HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

2017年10月

2
奇械人トラフグン
「奇械人トラフグン」

一見して身体が丈夫そうなイメージを持った奇械人トラフグン。
ですけど、実は丈夫でもなく、大体が戦闘用として改造された奇械人でもなかったようです。
全身というかとにかく上半身から頭部にかけて生えていた目立つ棘はミサイルの様であり、爆破能力を持っていました。
奇械人トラフグンはトラフグの改造人間だけに、体内で毒を精製し口からその毒が仕込まれたカプセルを吐き出していましたが、これは武器なんでしょうけど、特に戦闘用という訳ではありませんでした。
この毒の仕込まれたカプセルをどう使うかということが奇械人トラフグンのポイントでしたけど、物語を追ってしまうと陳腐なものになってしまいます。
この毒カプセルの有効活用のために棘がミサイル化されていたと思うと、この棘ミサイルを仮面ライダーストロンガーが電気マグネットで跳ね返してしまったところで勝負はありました。

奇械人トラフグンは全身の棘をミサイルとして発射すること以外に、発射せずとも丈夫で鋭い鋼鉄製の棘としていれば、接近戦に持ち込んだら面白い展開になっていたかもしれません。
両手先はまるでヒレのようでしたけど、ここも鋼鉄製の大きなシャベルとしていれば、より接近戦で大きな武器になっていたかもしれません。
トラフグはもちろん海の生物ですから、奇械人トラフグンの特徴に独特の海遊能力を待たせたり、海の生物出身の独特な能力を持たせる等、せっかくのトラフグをモチーフにした改造人間でしたからよくよく考えて演出して欲しかったと思いますね。
奇械人トラフグン③

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3
カネドラス
「カネドラス」

カネドラスを見て、地球怪獣かもしれないと思った人はカネドラスの姿をよく見てなかった証拠ですね。
MACを一蹴し、月まで飛び去って一息という場面を見てれば一目瞭然ですけど、MACがやられていたのは皮肉にもウルトラセブンが主武器としたアイ・スラッガーのように、身体の頭部の一器官を武器化したドラスカッターを使いまくったカネドラスでした。

カネドラスのドラスカッターはアイ・スラッガーの怪獣版で縦横無尽に飛び回り、それはカネドラスの脳波によるものでした。
身体の器官を武器化してしまうのは地球怪獣にはあり得るものではなく、身体の一部が異常発達していくのは様々な状況と環境に囲まれた経緯によるものであり、そこまでの過酷な環境は地球一つではあり得ないことです。
ウルトラセブンがディファレーター光線を浴びて超人化していくのと並行して、頭部器官が異常進化し、アイ・スラッガーというとんでもない武器になっていくことと同じように、なんらかの原因はあるでしょうけど、カネドラスがドラカッターを使いまくるシーンを見て、アイ。スラッガーはすぐに思い起こされることで。これだけでもカネドラスは宇宙怪獣であることが分かります。
カネドラスは体内的にも発火器官があって、カネドラスのエネルギー成分のほとんどがガスであったことにより、とんでもない高温の火炎放射が可能であったところも、カネドラスの魅力の一つでした。

ただカネドラスの眼には生気が感じられず、誰かに操られているような感じがしました。
結果的にウルトラマンレオは、第3話でツルク星人の人間惨殺を演じてしまったことで登場人物のドラマがメインとなってしまいましたけど、元をただせばマグマ星人によって故郷を失ってしまったウルトラマンレオの戦士としての成長を描くはずで、そこに宿敵マグマ星人が絡むものと思われましたから、カネドラスの背景にはマグマ星人が絡んでいるかもしれないと思いました。
結局、何の関係もありませんでしたから、ここは拍子抜けの様でしたね。
カネドラス①
カネドラス③

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4
エネルギー光球(レオ)⑥
「エネルギー光球(ウルトラマンレオ)」

M78星雲光の国での人工太陽の爆発で、宇宙中に振りまかれた光の塵はディファレーター因子を含み、異常な現象を起こしていました。
宇宙の片隅にしかいなかった怪獣が激増し、各惑星に住んでいた生命体に異常を来した結果、中には侵略宇宙人となって、一つの枠では収まり切れない存在となり、他の惑星や宇宙空間侵略する行動に出たりするものが出現しました。
光の国の住人がその影響を最も強く受けたはずですけど、それは持ち得なかった超能力を持ったことを自覚して、侵略とは逆の平和の使者となりました。
そういう方面に出た別の惑星出身の戦士としてウルトラマンレオがいましたけど、デファレーター因子を浴びた者は自らの独特なエネルギーに転化して、転化したエネルギーを源にあらゆる超能力をつかっていました。
初代ウルトラマンや帰ってきたウルトラマンのスペシウムエネルギーやウルトラセブンのエメリウムエネルギーがそういうもので、そのエネルギーは必殺光線として使われたりしていましたから、より顕著だと思います。
初代ウルトラマンやウルトラセブンのようにM78星雲光の国出身者がそういう特殊能力をもってしまったことと比べて、ウルトラマンレオの出身獅子座L77星は、どの程度光の国と距離があったのか分かりませんですけど、距離があったわけですからディファレーター因子の影響度は、光の国の住人と比べても薄さがあったと思われます。

L77星はマグマ星人によって攻略されてしまったこともあって、どんな惑星かも分かりませんが、ウルトラマンレオの能力や活動時間を思ってみても、L77星に眠っていた独特のエネルギーの昇華は光の国のそれとは低いものだったと思います。
それをカバーするかのようにウルトラマンレオは鍛錬を繰り返していきますが、こうした鍛錬は自らの能力の向上とともに、さほど光線技を使わなかった展開が使えるようになっていきました。
確かに柱となる光線技はありませんでしたけど、ウルトラマンレオの使った光線技は様々な用途があったと思いますし、純粋に光線のような技と炎タイプの技fがあったように思います。
その一つがエネリルギー光球でした。
ウルトラマンレオの独特のエネルギーがどんなものかを象徴するものはレオキックの発光に見られますが、このレオキックの時の炎のようなエネルギーの発光が、単体で光線技のように使われたのがエネルギー光球なのでしょう。

同名の技はウルトラマンAの時にも見られました。
この時はメタリウムエネルギーを球体にまとめて敵に投げつけるものでしたけど、ウルトラマンレオの場合は効力的にエネルギーの効果が薄かったために炎状態に発火させて効力を上げるために、エネルギー光球を発動させる前振りが必要だったのでしょうね。

まさに苦心惨憺のわざだった、、、そんなことが言えるのかもしれません。
エネルギー光球(レオ)
エネルギー光球(レオ)①
エネルギー光球(レオ)②
エネルギー光球(レオ)③
エネルギー光球(レオ)④
エネルギー光球(レオ)⑤

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5
ZXキック⑨
「ZXキック」

仮面ライダーの異本的な必殺技はライダーキックでした。
仮面ライダー1号がまだ仮面ライダー旧1号であった頃、まだ改造手術を受けて間もない頃でもありましたし、自らの身体能力を十分理解してない頃でもあったこの時に放たれていたライダーキックは、普段の人間と改造人間たる自分の力の差を制御できないところもあったその中で、持っていた能力の全てを解き放つことができた唯一の行動だったかもしれません。
仮面ライダーを作り出してしまったショッカーも、まだ人体改造手術の技術的なところと用いた素材の厳選もどういう具合が最も力が出るのかよくわかってなかったということもあって、ライダーキックはこの時代の至高の技だと思います。
しかし、時の推移というのは技術の進歩と生きる者に意思があればその儒実が図られ、更なる力を持った者が現れたりします。
時に仮面ライダーを敗ってしまう改造人間が出てきてしまうのも、そうしたことと無縁ではないでしょう。
定められた能力の中で進化を見せる改造人間が仮面ライダーでしたけど、その魂は受け継がれていくことになります。
新たな仮面ライダーは時の進化に伴うメカと技術の進歩でより強力なものとなっていきますが、悪の秘密結社がショッカーからバダンになるまで何年経ったのでしょうね。
その時に応じた仮面ライダーが現れてきたことは、時代の要請となっていたのかもしれません。
仮面ライダー1号から仮面ライダースーパー1まではその肉体的組織の根本は然程変わらなかったものの、改造される人間の能力の向上と改造手術の技術的向上で、決め技とされる体技が身体の使い方と、素材とされた動植物と人間の融合の組み合わせに進歩があって、より強力になっていったと思います。

これが仮面ライダーZXとなると、メカニック的要素に格段の変化が出てきたように感じました。
小型原子炉が内蔵され、それが動力源となっていたことは例外を除き、仮面ライダー1号から仮面ライダースーパー1まで変わらなかったものの、その動力をより強力に全身の至る所から効果的に強力に発揮させるためサーボモーターが内蔵され、原子力パワーが何倍もの威力を持って倍増されていたところに思い切り特徴があったと思います。
その最大の技がZXキックでした。
ZXキック⑩
変身時のポーズと同様、左腕を右斜め下、右腕を右斜め上へ伸ばすポーズを空中で取ることによってエネルギーが仮面ライダーZXの全身に充満しきり、そのため全身がまるでオーラを纏うように赤く発光し、その充満したエネルギーが急降下していくことで足先に行きついた状態で決めるキックがZXキックだったと思います。
このZXキックは、仮面ライダーZXはジャンプ力が60Mでしたけれど、脚部についていたジェットエンジンを使えばそれ以上のジャンプが可能で、ZXキックの威力はそれとは無縁ではなかったでしょう。

ここまで来ると、もはや人間の知恵の及ぶところではなく、神の領域にあったキックだったかもしれません。

時代が時代だったためにZXキックの演出は、覚束ないところがありましたけど、仮面ライダーのライダーキックはこんな具合で演出したかったのだろうという想いがあります。
そのライダーキックから始まった決め技がZXキックまで来たとき、その威力はどれ位向上していたのだろうと思うとたまらないものがあります。
それは仮面ライダーの神髄である進化を意識することになりますからね。
ZXキック
ZXキック①
ZXキック②
ZXキック④

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4
モグラ獣人①
「モグラ獣人」

モグラ獣人には、改造人間とか獣人としての魅力はあまり感じませんでした。
モグラの獣人だけあって、その庭は地中であったもののわずか十メートル位で、そのため両手先がシャベルのようになっていました。
地中を掘り進む能力だけでも特殊能力には違いなく、そういう意味では獣人という改造人間なんでしょうし、モグラ獣人の肌がツルツルした感じなのも、地中を掘り進む上での抵抗を無くそうということだったと思います。
けれど、その戦闘能力は仮面ライダーアマゾンも去ることながら、他の獣人ぬに比べても明らかに劣っていました。
ゲドンよりもガランダー獣人の方が強力でありましたけど、ガランダー獣人どころかゲドン獣人にもかなわない状態でした。
そこにゲドンの狙いはギギの腕派の奪取であることに口を滑らせてしまいましたから、まあ、言ってみればおっちょこちょいでしたね。
でも、ゲドンの配下にいた頃はまだプライドがあったことから、自分の能力を度返しした態度は悪態をついていたようなところがあり、返ってそういうところが十面来鬼の怒りを買い 苦手な太陽光を浴びせられる日干しの刑に処せられるところでした。
ここで、モグラ獣人の言に反して、生き長らえさせるために刑に処されそうになっていたモグラ獣人に、仮面ライダーアマゾンが水を与えたことが転機となって、ここからモグラ獣人の魅力が出てきました。
十面鬼の怒りを買ってしまったモグラ獣人はバイクに引きずられて見るも無残な処刑をされそうになったところを仮面ライダーアマゾンが目撃してしまったことが水を与えて救出劇を演じることになっていったわけですけど、ここに「トモダチ」という仮面ライダーアマゾンの琴線に触れる何かがあったはずです。
そして時間差をおいてモグラ獣人も、その気に感じるところがあったからこそ、仮面ライダーアマゾンのサポート役に徹していったのでしょう。

元々モグラ獣人は戦闘能力に乏しかったわけですから、地中を掘り進む、そしてゲドンの内部を知る獣人としての隠密行動は、正にモグラ獣人の本来の魅力はそういうところにあったという訳です。
モグラ獣人
仮面ライダーシリーズにおけるサブキャラとして、まず思い出されるのは仮面ライダー1号、2号の時のFBI捜査官でもあった滝和也の存在でしょう。
ともすると主人公の存在すら食ってしまいそうな滝の存在感は大きく、FBI捜査官であったことが前提としてあったことから、ゲルショッカー壊滅と同時にダブルライダー物語が終わりを告げた時、舞台から去ったのは主人公のダブルライダーではなく、滝でした。
不自然さを感じつつも、この演出が実は仮面ライダーとしての番組に大きく影響を与えていたのは、仮面ライダーV3の時のデストロンハンターの登場の時にはっきりわかりましたね。
もの足りないデストロンハンターは佐久間一人になり、しかもほとんどインパクトがなかったこともあって、サブキャラもそれなりのインパクトがないといけないし、なければないでその存在感の大きさに気づくことになります。
それでもまさか敵組織の改造人間が仮面ライダー側に寝返って、魅力たっぷりとなる展開は予想しませんでしたね。
それがモグラ獣人です。

モグラ獣人はやっぱり闇の改造人間であり、それが仮面ライダーアマゾンの「トモダチ」となったことで、マサヒコの「トモダチ」ともなり、触れ合うことで世間を知ってそれが隠密行動に役立っていくことにもなります。
当時としては文明の利器の代表みたいなものでもあったラジオに、モグラ獣人が近づこうとしたのはその表れです。
その行きついた先がキノコ獣人を迎えての、自らの命を顧みないこうどうだったのでしょう。
戦闘能力に大きく劣るキノコ獣人に挑んだことで、その胞子を得て解毒剤精製に大きく役立ったことはモグラ獣人のサブキャラとしての極致だったかもしれません。
それは仮面ライダーアマゾンの「トモダチ」として行動してるうちに、自分のソン竿を役立たせるには、、、ということにどこかで気づいていたことの現れだったかもしれません。

仮面ライダーアマゾンの物語はモグラ獣人なくてはありえない、、、そんな気を強くしましたね。
モグラ獣人④

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2
キングトータス
「クイントータス、キングトータス、ミニトータス」

クイントータス、キングトータス、ミニトータス途上の話を見ると、いろんな要素が要素が根底にあったような気がします。
ウルトラマンタロウに最も近い題材としては帰ってきたウルトラマンでのシーゴラス・シーモンス登場のセッティング。
ストーリー上のモチーフとしては初代ウルトラマンの時のグリーンモンスの要素もあったような気がします。
古くは大怪獣ゴジラの話が、シリーズものとなって太平洋上の孤島が舞台となった話のエッセンスもあり、そうなると大怪獣ガメラ的な要素もあったような気がします。

手にしてはいけない得体の知れない卵、文明を持ってしまった人類が見てはいけない怪獣の逸話等々。
怪獣と言えど命を持った生物とすれば、繁殖行為は自然の行為ですけど、それが人類のものとは異なることは当然と言えど、興味を持ってしまうのが人類であると言えそうです。
怪獣は天然の獣みたいな存在ですから、そうした人間の行為に気を切らすことは大いにあり得ることですね。

クイントータスとキングトータスの卵を懐柔のものとは知らずに研究し続けるのなら分かるけれど、食べてしまうのは愚の骨頂。
研究の対象を食に持って行くのは、人間としては短絡的でしたけど、こういうストーリーにしてしまったのはありえない展開だなと思いました。
そういう人間の行為に気を切らしてしまったのは、母親でもあったクイントータスで果ては狂ってしまったがためにウルトラマンタロウと戦う羽目に。
クイントータスは怪獣でしたから、狂ってしまったら手を付けられませんね。
心ならずも戦い、そして倒してしまったことに負い目を感じていたウルトラマンタロウは、ミニトータスと共に向かってきたキングトータスを共に気をそらすように宇宙へ連れ出して、何故か地球周辺に訪れていたウルトラセブンにその身を預けていました。

ウルトラマンタロウという番組は何故か童話的要素が多く取り入れられていました。
戦士の物語なんだから、もっと野卑に斬新に戦闘的に行ってほしいところ、この頃はウルトラファミリー全開でしたからウルトラの母が基点となって物語が始まったり、他のウルトラ兄弟の客演が多かったりと大団円的な要素が主流となっていましたね。

でも、やっぱり基本は怪獣退治の専門家であって欲しかった、そういう番組作りをしてほしかったと、クイントータス、キングトータス、ミニタートス登場の話を見て思ったものです。
クイーントータス①
キングトータス③

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5
スーパーライダー梅花二段蹴
スーパーライダー梅花二段蹴①
スーパーライダー梅花二段蹴②
スーパーライダー梅花二段蹴③
スーパーライダー梅花二段蹴④
スーパーライダー梅花二段蹴⑤
「スーパーライダー梅花二段蹴り」

仮面ライダースーパー1は、惑星開発用改造人間である前に一人の拳法家でした。
拳法家であるが故に、仮面ライダースーパー1は決め技のほとんどが自らの拳法であった赤心少林拳の影響を大きく受けていましたね。
多種多様に渡るキック技のほとんどが空中高くジャンプして、赤心少林拳の型を決めるポーズをとりますけど、これってジャンプし、空中高く上がった時点で肩を決めることにより、赤心少林拳独自の間合いをとるためと拳法独自の構えをとることでその極意の一端を最大限に発揮しようとしていたんでしょう。
仮面ライダースーパー1を見てると、赤心少林拳とはまだ拭い切れない寒さの中で毅然、かつ凛と花を咲かせる梅の小さな力強さにその極意があったように見えます。
その凛とした梅の力強さに近づこうとして、寒さと厳しさに耐え、境地を開くような拳法が赤心少林拳で、積極的に打って出るものではなく、梅の花弁が花芯を守り抜いてその末に花開かせるいわば守りの力強さを表現しようとした拳法でした。

守りの拳法と言えそうですが、ひたすら攻撃に徹しようとする力より更に一段上を行く拳法であると言えそうです。
その延長上に仮面ライダースーパー1の決め技はあったと思われますが、時に一つの拳法として積極的に打って出ることもありました。
それが多くのバリエーションがあったキック技でしたし、拳法らしく手刀や打ち込み系の技だったと思います。

使用頻度はわずか1度きりでしたが、守りの極意のような技そんな中でも威力満点の技がありました。
それが「スーパーライダー梅花二段蹴」でした。
大きくジャンプし、赤心少林拳独自の動きを取って肩を決めるところは他の技と同じですけど、型を決めた後は前方回転を繰り返していきますが、これって梅の花の形を型通っているようなスタイルであり、梅の花を形取って敵を幻惑した後、いきなり梅の花芯が首をもたげるように仮面ライダースーパー1が敵を蹴りあげてきます。仮面ライダースーパー1の空中回転に幻惑された敵は、この蹴り上げが虚を突かれたようでかわすこともできず、まるで夢見心地の中で顔面の顎下からいきなり蹴りを喰らう技です。
梅の形をとることで敵を幻惑することは、守りの境地からいきなり強烈な攻撃を仕掛けるようなもので、これも一つの強烈な赤心少林拳の極意の一つだったんでしょうね。

赤心少林拳が守りの拳法だとしたら、その象徴がスーパーライダー梅花二段蹴りなんでしょうけど、その蹴りも左右の足で蹴り込むことで2度蹴り上げることになりますから、効果は絶大だったと思います。
仮面ライダーの決め技と言えばキック技が代表的でしたけど、プロレスでいうドロップキックのようなスタイルであるところ、「スーパーライダー梅花二段蹴」は下から蹴り上げる技でしたし、この技も仮面ライダー独自の脚力の強力さに裏打ちされた決め技と思えば、ここに至るまで蹴り技が出てなかったことに不思議さも感じました。
スーパーライダー梅花二段蹴⑥
スーパーライダー梅花二段蹴⑦
スーパーライダー梅花二段蹴⑧
スーパーライダー梅花二段蹴⑨

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5
メタリウム光線
「メタリウム光線」


光線技のA、、、番組中様々な光線技を駆使し、腕を使った光線のみならず、額のウルトラスターからのものや切断光線等々、ウルトラマンAの光線技には様々なバリエーションがありました。
切断技あるギロチン光線を取ってみてもバリエーションに富み、こうしてみるとウルトラマンAは応用力に長けていたのかもしれません。
光線技はウルトラマンAのみならず、ウルトラセブンも種類が豊富な上に身体の一部を武器化したような物理的な技もありましたし、帰ってきたウルトラマンもウルトラブレスレット一つとっても変形した決め技が多く、やっぱり敵が怪獣だけでなく様々な侵略宇宙人をウルトラ戦士は相手にしていたのですから、戦闘における応用力がないと勝ち続けていくのは難しかっただろうと思います。
ウルトラマンAの敵はそのほとんどが異次元人ヤプールが作り出す超獣というどんな能力を持っているのか測り切れないような存在でしたし、その超獣を作り出すヤプール自体が異次元人でしたから、現世である3次元だけで戦えばいいというものではない困難さもありましたから、それまでのウルトラ戦士の戦いとは一味も二味も違っていたような気がします。
初代ウルトラマンの時、異次元怪獣ブルトンが登場し、ブルトンの異次元能力を振り払ってしまうかのように初代ウルトラマンはハイスピンを使い、自分に有利な状況を引き出していました。
ウルトラマンAの決め技であったメタリウム光線は、所説によればウルトラセブンのワイド・ショットや帰ってきたウルトラマンのシネラマショットよりも強力ということでしたけど、そういうことよりここ1発での破壊力に長けていた技だったと思います。
ウルトラ戦士が決め技を封じられていたのと同様、ウルトラマンAもメタリウム光線が通用しない敵に出会ってしまったこともありましたけど、ギロチン技とか他の光線技の威力を秀でたものとするためにも、メタリウム光線を得意の決め技として使っていく必要がありました。

まさしくメタリウム光線はウルトラマンAの得意中の得意技であり、決め技の中心にドカッと腰を下ろしていたような技で、まるでウルトラマンAはメタリウム光線に固執していたようでもありましたけど、そうであったために帆の光線技が生きていたと言うことになりますね。
これがウルトラマンAの代名詞となった決め技たる所以のようなものです。
メタリウム光線⑤
メタリウム光線⑥
メタリウム光線⑦
メタリウム光線は、ウルトラ戦士の光線技としては初めて前振りがあった光線技でもありました。
大きく後方に両腕ごと振り込んで、身体の前方に振り返った時点で左腕と右腕をL字に組みことでウルトラマンAのメタリウムエネルギーを交差させて発射する、、、
まるで決め技である光線を前方にいる敵めがけて投げ込むとか叩き付ける光線技のようで、こうすることでメタリウム光線の破壊力を上げていたという見方もできるでしょう。
光線技を演出するエフェクトも黄色、青、赤と演出され、交差しかかる時点で緑色にも見えて虹のようにも見えるメタリウム光線は、見る方も楽しませてくれました。
この演出がメタリウム光線放つウルトラマンAがとにかくカッコよく見えたものです。

初代ウルトラマンや帰ってきたウルトラマンの使ったスペシウム光線は、スペース(宇宙)+イウム(物質)を合わせた造語でしたけど、これはウルトラセブンのエメラルド+イウムのエメリウム光線に受け継がれ、更にウルトラマンAのメタリウム光線となっていきました。
なんでもメタリウム光線はメタモルフォーゼ(変身、変革)+イウムの合成語らしいですけど、これを知る前までは超獣をメタメタのギタギタにやっつける破壊力ある光線技と思っていました。
でも、そういう見方もあると思わせるほど、見栄えがあって決め技中の決め技だったという具合にも見えましたね。
メタリウム光線④

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3
ギロン人
「ギロン人」

見た目がとにかく派手で、ギロン人の後頭部のようなところには紅葉で色づいたモミジの歯のようなものが広がっていました。
地底で要塞構築を画策し、何故か地底に潜みながらウルトラマンAの存在を把握していたギロン人は、超獣アリブンタを使ってウルトラマンAを地底に引き込み、狙いを果たした上は地上での要塞構築をも画策していたと言うことは、高度な知力を持った地底人ということになりますね。
でも、この見た目の派手派手さは地底人には似つかわしくなく、こういうところにウルトラマンAとヤプールの構図上の特徴が出ていたと思います。
地底、、、土の中だからモチーフは蟻ということなんでしょうけど、ギロン人の配下にいた超獣アリブンタはまさしくその名の通り蟻がモチーフでしたけど、ギロン人も立派に蟻がモチーフになっていたと思います。

蟻は女王アリと働き蟻に分類されますが、働き蟻に見られるのが生殖能力が乏しくなった雄蟻ということで、生殖行為の後に活躍する女王アリが雌ということになるとしても、実際の蟻の頭部を見ると、全体的にギロン人のデザインが理解できそうです。
かなりギロン人の場合は漫画チックになっていますけど、ギロン人の頭部の様子を見るに女王アリが連想され、ということはギロン人は雌だったのでは、、、ということになります。
蟻の世界は女王アリを頂点に構成されますから、働き蟻のような超獣アリブンタを女王アリが連想されるギロン人が使いまわしていたという理解もアリなんじゃないかと思います。
そのギロン人が何故暗い地底の中で知力を高めて文明を築こうとしていたのか、そこには光合成も利用できるような身体であったギロン人の身体からして光を求めていたのではないか、とも思われます。
番組中は演出されていませんでしたけど、ギロン人はヤプールの手先であったというのは、この辺りで結びついてきていたのかもしれません。
だって、ギロン人単独であの身体と文明は築けなかっただろうと思われるからです。

光線を発したり、一旦つかんでしまったら離さない大きな両腕先の鋏のような武器は、きっとヤプールによって仕込まれていたんでしょう。
ウルトラマンAは地底にもぐる術がなかったのではなく、その技法を習得していなかったのであり、そこに目が行っていたのはギロン人ではなく、きっとヤプールなんでしょう。
だから、ギロン人を手先として結託し、地底における作戦を遂行しようとしていた、、、そんな感じで理解しています。
ギロン人②

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4
キクロプス③
「キクロプス」

仮面ライダー1号、2号が戦ったショッカー・ゲルショッカー、仮面ライダーV3が戦ったデストロンの作り出した改造人間は怪人と呼ばれることが多いですが、そうなると仮面ライダーは怪人ということにもなってしまいますから、改造人間と怪人とは違うものだという想いがどこかにありました。
それが仮面ライダーXとなると、敵となったGODが作り出していたのはギリシャ神話における神話怪人と飛ばれる怪人でした。
仮面ライダーXを作り出したのは、父親である神教授であり、GODに狙われていた存在でしたから、仮面ライダーXは怪人とは異なるカイゾーグという設定となることに違和感はありませんでした。
ちなみに、仮面ライダーV3はダブルライダーによって作り出され、デストロンが作り出したものではありませんが、ここにはダブルライダーからの流れというものがあります。

仮面ライダーXが最初に戦った怪人はネプチューンでしたけど、ネプチューンの姿を見てこれがギリシア神話をモチーフとした神話怪人化と思いましたけど、怪人というイメージにすっぽりハマるかと思いきや、改造人間の要素もしっかり含んだ怪人という感じでした。
多分、キクロプス登場からでしょうね、しっかり怪人と意識できたのは。
ヘラクレスにも似たような想いを感じましたけど、やっぱりキクロプスだったと思います。
個人的に一つ目怪人とか角が生えてる怪人、改造人間で好みなんですよね。
キクロプスはギリシア神話上、キュクロープスと呼ばれた下級神でありながら鍛冶能力に長けた神だったはずです。
ギリシア神話の後の話で、旅人を喰らう怪人という話がありましたけど、このどこがギリシア神話と重なるのか分かりません。
GOD怪人として採用された怪人の姿のうち、頭部はおそらく後者なんでしょうけど、神話怪人という設定だけがGOD怪人として生かされたんでしょう。

旅人を喰らうのはまるで化け物ですけど、そこには旅人を圧倒する戦闘力みたいな力が必要で、キクロプスは骨のような棍棒を武器としていました。
これには多分、相当なパワーが必要だったと思われ、しかも眼力や念力が強そうなイメージの沸くキクロプスの単眼は、その棍棒を使いまわす力があったのでしょう。
その単眼ですが、これだけでも神秘的ですけど、設定だけじゃ単眼の魅力が発揮されず、そのため
単眼からレーザーを発射するという能力が付け加えられたと思います。
ただ、その単眼レーザーを使いまわすまではキクロプスの能力は上がっておらず、仮面ライダーXに簡単にかわされていたどころか、ライドルスティックで単眼を突かれてしまい、これが大きな敗因となりました。

キクロプスの姿はまさしく怪人であり、その生業はギリシア神話をしっかり感じさせるものでした。
GOD怪人としての能力において物足りないことが多くありましたけれど、神話怪人としてのイメージはしっかりアピールできていたと思います。
キクロプス⑦
キクロプス①

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