HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

2018年07月

3
クロネコ獣人①
「黒ネコ獣人」

猫も仮面ライダーアマゾンの頃は、そのほとんどが放し飼いでした。
今もそんな風潮がありますけど、それでも放し飼いは野良猫と思われるし、猫の繁殖力は人の比ではない位スゴイものですから保健所送りになってしまい、いくつもの尊い命が無慈悲に失われてしまいます。
そういうことに気が付いた人が増えて、室内飼が増えていることは喜ばしいことです。

人慣れしないと生きていけないのは昔も今も変わりませんけど、人なれしてる猫が増えているといっても基本的に猫の本能は野生に満ちていますね。
まあ、そこが面白かったりするんですが、こうした野生に満ちたある種獣みたいな生き物が仮面ライダーアマゾンに敵対した組織のモチーフになっていたことは意外と珍しいことです。
猫の中でも黒猫は、魔女狩りの象徴として扱われたことは欧米に多かったようです。
今でも、欧州の一部にはそうしたことが多くあるみたいですけど、そうした黒猫に限って人懐っこいところが多かったりするのですから、そうした欧州で保たれている思いというのは、人の勝手な偶像に対する思いで、まあどうしようもないことですね。

でも闇夜に紛れた黒猫に、ビクッとしてしまうことはあります。
そうしたことと、誤った風潮を土台にしてゲドン獣人として黒ネコ獣人が描かれたのでしょう。
クロネコ獣人④
詰めが鋭いのは、すべての猫の共通した特徴ですが、これを誇張した場合、そこに猛毒を仕込み引っ掻かれた場合、そこが致命傷となってしまうのは仮面ライダーシリーズの改造人間、特に獣人としては面白かったと思います。
いきなり暗闇でアマゾンに襲い掛かる黒ネコ獣人は、設定師としてよかったと思いますけど、その後アジトで渋面鬼の呼びかけを無視して毛づくろいをしてるところは従来の猫らしく面白かったですね。

猫は俊敏でそれこそ獣の要素たっぷりですが、防御の面では強化にしようがなく、大切断で首を真っ二つにされてしまうという衝撃的な結末は当然だったかもしれませんね。
クロネコ獣人⑤






    このエントリーをはてなブックマークに追加

3
ガマス
「忍者超獣 ガマス」

カメラに写されるとそのネガに潜り込んで焼き増しされた写真の数だけ増えてしまうという超獣ガマス。
それだけでもとんでもない能力だというのに、焼き増しで増えただけ武器も増え、その武器は槍、まきびし、八方手裏剣に吹き矢と数多く、それは忍者の特徴そのものであり、この辺りから忍者超獣とされているようです。
忍者超獣だからこれだけの武器を備えさせたと考える方が正解だと思いますが、ガマスは蘭の花と宇宙怪獣の合成超獣で、持っていた武器とは何の因果もなかった感じがします。

蘭の花が一つの要因となった超獣ですが、花から受ける可憐さとは裏腹な姿をし、おそらく飛行能力を有したそれこそ鳥獣のようなところもありましたけど、花から想像する可憐さと忍者のようなすばしっこさとは無縁のような姿からは、その設定は想像さえもできませんでした。
多種多様な武器そのものは牽制技であって決め技ではなく、やっぱり最も目立ったのはその存在を焼き増しして増やせるところにあったのでしょうね。
ガマス①
ガマスを製造したヤプールとしてもそこは分かっていたはずで、TACの演習中にガマスを登場させたのも、ガマスの情報をTACに会えて流すことで、TACを内部から壊滅に追い込むと同時にウルトラマンA打倒を図ろうとしたところ、民間の週刊誌記者に撮影されてしまったことから作戦の路線変更を余儀なくされていました。
でも、これはヤプールが地球征服を狙うにはこれ以上ない効果をもたらしそうな展開であり、最初からこの路線でいってたとしたら、手のつけられない状況になっていたんでしょうね。

ガマス登場の話は、ガマスという超獣の存在よりも、ウルトラマンAがこれまでに使ったことのない大技を使うらしいという噂が流れて、番組中はそこをしっかり見ようとしてその点ばかり気にしてた記憶があります。
パンチレーザースペシャル、これは確かに大技である媒体を通して分身してしまう能力を有したガマスには有効であり、期待以上の大技でありましたね。
ガマス④






    このエントリーをはてなブックマークに追加

4
プロメテス
「火焔プロメテス」

プライドが高いギリシャ神話怪人でした。
火焔プロメテスは戦闘工作員養成所長を務めており、マッハアキレスが推し進めていた「人間ロボット化作戦」で洗脳された村人たちを工作員として育て上げることを使命としていましたが、それは火焔プロメテスのプライドの高さと連動していたようです。
火焔プロメテスの前任マッハアキレスの時からGOD秘密警察第一室長で怪人達の監視と処罰が主な任務であったいわばGOD機関の大幹部であったアポロガイストが出てきましたが、アポロガイストはGOD総司令から組織全体にわたる全権を委任され組織を監視する意味からも、隠れた存在であり、しかしその使命と存在感の強さから姿が見えぬ恐怖の存在でもあり、それは立場からも来る高いプライドが確かにありました。
プライドの内容は違えど、それが高い者同士が同じ場所にいて、上司と部下のような関係にありながらも同じ作戦を遂行しようとすればぶつかり合うのは、当然のことです。
ただ、アポロガイストは火焔プロメテスよりも遥かに高い立場にあり、その遂行しようとした作戦だけではなく、GODという組織全体を見渡していたのですから、火焔プロメテスのようにプライドに溺れることもなく、淡々と策戦遂行を図ろうとし、そういう意味では冷徹そのものでした。

一方、火焔プロメテスはプライドは高そうであったものの、一介のGOD改造人間であり、プライドの高さがGOD機関最大の敵であった仮面ライダーXの存在を軽く見てしまったことで作戦の遂行ができない状態となってしまいました。
プロメテス⑨
ギリシャ神話上、神であったプロメテウスは人間に火をもたらしてくれた神であったはずです。
炎の化身のようなプロメテウスをモチーフとした火焔プロメテスは、その名の通り業火に包まれたような姿をし、口から火を吐く上に、背中に備えた火焔噴射機ナパーム弾を武器とし、高いプライドは高い攻撃能力を輸していたように思います。

この炎の化身のような火焔プロメテスが、ちょっとでも冷静さをどこかに持ち合わせていたならば、仮面ライダーXと言えどどうなっていたか分からなかったと思います。
偏に高いプライドが作戦のみならず、自らの運命も悲劇にしてしまった改造人間でした。
プロメテス④







    このエントリーをはてなブックマークに追加

3
ゴーストロン
「ゴーストロン」

帰ってきたウルトラマンが地球で初めて戦った怪獣で、アーストロンという怪獣がいましたね。
裏設定ではこのアーストロンに弟がいて、それがゴーストロンという怪獣だったわけです。
戦闘的だった兄怪獣アーストロンに対し、まるで正反対で刺激しなければ何の影響もなさそうだったゴーストロンは、地中に潜んでいたはずだったのが、たまたま地上に姿を見せたばかりにMATの攻撃対象となってしまいました。
外見、特に目が兄怪獣アーストロンに似ていましたが、多分設定的に好物としての金が主食であったために退職が金色であったところは、アーストロンよりも初代ウルトラマンに登場したゴルドンに似ていた感じもしましたが、ゴルドンは四つ足怪獣であり好戦的であったのですから、なんだかわからないような気もしまう。

地中に潜んでいたためか、ゴーストロンは酷く近眼であり、そのため聴覚がとにかく鋭敏であったところに特徴があり、その聴覚の鋭さがゴーストロンの行動のすべてであり、またそのために悲劇を招いていました。
音に鋭敏であったためにダイナマイト工場の傍に居座った感じになりましたが、ゴーストロンの尻尾の元には時限式となってしまったX弾という高性能爆弾が埋め込まれてしまったために、排除対象となってしまいましたが、これは全くゴーストロンのせいではありませんでした。
昼寝の最中に寝首をかかれるが如く、怪獣であったためだけに攻撃されてしまい、どこか哀れな感じが漂った怪
獣でした。

ゴーストロンもアーストロンと同様地球怪獣であり、それでも好戦的ではないおとなしい怪獣で、地中に潜むことがほとんどでしたから、まるで怪獣であったためだけに倒されてしまうという悲劇的な怪獣でしたね。

以前、怪獣とは何かということをテーマにした怪獣は、ウルトラシリーズ第1期に出ていましたが、そこに悲哀だけではなくユニークさも織り込んだことで、怪獣であって怪獣ではないような感じもしました。
ゴーストロン①







    このエントリーをはてなブックマークに追加

5
カミソリヒトデ⑥
「カミソリヒトデ」

剃刀とヒトデの合成改造人間がカミソリヒトデでしたけど、金属である部分がどうしても目立ち、小さいながらも抜群の切れ味を誇るカミソリは身近にあるものでも扱いに困る代物だったと思います。
右腕に仕込まれたカミソリはとにかく切れ味鋭く、しかもカミソリだけに薄い金属は相手がどんなものでも跡を残してしまい、うっかりするとそこから致命傷を負ったりするんじゃないかと思います。
カミソリヒトデはこの右腕に装着されていたカミソリを何度叩き折られても、すぐまた別のカミソリが出てきていました。
きっと、叩き折られることも想定して右腕の中に何枚もカミソリが仕込まれているんだろうと思っていましたが、カミソリヒトデの肉体はヒトデがベースなのですから、特に再生能力に優れていてという特有の能力の一つだったんですね。

でも、そのカミソリは目立ちますけど、メインの武器ではなかったような気がします。

カミソリヒトデの胸部には血管が浮き出たような肉袋がありましたけど、ここには猛毒液が仕込まれており、この袋にはもう一つの口がつけられており、ここから噴射する猛毒液はそれを浴びた相手を溶かしてしまうほど強烈なものだったようです。
カミソリヒトデは確かに外皮がヒトデでしたけど、その外皮に包まれた肉体は地獄の番人のようでかなり不気味さがありました。
地獄の番人のオドロオドロした様相は、実はその持っていた毒袋から猛毒液を相手に浴びせかけて、ドロドロに溶かしてしまうことこそがメインの武器であり、カミソリはそのためのきっかけのような武器にすぎなかったような気もします。
カミソリヒトデ
カミソリヒトデはレンズアリとほぼ同時に登場していましたが、共闘というより手柄をレンズアリに譲っていたような節も見受けられました。
地獄の番人のようなカミソリヒトデの様相は、そんなことと相反するするような感じがして結構違和感みたいな感じが残りました。
せめてレンズアリと共闘と行けば仮面ライダーV3と言えど、危なかったかもしれなかったと思いますし、その方が面白かったような気がします。

でも、レンズアリと並んでタイプは違うとは言っても結構な難敵であり、だからこそのV3きりもみキックで倒されたということなんでしょう。
カミソリヒトデ④







    このエントリーをはてなブックマークに追加

4
仮面ライダーSPIRITS~侵攻・占領・新宿・大首領①
「仮面ライダーSpirits~侵攻・占領・新宿・大首領」

仮面ライダーたちによる仮面ライダーXの救済によってバダンが日本を狙いつつ、その備えをしていることが分かりました。
と同時にバダンの大首領はJUDOと呼ばれていることも。
とすると、仮面ライダーたちは早く日本に戻らなければなりませんでした。
その頃、日本にいた仮面ライダーZXこと村雨良は、つかの間の平和に浸りつつありましたが、これもヤマアラシロイドことニードルの接近によって、再生したタイガーロイドとまたもや再会を果たすことになります。
それはバダンに対する異なった考えを持った二人が出会ってしまうのですから、当然のように戦闘となります。
強化されたタイガーロイドは全身が白のパーフェクトサイボーグ。
しかし、戦闘経験が不足していたといっても仮面ライダーZXもパーフェクトサイボーグだったわけですから、拮抗しつつ、決着がつかない戦いとなり、長引く中で遂にバダンが日本進攻の行動を開始します。
ピラミッド・アジトの来訪はいきなり世間ずれしたものが、平和な日常に異様な姿形をし、それはバダンを象徴したものでしたから、ピラミッドアジトを目にした者たちは慌てふためいて混乱を招き、それはバダンの思惑通りのことでした。

仮面ライダーZXはタイガーロイドの攻撃を見切り、タイガーロイドの最大の大筒をかわした上で優勢に戦いを進めていた中、新宿のヒデの邪魔でタイガーロイドとの闘いにひとまずのケリがつけられました。
その戦いの中でピラミッドアジトの来訪を目の当たりにした仮面ライダーZXは新宿に向かい、そこで仮面ライダー1号と遭遇します。
負傷していた仮面ライダーXも、仮面ライダーアマゾンと結城丈二によって完全に復活し、他の仮面ライダーたちと同様、日本各地に飛ぶこととなりますが、仮面ライダー1号が担当したのが東京であったことから、仮面ライダーZXとの遭遇ということになったようです。
仮面ライダーSPIRITS~侵攻・占領・新宿・大首領②

バダン進攻による日本の混乱を何とか収めようとする仮面ライダー1号、それをあえて無視してとにかくバダンを倒そうとする仮面ライダーZX。
相反するような二人の仮面ライダーの前に登場したのが地獄大使に率いられたショッカーライダー6体でした。
火炎を吐く、小型ミサイルを乱発する、溶解液を吐くなど、個々の能力は仮面ライダー1号と同等ながらこうした特殊能力をもっていたショッカーライダーは、確かに強敵であったはずです。
最新鋭の仮面ライダーとはいえ、復讐に固執した仮面ライダーZXでは危なかったかもしれません。
立花藤兵衛の指示のもと、必殺ライダー車輪に入った仮面ライダー1号を追うかのように仮面ライダーZXもこの攻撃に入り込みました。
通信のみとはいえ、仮面ライダー2号とシンクロした仮面ライダーZXは大きくジャンプするタイミングを与えられ、、、しかし、ショッカーライダーNo6[の溶解液から仮面ライダーZXをかばった際に浴びた影響から仮面ライダー1号がジャンプし切れず、ここまでかと思われた際に仮面ライダーZXが仮面ライダー1号を引き上げて幻影装置を発動し、見事ライダー車輪を成功させました。
仮面ライダーZXの持っている能力はそれまでの仮面ライダーの能力を上回る一端が、ここで出たわけですが、仮面ライダーZXが復讐心に燃えるのはまだわかっていないことが多かったためと思いますね。
本能的にどうあろうとするのか、それが仮面ライダーZXにはどこかで分かっていたからこその動きだったと思います。
仮面ライダーSPIRITS~侵攻・占領・新宿・大首領③
ただ、それを知るには影響が大きすぎたのはこの後分かってくることです。
ショッカーライダーを倒した後、JUDOが疑似の姿で現れたことがこの後、少なからず影響を現していきますね。

仮面ライダー1号と仮面ライダーZXの遭遇時、遭遇したことを仮面ライダーストロンガーが知ったことで、この後一人の立役者になっていったことも忘れられないことです。
仮面ライダーSPIRITS~侵攻・占領・新宿・大首領⑤







    このエントリーをはてなブックマークに追加

4
チブル星人①
「チブル星人」

生きる者すべてがコンピューターに制御されてしまった惑星というのも、きっとこの広大な宇宙にはあることでしょう。
頭でっかちなチブル星人の大きな頭部は、金属製にも見えました。
でも、その中に潜んでいた脳は異常発達し、母星がコンピューターに制御支配されていたことを物語っていたように思います。
その異常発達した脳は、人知れず狡猾な思考作用をもたらしたようです。
思考作用でしか行動できず、異常発達した脳と引き換えに身体の脆弱化をもたらしてしまい、浮遊能力と何故か変身能力だけが残っていたということかもしれません。
口から放つ超音波、足の棘から出すしびれ液といった攻撃手段を持っているらしいとされていますが、老人から本性を現したチブル星人の戦闘シーンは、配下にあったロボット・セロワンがあっけなく倒された時点で、狡猾さを破られ自らの肉体でウルトラセブンに戦いを挑むほかなく、申し訳程度に設定されていた肉体攻撃能力だったように思います。

自らの体当たりも軽く返され、あっけなくエメリウム光線でチブル星人は倒されていきますが、チブル星人である本性を現した時点で勝負あったということでしょう。

チブル星人⑤
以前はコンピューターに支配された惑星の宇宙人がどんなものかとか、その宇宙人が何故か地球を狙ってきたり支配しようとして来たりする話は、よくあったような気がします。
ひょっとするとチブル星人の話はその先駆けだったかもしれませんが、機械に支配された生き物は時が経てば支配されていたことも意識から消え、順応して生き延びることしか思わないのかもしれません。
そうなると、思考力だけが発達し、肉体は衰え退化していくということになるんだろうと思います。
肉体が退化してしまうと思考力を生かそうにも特異能力がなければどうにもなりません。

身体がコンピュータ化され、それでも自我意識が流れに乗って残った姿、それがチブル星人だったかもしれません。
チブル星人⑥







    このエントリーをはてなブックマークに追加

4
カナリコブラ③
「カナリコブラ」

昭和40年代の頃かな、ペットと言えば犬は番犬、猫は放し飼いで今では考えられないようなことが当たり前でした。
そんなペットの中でも小鳥は憧れの的で、特にカナリアはどこか家柄のいい家の象徴のようなところがありました。
でも、犬・猫よりも身近なペットだったのかもしれません。

そんなカナリアもゲルショッカーの改造人間のモチーフとなってしまいました。
可愛らしいカナリアの鳴き声も、気が狂いそうになる殺人音波となってしまう。
そもそもがカナリアは小鳥ですから脆弱感があり、そうしたことがショッカーでは殺人音波は開発していたものの、改造人間としては採用されなかったのかもしれません。
でもゲルショッカーは2体の動植物融合改造人間を創出するところに特徴がありましたから、カナリアの脆弱感を補って余りある素体として、なんとコブラを採用していました。
それがカナリコブラでした。
カナリアという身近で可愛らしいペットに接した人間を油断させて殺人音波で殺めてしまう。
殺めきれなくてもコブラという素体で作られたコブラハンドに仕込まれた鋭い牙と猛毒、しかもそのコブラハンドは伸縮自在で人を絞め殺してしまうほどの怪力を誇る優れもので、けっこうな強力改造人間でした。
カナリコブラ①
ゲルショッカーが企図した「ペット作戦」がいかなるものだったのか、その主戦力であったカナリコブラがどんな改造人間なのかを仮面ライダー新1号に知られ、戦闘において仮面ライダー新1号を負傷させたものの、コブラハンドを叩き壊されたことでカナリコブラは一時敗退を余儀なくされます。
この時点でカナリコブラ自体は別として、カナリコブラを利した「ペット作戦」は失敗です。

しかし、この後カナリコブラは強化されて再登場しました。
カナリコブラ④








    このエントリーをはてなブックマークに追加

4
マグラー②
「地底怪獣 マグラー」

多々良島という孤島でレッドキング、チャンドラー、ピグモン、スフランと共に登場した地底怪獣マグラー。
地底数百メートルの地底に潜み、時々餌を求めて地上に姿を現すところからマグラーというネーミングだったんだろうけど、脇役ながら結構な脇役怪獣でした。
この多々良島での怪獣無法地帯という話は、レッドキングが主役格であり、それに相対峙するのがピグモンという構図であり、そこに効果的に初代ウルトラマンが絡むというものでした。
幾多の怪獣の中で初代ウルトラマンと戦ったのはレッドキングのみでしたけど、あくまで脇役という目で見るとこのマグラーは印象的な怪獣だったと思います。

全身が刺々しく、大きな口は何でもかみ砕きそうでした。
でも、武器と言えるのはその大きな尻尾であり、これを振り回されると人間なんかは一たまりもなく、これは怪獣という存在が印象的になるべき要素が満載であり、しかも身体の大きさが特に人間と対比的であったことからも如何にも怪獣だったと思わされました。
何体もの怪獣が出てきて、みんながみんな、主人公であるウルトラマンと戦う必要はなかったと思いますが、戦ってくれればどういう具合に戦うのかを見たかった気もありました。
でも、この初代ウルトラマン放映時当時はまだ特撮番組の草創期みたいなころでしたから、思いはあっても放映技術が追いつかなかったこともあるんでしょうね。

マグラーは、やっと地上に姿を現したと思ったら、レッドキングとチャンドラーの戦いを目の当たりにしてしまい、そこから逃れ、そこで化学特捜隊メンバーと出会ってしまいます。
マグラーとしては人間をどうにかしようという気はサラサラなかったでしょうけど、化学特捜隊としては驚くと同時に孤島で何体もの怪獣の存在を知ってしまえば、とにかく倒そうと思うのは当然のことでした。
マグラーはナパーム弾2発にやられてしまいましたが、ひょっとすると地上に姿を現してはいけない怪獣だったのかもしれませんね。
マグラー④マグラー③







    このエントリーをはてなブックマークに追加

4
ネコヤモリ
「ネコヤモリ」

いつも人の近くにいそうな猫とか犬って、身近過ぎて特撮番組のモチーフにはなりにくそうです。
でも、犬や猫は元をただせば狩猟ようだったり、肉食で自らが狩りをしていたということに起源を発していることから、何かしら特撮番組のモチーフになるものはあるような気もします。
犬や猫は人間のペットという側面が大きく、特に近年は室内飼が叫ばれていますから、あの可愛い鳴き声やしぐさを思うと、かなり難しいですね。
犬はオオカミ、猫は古代伝えられた呪いの化け物という側面を思い切り出さないといけないと思います。

猫は特に化け猫とか呪いの象徴とされていたことは、黒猫に多かったようです。
仮面ライダーのゲルショッカー編に登場したネコヤモリも黒猫がベースでした。
体内に「悪魔の血」という増殖細胞が含まれた血が流れ、それを混ぜた絵の具で描かれた黒猫の絵に憑依することでその絵から実体化することができ、また絵から絵へと移動することができたようで、これではスピードの戦士でもあった仮面ライダーも追いつかないというものです。
猫に逆変身したり、人間に乗り移ったりして、乗り移った人間の血を悪魔の血に変えてしまうというネコヤモリの能力は、古来から研究されていた呪いの力だったのかもしれません。
仮面ライダーに滝和也という優れた相棒がいたからこそ、ネコヤモリの超能力を利したゲルショッカーの作戦は防がれましたけど、仮面ライダーが本当に孤独な戦士だったとしたらどうにもならない相手だったとも思いますね。
ネコヤモリ④
ネコヤモリは改造人間ですから、備え付けられた能力もあり、その一つがキャットファイヤーでした。
それがかわされて接近戦となってもヤモリ吸盤で仮面ライダーのエネルギーを吸い取ってしまうなど、能力に優れていた強力改造人間でもありました。

パワーとか肉弾戦ではどうだったのかは分かりませんが、瞬間移動とは別に俊敏性はあったのでしょうね。

でも、やっぱり猫は改造人間のモチーフとするには可愛らし過ぎますね。
ネコヤモリ⑤







    このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ