ガンQ④
「ガンQ」

不条理の塊、、、まさしく物理的には説明し得ない存在でしたから、ガンQは怪獣というよりお化け、幽霊が実体化したようなものでした。
目は口ほどにものを言い、、、と言いますが、ガンQhは後に登場したところで、戦国時代の自殺して死んだ呪術者が基だと分かってきました。
忍術の世界は、あらゆるものの想いだけが存在し、それは正当か歪んでいるのかは問題でもなんでもなく、人間には想像の世界で存在するようなものです。
いつの世も忍術者は、得体の知れないところがほとんどですから、煙たがられ嫌われ避けられるものだという感じがします。
戦国時代は混乱の時代で、何を頼っていいのかが分からない時代でしたから、忍術が使える者は煙たがられながらもどこかでアテにされていたところがあったものの、やっぱり消されてしまう運命にあたと思います。
そういう歪んだ存在でしたから、肉体という実体が無くなっても不条理の塊として姿を現したのかもしれません。

姿は見えるのに、熱反応も生命反応もないというのは、物理的なこの世界ではあり得ないことで、溶解とか幽霊とかを信じ、どこかで理解しなければ、それは不条理の塊であり、ガンQは見せかけだけが怪獣であり、存在し得ないものだったのかもしれません。
忍術者の歪んだような想いが生にしがみつき、その象徴として信じられない大きさの眼球だけ存在を見せかけ、花崗岩と金属片を結び付けて、実体化したようなものでした。
岩と金属を結び付けていて、そこだけが実態があり、それ以外はないのですから、物理的には岩と金属だけが攻撃対象となってしまっていたようです。
ガンQの中心には説明できない世界が見た目以上に広がっていたため、ミサイルやウルトラマンガイアを飲み込んでしまったその向こう側には、忍術と妖魔の世界が広がっていたみたいです。
まさしくこれは地獄絵のような世界かもしれず、この世に歪んだ世界観を広げるために説明し得ない能力と力で敢えて怪獣として存在してきたようなものでした。
ガンQ①
怪獣も、理解できない存在でしたけど、妖魔もそれ以上でした。
信じられないような能力は両者同様でしたけど、ガンQは目玉がいくつもはびこっており、その眼力と笑い声だけで、ガンQ以外の者を惑わせる特殊能力はその身体と相まって、存在がとにかく特殊であり、これを怪獣と思うことにはユニークさがつきまといました。

多分、ウルトラマンガイアだけではなくウルトラ平成三部作の中ではユニークさと相まって、その存在が際立っていましたね。
ガンQ

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