「バリアー怪獣ガギ」
ガギは宇宙繁殖怪獣だったんですね。
子供が多く集まる場所を狙っていたかように地底に潜んでいたのも、子供の成長ホルモンを狙っていたんでしょう。
怪獣は怪奇な獣ですから、繁殖行為に出てくる者も結構いたはずです。
繁殖のための行為はなにも宇宙怪獣の特権ではなく、地球怪獣にもそうしたものはいましたね。
身体の器官が異常発達してしまったために火を吐く怪獣等々はいましたけど、繁殖のためにそのエリアを固めるかにようにバリアーを張るなんて言う特殊能力は、宇宙怪獣だったという設定がなければ納得ができる者ではありませんでした。
ガギはもともと宇宙から飛来した怪獣で、地底で眠っており、活動エネルギーを欲すると蟻地獄の巣のようなものを作って成長ホルモンを得ようとした、、、ということは長く地底に眠りながら、何処から成長ホルモンが得られるのかということを探っていたのかもしれません。
頭部の角からの破壊赤色光線も、宇宙怪獣だった影響なのかもしれません。
しかし、眠っていた状態が長かったこともあって、地球と同化しかけていたのははさみ状の両手にある長い触手と、二股に分かれたはさみ状の尻尾に見ることができます。
しかし繁殖行為といっても、成長ホルモン満載の子供に卵を産み付けるという行為は、地球産ではなく駆虫怪獣に多くみられていたような気がします。
ウルトラマンティガに出てきた怪獣は、初期のものを除き、もう一つ感があって怪獣をめぐるGUTSの行動とウルトラマンティガの織り成すストーリーが重い白いものでした。
でも、ガキは怪獣としてのデザインもよかった怪獣の一つです。
見た目地球怪獣のようでありながら、実は宇宙怪獣だったなんて、意外と痛快なことでした。