「ダンガー」
ダンガーとはいわゆる地底怪獣だったんでしょうね。
太平洋上に浮かぶ孤島・無人島で迷い込んだ人間が洞穴で見つけた怪獣ダンガーは、地中を掘り進み、その果てに洞穴で眠ってしまったということなんでしょう。
孤島で無人島ですから、ダンガーはこの地にいる限り人間に危害を与えることはなかったと思います。
こういう怪獣なら、その存在を知ることがあっても触れるべきではなかったでしょうね。
君子危うきに近寄らず、ではありませんけど、怪獣全て敵ということではありませんし、怪獣も生き物ですから、孤島で存在してるだけなら、、、ということです。
ダンガーの話を見ていると初代ウルトラマンの時の怪獣島・多々良島を思い出しますが、ダンガーのいた島に怪獣はダンガーだけだったようですしね。
ダンガーの瞳は澄んでいて純粋そうに見えましたが、その姿はまるでレゲエのおじさんの様でした。
手先の鋭そうな爪と鼻下に延びた立派な牙をみると、これが大いに利用されて地中を掘り進んでいたんだろうと思われ、地中を掘り進むわけですから身体は強固なものとなっていたようです。
掘り進むときに砕いた岩なんかを流していかなければならないわけですから、頭部からついていたコブの続きみたなものは意外と強固なつくりで役立っていたようです。
ですから、このコブの続きがダンガーの生命線となっていました。
暴れれば狂暴になってしまうのは怪獣としての性みたいなものです。
その証拠にこれといった武器を持っていなかったダンガーの怪力さと強固さに帰ってきたウルトラマンは結構苦戦していましたからね。
頭部のコブの流れを取ってしまったところで、勝負ありという感じでしたが最後の最期はスペシウム光線で仕留められていました。
人間がこの島さえ発見したり、落ちて来さえしなければダンガーは眠ったままだったのかもしれないと思うと、巡りあわせは怖いなとさえ思えました。