HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

2017年12月

3
マシラ
「マシラ」

化身忍者は現代風に言えば改造人間とか怪人なんでしょうけど、変忍者嵐の物語は時代劇であり、当然人体改造法など程遠く、当時のことを思えば化身忍者は忍法を取り込んで生まれた者と思います。
東洋医学には西洋医学ほど人体への観察分析は進んでいなかったと思いますが、それでも神がかり的な処置が施されていたことも確かなことだったと思います。
そんな東洋医学のことをどうとらえていたのか分かりませんが、変身忍者嵐の物語は忍法がある意味、主役のようなものでした。

改造人間は特異な装置を身体のどこかしらに埋め込まれたものであり、それと同じような効果がもたらされていた化身忍者は忍法で身体が作られ、忍法そのものの使い手にもなっていました。
変身忍者嵐第2話に登場した化身隠者マシラは、猿のような井出達で実に身軽でありながら、忍法によってその身体はあらゆる攻撃を受け付けなくなるほど強固なものに変えることが出来ました。
猿というのはイメージであって、日本古来から言い伝えられていた狒々(ひひ)という怪力の持ち主であった溶解がマシラのモチーフだったように思います。
狒々そのものは獰猛であり、一旦笑うと顔が裏返る様になる中、唇が目を覆うその表情に驚くなり笑うなりして反応した相手の隙を突くように襲ってきたとされているようです。
その笑う様子からの命名らしいですが、笑うと顔が裏返る様になる中で唇が目を覆うというのは、狒々の唯一の弱点が目にあったためらしいですね。

マシラの身体の強固さは忍法によるものですけど、これでは時代劇にあった刀で相手を切ることなど無意味にしてしまう効果があって、まるで不死身でしたけど、化身忍者は忍法のかかった姿ですから不死身などと言うことはありません。
マシラが身体を鋼鉄のように固くする術も、忍法がいきわたらなかったらしく、目だけが出来なかったことはモチーフだったと思われる狒々のようでもありましたね。

あまりにもマニアックな話ですが、こういうところに気が付くのも難しいだろうと思われますが、そういうことは化身忍者を作り出していこうとする匂いとなって現れますから、大きな魅力となっていたと思いますね。
マシラ①

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5
ビラ星人②
「ビラ星人」

ビラ星人はウチワエビがモチーフだったと言うことですけど、当然のことながらリアルタイムで見ていた小さい頃はウチワエビのことなど知る由もありませんでした。
良いものを手作りで必死で作ろうとする心がけが、このビラ星人のようなユニークな宇宙人を創出させたんだと思いますね。
この頃の特撮は、番組的にも乱立する時代の前の頃でしたから、注目の度合いが違って下手なものを作ると視聴者が離れてしまう危機感があったと思いますね。
良いものを作るにはまずデザインから、、、ということで目は突けられたのがウチワエビだったんでしょうけど、この当時の特撮番組に出てくる怪獣や宇宙人には唸るものがあったと思います。
興味が惹かれる動く動物百科事典のようなもので、自分が知らない動植物のエッセンスがそこかしこに転がっていた時代の産物でした。
ビラ星人を見て思うのは、デザインの基として目を付けたのはいいけれど、どうデザインするのかというところが大きなポイントであり、そこがとにかく見栄えのするユニークなものにデザインされていたことに驚くばかりです。
ウルトラセブンもそうですけど、この頃からしばらくの間の特撮番組は見ることが学ぶことにつながり、そのために楽しめる者が多く、そうやって気を引くことに苦心していたんだと思いますね。
ビラ星人④
惑星のほとんどが海洋であり、陸地がほとんどなかった星に棲息していたとされたビラ星人。、
まるでビラ星にも海老がいたような設定でしたけど、そうした惑星にいたビラ星人がどうやって高度な科学力を有し、母星を出て他の惑星侵略などという途方もないことを考えたのかは不思議なことです。
ビラ星そのものは結果として海洋が占める割合の多い惑星ですけど、最初からそうだったわけではなく、多くの地殻変動がその内容を変えながら惑星自体の生態系を変えさせたことがあって、そうした過酷な環境におかれたビラ星の生命体が、生き長らえようとして過酷な環境に応じて生き方自体を変えていかなければならなくなり、時間などいくらあっても足りないと感じた末に考案したのが時間停止光線であったと考えます。
これはビラ星人最高の傑作であり、試行錯誤をしながらその制度と必要性を高めていったところ、ビラ星人は皆体内から発射できる能力を身に着けていったと言うことですかね。
これに比例するようにメカ的な科学力も高められ、宇宙進出するのに叶う宇宙船団を構築するまでに至ってしまい、これが自らの高められた身体能力もあって宇宙の制服などという夢のまた夢の世界を作ろうとしてしまっていたと言うことになったのかもしれません。
基本的には当初、地球の人間のように手足があった生命体が環境の変化の中で生き長らえようとした末の姿がビラ星人だったということになるんだと思いますね。

知らぬが仏と言いますけど、ビラ星人が広げてしまった大風呂敷に乗ってしまわなければよかったのでしょうけど、ウルトラセブンという超人が人間に化けてウルトラ警備隊にいることまで知りながら地球征服を狙ってしまったことで、上には上がいたと言うことを知ることになりました。
自らの最高能力であったはずの時間停止光線もバリアで意図も簡単に防がれ、黄色い毒ガスも身体を丸めるような体当たりも思ったほどの効果を引き出せないどころか、アイ・スラッガーで見事に切断されてしまいました。
ビラ星人は秘密工作員とかスパイのように暗躍し。戦闘力を陀湯ということでなく、他の侵略者と手を組むことで自らの存在感を出すことに舵を切っていたら、もっと面白い展開になっていたかもしれません。
ビラ星人

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