HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

2018年02月

3
ジゴクロイド
「ジゴクロイド」

仮面ライダーZXには、それまでの仮面ライダーのように話が連続した番組がなく、雑誌連載や各種イベントで取りあげられていただけのことでしたし、リアルタイムでは触れることができませんでしたのでほとんど知りませんでした。
折に触れ、情報に触れることでイメージは湧いてきましたが、でも具体化するのは難しく、想像の域はでません。
そんな中でイメージを膨らませ、TV特番で演じられたものを見ていると、特にジゴクロイドはバランスの良くない改造人間でした。

アリ地獄がモチーフであるジゴクロイドは、頭部についていた大きな鎌のような器官が大きすぎた故にジゴクロイドの頭部も身体に比してバランスを失わせるような大きなものでした。
それでいて仮面ライダーZXとバイクチェイスを繰り返すような俊敏性もあったようで、身体のアンバランス感を補って余りある胴体力を持っていた改造人間だったかもしれません。
自ら巣を作りそこに敵を引きずり込むだけではなく、自ら積極的に打って出るスタイルは、その鋼鉄で固めた様な丈夫なボディ相まって仮面ライダーZXを大いに苦戦させたようです。
必殺ZXキックも電磁ナイフも通用しなかったジゴクロイドのボディは、バダン改造人間がよりメカニック的になっていたことの証でしょう。
しかも、そのボディいと頭部につく大きな鎌は、実は切断能力に長ける巨大なハサミであり、同じようなハサミが腕にも脱着式の武器としてついていたところに、攻撃能力の高さも伺えます。

仮面ライダーZXの特番では、メカ的要素の高かったジゴクロイドが、まさしく生体能力が高くメカとは無縁であった仮面ライダーアマゾンと戦っていたことが多かったのは何ともユニークであり、雑誌上ではZXキックも電磁ナイフも通用しなかったジゴクロイドとの戦いの結末はどんな具合だったのだろうと思うと結構興味が惹かれるところかもしれません。
ジゴクロイドの腹部には、ドクロをイメージした模様があり、これぞ悪霊の姿のようにも見えましたけど、ジゴクロイドを始めとしたバダン改造人間には謎が多いですね。
ジゴクロイド①

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3
シルドロン
「変異昆虫 シルドロン」

ウルトラマンダイナ第5話に登場したシルドロンは、肩書が変異昆虫ということでしたけど、何が原因で変異したのかは分かりませんけど、変異し過ぎですね。
高純度エネルギーを欲していたこと自体変ですけど、それをエネルギーにした身体は突然変異体と呼ぶには過ぎたものだったように思います。
基本的に何かしらの昆虫であることは目に見えて分かりましたけど、甲殻類、甲冑という外骨格に特徴があり、主に両腕自体に特徴がありました。
強力な怪獣という感じはしませんでしたけど、額の緑の水晶体のような特殊器官で敵の攻めを予知するという予知能力と相まって、防御力に優れた感じがしました。
地球防衛軍の攻めは、その外骨格で防ぎ切れたでしょうけど、その気になればウルトラマンダイナの持ってる破壊光線等で打ち抜くことも出来たでしょう。

この変異昆虫シルドロンは、変異さが異常であり、身体の大きさ自体が巨大化してしまったこともあって、こういうタイプも怪獣と呼べるでしょう。
しかし、シルドロンの登場はシルドロンという怪獣が主役ではなく、その弱点であった腹部にどう必殺技を打ち込むかということに主眼が置かれていました。
ウルトラ戦士の必殺光線は基本的にストレート光線であり、それは一本線か複数線になるのかの違いはあれど、真っ直ぐ放たれるものだったと思います。
ただ、放たれる光線の速さがとにかく優れたもので、避けるに避けられなかったとすると、その必殺光線に耐えうる身体を持つか、それ以上の技を放つ、或いは必殺光線以上の速さを身に着けていたか出ないと防げなかったのだと思います。
脳波コントロールの効く技であれば、その動きにバリエーションが持たせられるでしょうけど、技自体が物理的なものでなければならず、光線技となると脳波でコントロールするわけにもいかなかったでしょう。
変化する光線・光弾となると、光線技の派生技であるウルトラスラッシュがありますが、光線がストレートに放たれず、変化するとなると随分と時間を待たなければなりませんでした。
シルドロンを仕留めたウルトララマンダイナのウルトラフォークは、ウルトラマンダイナが掌にエネルギーを貯めて球体にしたソルジェント光弾の源のようなものを、工夫を凝らしてシルドロンめがけて投げ込んだ光弾でしたけど、見せ球まで見せて工夫したのは野球というスポーツをある程度のレベルで知っていたからこその技でした。
野球を知らなければそれまででしたけど、必殺光線・光弾に変化を持たせた先駆けのような話でした。
それを際立たせるためにはシルドロンのような怪獣が必要だったということになるでしょう。
シルドロン①

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4
スネークコブラン
「スネークコブラン」

スネークコブランが登場した話は陳腐なものでしたけど、そういうことは置いといてもこの話の主人公であったドグマ改造人間スネークコブランは、デザイン的にも造形的にもかなりの傑作だったと思います。

ヘビというかコブラに関する改造人間は、古くはショッカー改造人間がいました。
低予算で優れたものを、、、という意味では、このコブラ男はかなりの傑作であり、出来が良すぎて改造コブラ男まで出てきました。
コブラに限らなければ、先日書いた仮面ライダーアマゾンに出てきたヘビ獣人も出来は相当よかったと思います。
ヘビは嫌われもののイメージが強く、それは粘着性を感じるところとその動きがクネクネして捉えどころがない感じでいてそれでいて殺傷能力が強いところなんでしょう。
そういうところを踏襲してしまうと、かなり造形と物語の構成が難しくなってしまうところがあり、例外もありましたが、ヘビとして嫌われそうなところを上手い具合に外していたような感じがします。

スネークコブランはネーミングがもう一つだったものの、コブラ男同様左腕がコブラハンドとなっており、怪力と島つける能力に優れていましたけど、このコブラハンドがやられても再生能力があったということ、やられてしまったコブラハンドもスネークコブランの首輪で操作可能だったという優れた能力を持っていました。
ドグマ改造人間でしたから、ドグマ拳法から派生したような蛇拳でも持たせればもっと設定的・物語的にも面白く工作で来たと思いますけど、歪んだ理想郷を作ろうというドグマを表現しようとして逆に見栄えのした改造人間スネークコブランをもってきたのに、それを生かせなかったのは残念でした。
スネークコブラン③
幻覚・幻惑技だったコブラ吹雪の舞という技をつかっていましたけど、ここに蛇拳を絡ませれば最も白かったかもしれません。

個人的にはショッカー改造人間コブラ男がお気に入りでした。
仮面ライダーV3の時にも、デストロン改造人間マシンガンスネークという出来栄えのいい改造人間もでていましたから、そこを踏襲してきたような感じがスネークコブランにはあったと思います。
もっと、その存在が際立っていれば、と思うんですよね。
スネークコブラン①

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5
ヴァーチカル(バーチカル)・ギロチン④
ヴァーチカル(バーチカル)・ギロチン⑥
ヴァーチカル(バーチカル)・ギロチン⑦
「ヴァーチカル(バーチカル)・ギロチン」

「vertical(バーチカル)」とは「縦(たて)」のことで、相手を縦に真っ二つに切断するエネルギーの消耗が激しいウルトラマンAの大技でした。
胸の前で交差した腕を上下に素早く伸ばして右手刀と左手刀の間に大きな三日月型のエネルギーによる切断型を作り出し、敵に発射して縦に真っ二つにする強力技でしたけど、胸の前で交差した腕を上下に伸ばす時に思い切り全身のエネルギーを集約してカッター状の型にするときは力感が籠っていたようでしたので、多分、連射が効かず、十分なネルギーを保有してないと放てない技だったのでしょう。

ディファレーター光線は各ウルトラ戦士の体内で精製され、独自のエネルギーとなっていきます。
体内をめぐり循環するのがエネルギーですから、身体を支え強化していくのに大事な役目を負っていると言うことになります。
ウルトラ戦士は超能力戦士ですから、著能力を発揮するにしてもその循環力が問題であるところ、循環するエネルギーが研ぎ澄まされ身体のどこかの部分をスパークさせることで体外に放出されるのが光線技ということになりますね。
光線とは流れ出るもので塊ではないですし、ある程度固めないと光線で敵を切断するわけにもいきません。
ある程度固めて切れ味を持たせる、それが切断技になりますけど、ウルトラマンAの大きい特徴はそうした切断能力を持たせてエネルギーを固めるところにあったような気もします。
「ヴァーチカル(バーチカル)・ギロチン」は、大型のエネルギー固定化の切断技というところからしても大量のエネルギーが必要だったはずで、それを切断する能力に長けた形にしたのはエネリギー消費量は生死にかかわるものだったかもしれず、そういう意味でも大技であり、強力切断技だったということになるでしょう。

バッドバアロン、フブギララ、キングカッパーに対してこの「ヴァーチカル(バーチカル)・ギロチン」を決めていましたけど、何と言ってもメトロン星人Jrを真っ二つにしてしまったところが、十分な迫力と力感があって最大の見せ所でした。
ヴァーチカル(バーチカル)・ギロチン
ヴァーチカル(バーチカル)・ギロチン①
ヴァーチカル(バーチカル)・ギロチン③

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4
電気ストリーム⑥
電気ストリーム⑦
「電気ストリーム」

仮面ライダーストロンガーは電気改造人間です。
だから電気をエネルギーとし、電気を武器として利用していました。
体内に強力な高性能発電装置を備え、コイル状に形成された高圧電流が流れる両手・コイルアームは右手がプラス電極、左手がマイナス電極であり、これを交差して接触させることで体内の発電装置を作動させ、それは変身時の大量の電気エネルギーを生み、時として武器としていたわけですが、代表例はエレクトロファイヤーだったのでしょう。
エレクトロファイヤーは決め技にはなりませんでしたが、体内の高性能発電装置で生み出された電気エネルギーをそのまま地や物体を通して伝染させる技でしたから、見た目よりも効果的にインパクトがなかったのかもしれません。
様々な伝染方法はあるのでしょうけど、迸る電気エネリギーを最大限に拡散させるのは水でした。
だから電気ストリームは、当初、コイルアームを擦り合わせて作り出した電気エネルギーを、導電体であった水に放出することで離れた敵に流しこんでいた技でした。
多分、電気エネルギーを放出する、或いは流し込む技としては最強の技だったと思うんですけど、これは水中に電気を流し込むことで広い範囲で電気エネルギーを拡散し、それは敵にとって逃げ場がないこととなることから想定以上の効果を発揮していたものと思います。
そしてその効果が出る範囲は一極型ではなく広範囲に及んでいたことから、この電気ストリームを浴びたものは後からも亡くなっていたものとなっていました。
奇械人ワニーダが川の中に身を潜めた時に電気ストリームを使用した時は、何と川の水を蒸発させていましたけど、これは使い方がまだ浅く、何故か奇械人ワニーダを仕留めるまでには至っていませんでした。
電気ストリーム⑧
電気ストリーム⑨
空気中にも電気を帯びた分子は存在してるわけですから、仮面ライダーストロンガーが生み出した電気エネリギーを空気中に伝染させれば、更なる効果が期待できます。
これは戦い続ける経験の中で、それがベースとなって強化できた技だったんじゃないかとも思います。
電気ストリームは後に水で拡散させなくても使われることがあったわけですから、空気伝染効果に気が付いていったと言うことになると思いますが、それは戦う中での経験の中で得たものだったのではないかということです。

仮面ライダーSpiritsの中で、再生したドクターケイトを仕留めそうになったとき、ケイトから発散しそうになった猛毒をこの技で防ぎ切るというシーンがありました。
これって、チャージアップ前の姿での使用でしたから、その使い方が最適で仮面ライダーストロンガーの通常形態では最高の技だったんじゃないかと思いますね。
電気ストリーム⑩
電気ストリーム⑪

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4
ガゾート⑤
「ガゾート」

地球にはまだまだ人類が知らない世界と生命体がいます。
光の届かない深海、奥深い地底、解明されていないジャングルの奥地や地底上であっても何らかの減少により踏み込めていない場所、そして酸素濃度の薄くなる大空。
電離層という空間は、電波を有効にするための空域ですが、高い過ぎる上に酸素濃度が薄すぎて人が踏み込める空間ではありませんね。
そんな空域にも生命体がいるとしたら、とにかく奇妙だろうということです。
最近は地球の環境変動で深海魚が取れたりしますけど、それは光とは無縁の世界の差かなという生物ですから、人が考えられないような姿をしていたり身体の器官を持ってたりします。
電離層に生物がいたとしたら、まず酸素濃度が極端に薄くても生存できる何かがあったり、降り注ぐ太陽光線は諸に赤外線や紫外線を帯びてますから、まさにそれは被爆状態にあるものと考えられます。
正に奇妙な生き物であり、人間にとっては信じられない姿と身体の器官を持って特殊な習性があるのかもしれず、そういう意味ではクリッターと称されるのも分かるような気がします。

クリッターは集散する習性があるみたいで、集散すると言っても極端であり、合併して変形するような感じでした。
変形は身体の様子だけではなく、習性にも現れており、正に奇怪でした。
それが変形怪獣ガゾートであり、胴体力もまさしく怪獣でした。

クリッターが集合して変形した怪獣がガゾートと思われるところ、人には信じられないような友達と認識した者を食べてしまうというのは、変わった捕食ですけど、それは共食いを重ねることで変形していたと言うことらしいですね。
電離層という生物が生存するのはかなり困難な空間ですけど、クリッターは共食いすることで生き長らえてきたようですから、その変形の果てが怪獣ガゾートとすれば人には理解し難いことも大いにあるでしょう。
ガゾートII①
ウルトラマンティガ・スカイタイプと同等の飛行能力やプラズマ砲を放つような能力は、電離層に生存していたからこその能力だったのかもしれません。
しかもある程度の知性はあったみたいですから、単なる生物と捕らえてしまうのは怖い気もします。

身体中に電気電流を帯び、帯電体質になっていること自体がガゾートの最大の特徴であり、だからこそプラズマ砲や噛みつき行為でも電気が溢れ出るようなところがあったのでしょう。
ただ、共食いと言えど食べる習性があったのは生物としての基本的なところは外しておらず、だからこその生物としての怪獣だったかもしれません。

地球上には人間の知らないことがまだまだある、そんなことを感じさせてくれた怪獣がガゾートだったような気がします。
ガゾートII④

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3
カマキリジン④
「カマキリジン」

仮面ライダーの草創期には大幹部という考えは見受けられませんでした。
ショッカー首領→怪人→戦闘員という縮図の中で、首領の意を受けて作戦の立案と実行の責任者は怪人が担うのは草創期中盤からでした。
それは暗黒結社ショッカーが世界征服に向けて動き出す中で、多分そうした幹部のような改造人間であったのは仮面ライダー旧1号だったのかもしれません。
仮面ライダー旧1号の人間体・本郷猛は天才科学者であって、スポーツ万能であったことを思うと組織の指揮者としての資質は充分であったはずです。
それが脳改造施す前に脱出され、暗黒結社にとって最大の障壁になってしまったのは皮肉めいたことでした。
でも世界征服を果たすためにはその仮面ライダーを倒さなければならず、更に優れた改造人間を作り出そうとして生み出されたのが仮面ライダー旧2号であり、ここでも脳改造前に脱出されてしまうという大失態を犯していました。
当時のショッカーは既に世界各地に点在していたらしく、仮面ライダーを2人も生んでしまった日本支部だけが計画信仰が遅れていました。
そこで海外で実績があって、強力な改造人間という視点からショッカーはメキシコ支部のサボテグロンが日本に派遣されていましたけど、このサボテグロンこそが隠れたショッカー、いや暗黒結社の初の幹部怪人でした。
サボテグロンには巨大なダムを破壊してしまうメキシコの花という強力爆弾が武器としてあって、実績を上げていたのは指揮力に優れていたと言うことだと思います。
だから強力怪人であって幹部怪人であったと言うことになろうかと思います。

スカイライダーで登場したカマキリジンの登場までの経過を見てると、このサボテグロンのことを思い出さずにはいられませんでした。
ネオショッカーの人減らし政策も日本を除いて予定通りに進んでいたところ、日本だけは停滞していたのはスカイライダーの存在ならではのことです。
しかもスカイライダーも「ネオショッカーが作り出してしまい、脳改造前に脱出してしまっていたところは仮面ライダー旧1号、仮面ライダー旧2号と同じことです。
その頃と違っていたのは、既にネオショッカーにはゼネラルモンスターという大幹部がいたこととカマキリジン自体が強力改造人間と言われながら、それまで登場していたネオショッカー改造人間と変わらず、、、というところでした。
カマキリジン①
カマキリジンの持っていた大型の鎌は、確かに武器として強力な武器だったと思います。
カマキリブーメランという技を持っていたと言うことでしたからその大鎌をブーメランのように投げつけるのかと思いきや、大鎌を持ったまま独特のジャンプをすると言うことで、飛行能力や俊敏性に長けたスカイライダーには通用するとは思えませんでした。
カマキリの改造人間なのに何故か地中を掘り進む能力もありましたけれど、この能力が攻撃用などの他の能力にとって効果が出ていたとは思えませんでした。

カマキリジンには見た目脆弱性が感じられていたところ、サタンカマキリの卵を孵化させてカマキリジンと等々の怪人を大量に生み出さないとその絵胃弱性は払しょくできなかったのではないかと思います。
それだからこそカマキリジンは宗教家のように卵の孵化を早めるような祈りをするしかなかったと言うことなんでしょう。
カマキリジンの能力を発揮するには数が必要であったところ、大幹部ゼネラルモンスターがサタンカマキリの卵の孵化を急かしたばかりにカマキリジンが強力怪人になれず、サボテグロンとは異なった悲劇を招いてしまったと言うことになるかもしれません。
カマキリジン③

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4
ケンドロス①
「植物怪獣ケンドロス」

ユニークな形態の怪獣としては、帰ってきたウルトラマンに登場したタッコングがいました。
球体の身体に申し訳なさそうに顔面が付いているというものでしたけど、そうした形態には流れがあったんでしょうか。
ウルトラマンレオにはタッコングの形態の流れを汲んだようなケンドロスという球体怪獣が出てきました。
タッコングが地球産タコ型怪獣なら、ケンドロスは宇宙植物怪獣、そんなところでしょうか。
宇宙の植物なんて想像もつきませんけど、それだからこそ信じられないような設定も可能のだろうということかもしれません。
悪魔の花とされた「剣輪草」という植物は、キレイな花を咲かせていました。
この剣輪草が成長し、花を咲かせるとその花の花弁は何と鋼鉄製となり怪獣ケンドロスに合体してとんでもない武器となっていました。
この花はあくまで花なので成長こそすれ、自分で動くということはしません。
しかし、ケンドロスの意思が働くのか、剣輪草がケンドロスと合体すると、剣輪草の花弁が鋼鉄以上の硬さを有してブーメランのように飛び回ります。
これがアあらゆるものを破壊し、MACどころかウルトラマンレオですら一旦は敗退に追い込まれます。
胴体力に優れていそうなウルトラマンレオですら、飛び交う花弁ブーメランを避けきれずに打ち込まれていたのですから、見た目以上の速さと動きをしていたのかもしれません。
ケンドロス単体ではただの宇宙怪獣であるところ、当然のように剣輪草が強力な武器となって手が付けられず、しかもヘリコプターのように飛行能力も発揮しました。
この剣輪草を使った攻撃で相手に致命的なダメージを与えた上で、ケンドロスの両手先から発射されるミサイルでケリをつけ、或いは丸い胴体を生かした攻撃を食らわせるのが攻撃パターンだったかもしれませんね。
ケンドロス③
ケンドロスと戦うには、剣輪草の花弁攻撃を弾き返すこか、或いは漏らすことなく打ち尽くさないといけないところ、ウルトラマンレオは光線攻撃は得意ではなかったため、弾き返すことを選択したのでしょう。
それでも2度目の戦いでは、特訓してたことがあったと言えど、弾き返して攻撃を仕掛けたところにウルトラマンレオの優れた胴体力と格闘センスがあったと言うことになると思いますし、思いもかけない行動に出られたのですからケンドロスは混乱したものと思われます。
結果その影響がケンドロスの自滅に繋がっていったわけですけど、植物惑星ケンドロスに存在したであろう数少ない動物系の怪獣がケンドロスであり、そのケンドロスには植物を利用して他の惑星侵略まで仕掛けていったのは、それ相応の知性があったということなんでしょうね。
ケンドロス

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3
豪島⑤
「豪島」

仮面ライダーは改造人間であるというところから始まった世界には、様々な暗黒秘密結社が出てきました。
秘密結社ごとに作り出される改造人間の形態が異なっており、それは発展的に変わっていったのかというとそれだけではなく、コンセプトが微妙に変わっていたという印象です。
それは時として改造人間ではなく、怪人となってしまうこともありましたし、宇宙から飛来した者もありました。
でも、昭和の仮面ライダーの魅力の一つに共通していたのは敵も正義のHEROも改造人間であったという点でした。
その改造人間というのは仮面ライダーが始まって間もない頃、生体兵器ではないのかという疑問にも似た感じがありました。
どの仮面ライダーを見てもいつも付き纏っていた生体兵器という感じは、その言葉の中に兵器という者が入っていたからこその抵抗感だったのかもしれません。
リアルタイムで見ていた時、仮面ライダーは大人向きのものでありませんでしたからこの抵抗感は薄れたのではなく隠れてしまったということで、それでよかった思います。
しかし、時を経て時代が進化していくと、こういう改造人間というモチーフを大人の視点からとらえたらどうなるのかということが描かれるのは時間の問題だったのでしょう。
そこで登場したのが「真・仮面ライダー」でした。

「真・仮面ライダー」そのものも生体兵器であり、敵組織であった「財団」の作り出していたのも生体兵器でした。
ここに改造人間=生体兵器ということがひょうげんされることになりましたけど、そこには遺伝子工学とロボット工学という科学力が導入されていました。
いわゆる改造兵器レベル2というのに、豪島が相当していたようです。
遺伝子操作レベルで強化された人体にメカ(機械)を持ち込んで更に強化したものらしいですね。
豪島は「財団」首謀者のボディガードをしていた時は、迫力があり威圧感と不気味さが同居していた人間の姿でした。
それが姿を現すと、皮膚に隠れていた筋肉がむき出し状態でそれを支える骨とメカ部分が顕著となり、末恐ろしい感じのものでした。
常人の力と能力など、モノともしない怪力と強力さは、その無表情感と相まって前面に怖さが出ていました。
通常兵器やロケットランチャーすら問題としないこの豪島の身体は、これでレベル2なのかと思わせました。
しかもその能には、機密保持のため生命活動が一旦停止し、一定の時間が経過すると作動する爆弾が組み込まれており、敵と共に自爆させる能力があったらしく、真・仮面ライダーもその犠牲になるところでした。

この豪島は、財団の首謀者の意思と連動していたらしく、その首謀者が真・仮面ライダーによって惨殺されると突如として滅茶苦茶な行動に出ていたのは支持者が不在になってしまったことによる混乱であり、それはメカに強化を頼っていた部分と、まだ発展途上の生体兵器だったことの現れだったのかもしれません。

しかし、改造人間として始まったコンセプトを生体兵器に解釈するには時代が速すぎたのかもしれません。
想いはその境地に辿りついていても、表現技量が追いついていなかったというのが正直な印象でした。
以前、子供の頃に夢中になってみていた仮面ライダーという物語が、こういう解釈もできるのかという意味では大きかったかもしれません。
でも、表現使用がもっとクリアであって欲しかったのは言うまでもないことです。
target="_blank">豪島

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4
スペシュッシュラ光線
スペシュッシュラ光線①
スペシュッシュラ光線②
「スぺシュッシュラ光線」

ウルトラマンゼアスは、ウルトラシリーズ初の「映画オリジナルウルトラマン」でしたね。
企業タイアップのウルトラマンとしても初で、従来の路線とはかなりかけ離れてコミカル路線を踏襲しながらも、そこかしこに往年のウルトラ戦士たちの要素を踏まえていたことで、笑いながらも見応えのあるウルトラマン映画となっていました。
1996年公開の映画でしたけど、同時上映が「甦れ!ウルトラマン」だったということもあって、初代ウルトラマンをリアルタイムで見ていた者はすっかり大人になって、親となってウルトラマンを見る視点が変わっていたことを思い出します。
自分はまだ子供が幼すぎて、ウルトラマンゼアスをリアルタイムで見ることは出来なかったものの、企業とのタイアップということもあってTVでよくその企業のCMを見、このウルトラマンは何だろうという具合に思っていましたね。
なんでも、Z95星雲ピカリの国出身のウルトラマンがウルトラマンゼアスということでしたけど、ウルトラ戦士特有の身体のデザインが銀色と赤色の配置が逆になっており、光の国ではなくピカリの国出身というところに映画に出演していた「とんねるず」のお笑いセンスが影響していたのかもしれません。
そういう影響が必殺技であったスペシウム光線と逆の腕の位置となっていたスぺシュッシュラ光線にもあったのかもしれません。

初代ウルトラマンとウルトラマンゼアスは遠縁にあたり、初代ウルトラマンのスペシウム光線に憧れまくったウルトラマンゼアスがその光線技を鏡を見て練習したことから構えが逆になってしまったということでした。
初代ウルトラマン以上に精神的なものが影響していたらしいスぺシュッシュラ光線。
当初は構えて光線を発しようとしても何処へ飛んでいくのか分からないようなユニークかつ破天荒な技だったように思います。
構えを取って発しようとすると、最初に赤い光線が発せられてレーザーサイトように敵を捕捉、それに沿って破壊光線が発射されるというものでしたけど、光線の成分自体がスペシウム光線とは異なるモノだったように思います。
出身地自体がM78星雲とは異なるわけですから、光の国の人工太陽の爆発の影響が超人ウルトラマンを生む要因となったことを思うと、ウルトラマンゼアスを生み出す要因はそれよりは薄かったような感じがします。
しかし、破壊光線として使われた光線技でしたから、もともとそういう成分が含まれ、後は練習あるのみだったんでしょうね。

ウルトラマンゼアスも超人であったことに変わりはなく、でも苦境を乗り切ってきた境地はウルトラ戦士に及ぶところではなかったんでしょう。
「心を鍛える」、それが全てであったことは人間と変わりなかったのかもしれません。
そういう意味では最も人間に近寄ったウルトラマンだったのかもしれません。
でも、笑うしかなかったですよ、ウルトラマンゼアスは。
その象徴がスぺシュッシュラ光線だったということです。
スペシュッシュラ光線③
スペシュッシュラ光線④

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