「ペガッサ星人」
ペガッサ星人の場合は、自然現象により母星が荒廃したことにより生き延びる術を完全人工都市に求めて宇宙を漂流する格好となったようです。
宇宙空間に浮かぶペガッサシティは、宇宙船や宇宙母艦の上を行くような見た目よりはるかに密度の濃い人工都市だったようで、その密度はなんと地球人が見たものの8万倍だったようですから、高度な科学力を有していたというのは外見だけでも分かりそうなものです。
母星が荒廃した例は、過去にバルタン星人がいましたけど、この荒廃は狂った科学者の暴走によって引き起こされ、いわば人の手が付けられない自然の力ではなく、進み過ぎた人の科学力によって引き起こされたことでしたから、ペガッサ星人とは出発点が異なり、そこから安住の地、惑星を求めて他の惑星を侵略する行為に出てしまったのかもしれません。
ペガッサ星人は、自らの力を高めて空気も水もなんでも人の手で作り出してしまい、人工物に全く頼らないで生存することを可能とした次元まで科学力を高めていたのですから、侵略するという行為自体はペガッサ星人にとっては全くうまみがないかったことになります。
争いごとを好まないような感じですけど、ここまで高められた科学力は平和のために温存すると言うことではなく、どうやっても生き延びるという種族として当たり前の考えが、高所に位置していたことが忘れられていたようです。
こういうところがバルタン星人とは異なるところですけど、ペガッサ星人とバルタン星人の有していた高度な科学力は向いていた方向性がまるで異なり、次元が異なっていたと言うことになろうかと思います。
侵略という意思のない宇宙人が、とある事情でけがを負いながらも地球の地上に降りてきて、地球側の人間と触れ合うことは、それだけでも利害関係が立ってしまいそうです。
ペガッサ星人はペガッサシティを創出しそこで生きながら宇宙を漂浪していたのに対し、地球人は地球という惑星で何とか生きてきたといういわば自然に頼る生き方しかできない存在でしたから、対極にあるというよりは持っていた科学力に大きな差があったと見るべきでしょう。
惑星の荒廃を人工都市を作っての乗り切ろうとしていたペガッサ星人に、M78星雲人であったウルトラセブンは自分たちもひょっとしたらこういう道を歩んでいたかもしれないと感じていたかもしれません。
高度な科学力は有していたものの、自らの肉体には特殊な能力はなかったのかもしれません。
人工物の中で生きていると、外の生命体に触れるのは用心深く臆病になってしまうことがありますね。
それがペガッサ星人にとってはダークゾーンという暗い小さな闇の中に自分を喰ことで線引きをしていた、、、その闇は異次元だったかもしれないけど、言うなればそんなものが作れる能力がペガッサ星人の能力だったかもしれません。
自然の影響を受けない肉体は変異してしまうことが多いyと思いますけど、それがペガッサ星人の姿に十分表れており、異次元というか異空間を作り出せることはそうしたことと元から持っていた性分が異常発達してしまったものかもしれません。
しかし、確かに侵略という意思はありませんでした。
用意周到に動力で動けるペガッサシティに対し、自然の産物である地球は当然のようにそれが出来なかった、、、しかし、衝突を避けようとして地球側にその意思を告げ、そして交渉しようとしたところにペガッサ星人は地球人類を重んじたような気がし、それが事をなせなければ地球が吹っ飛ぶ規模の爆弾を持ち込むという音に繋がっていたような気もします。
ペガッサ星人がそういう爆薬を持っていたこと自体は分かりますが、地球人類がペガッサシティを吹っ飛ばすほどの破壊力を持った爆薬を持っていたこと自体は納得できませんでしたね。
でも、こうでもしなければ物語は進みませんでした。
ウルトラセブンのアイ・スラッガーの打撃により闇夜に走って行ってしまったペガッサ星人は、何処へ行ってしまったのか、、、これは今でも謎のままです。
でも、そこがいいんですよね。
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