仮面ライダー2号が仮面ライダーV3を作り出そうとしたとき、そういう能力を持たせようとしていたことは想像に難くありません。
仮面ライダーV3にはグライディングマフラーがあって、滑空能力があったはずです。
番組後半ではすっかりそのことが忘れ去られて、ツバサ軍団に大苦戦するシーンが見受けられましたけど、ここをしっかり踏まえられていればそういう展開もなかったことでしょう。
ライダー遠心キックは、大きくジャンプした際にレッドランプパワーが発動され、空中を螺旋状に滑空してから落ちてきますが、これは明らかにグライディングマフラーの能力が使われた証です。
つまり、ライダー遠心キックは技そのものが26の秘密なのですが、この技を決めるに際してはレッドランプパワーとグライディングマフラーという2つの26の秘密が発動された上で繰り出された技ということになり、その強力さが分かろうというものです。
ライダー遠心キック
ライダー遠心キック①
ライダー遠心キック②
ライダー遠心キック③
ライダー遠心キック④
ライダー遠心キック⑤
ライダー遠心キックは、遠心力を引きだすにはどうしたらよいか、その為にはフルパワー状態で居なければいけなかったことと螺旋状の滑空状態になることが大前提の技でした。
仮面ライダー1号仮面ライダー2号の超能力を併せ持っていた仮面ライダーV3ならではの技で、当時はまさしく画期的な技でした。

いわば大技だったんですけど、フルパワー状態の仮面ライダーV3がそのパワーをさらに向上させて発揮した技であることが大きな着眼点であって、同時に複数の敵を倒せる技ということではありません。
この技を使用したときは、テレビバエとイカファイアに窮地に追い込まれた仮面ライダーV3が、瞬時にかつ同時に敵を倒さなければいけない状況で放たれ、同時にテレビバエとイカファイアを倒す結果となったことで、複数の敵を倒す技と見られがちですが、遠心力を利用した最大限のパワーがなせる技だったということを忘れないようにしたいものです。
ライダー遠心キック⑥
ライダー遠心キック⑦
ライダー遠心キック⑧
ライダー遠心キック⑨

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