HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

2018年12月

4
トゲアリ獣人
「トゲアリ獣人」

獣人は、基本となる動植物にインカ帝国の秘術により人間の知能、あるいは頭脳そのものを移植して作られたものと記憶しています。
従来の改造人間のように、人間に動植物の特徴を持ち込んだものとは逆の様です。
でもその分、野性味が増していたということなんでしょうけど、獣人の設定自体はゲドンもガランダー帝国のものも変わりがなかったようで、本格的に取り組んで獣人を表現していたらもっと面白かったかもしれません。
仮面ライダーアマゾン放映時は等に仮面ライダーブームは去った頃で、時代はロボットアニメ時代に移行してた頃でした。
仮面ライダーは大ブームを巻き起こし、社会現象になることもありましたから、簡単に制作をやめることもできなかったんでしょうけど、特に仮面ライダーアマゾンと対抗する獣人たちの織り成す物語は、時代がそこまで追いついていなかったことともっともっと撮影技術とネタを考案するスタッフが考えた方を切り替えなければいけなかったのだと思います。
それ位、仮面ライダーアマゾンの設定と獣人の出現は興味を惹かれるものだったわけですが、獣人はインカ文明の秘術といっても医療的に技術的にも今の時代では解明されていない要素があったわけですから、そこに面白みがあったわけです。
そうした秘術も今に置き換えて試してみたら、従来の改造人間のようになったことは、ゲドンは確かに今の時代に存在したという証なのかもしれません。
様々な技術の中にはインカ文明を正面から伝えてきた部分とその要素をチョイスして今の技術で表現してみたら、、、そういう感じで登場してきたのがトゲアリ獣人でした。
トゲアリ獣人②
ショッカーの改造人間もこうしたインカ文明の秘術を利したゲドンの獣人も、基本的な素体が人間である場合、極悪人であればあるほど、悪の色が濃いものとなるようです。
トゲアリ獣人の素体であった人間は前科十犯の強盗殺人犯でした。
トゲアリ獣人が人間の改造体として登場してくるまでを見てると、ショッカーの時のキノコモルグを思い出しますね。
素体が極悪人であれば狂暴さ増すだろうと考えたんでしょうけど、極悪人が凶暴さが必ずあるというわけではないですけど、特撮の世界ではそういう具合に捉えられていましたね。
キノコモルグは毒キノコの菌により人間を培養した改造人間でしたけど、トゲアリ獣人はなんと脳の入れ替えによって獣人を出現させていました。
武器は、口から吐き出す蟻酸と、投てき可能な身体の棘でしたけど、なんといってもその極悪ぶりが最大の特徴だったんでしょうし、実に無残な最期でした。

あくまで獣人でしたから、極悪人に持ち込んだトゲアリの世磯を武器にしたんでしょうけど、獣人を表現するにもこういう方法もあるんだということだったんでしょうね。
トゲアリ獣人③



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5
ザイゴン①
「犀超獣 ザイゴン」

犀超獣 ザイゴンはサイがモチーフとしてあり、その突進力にモチーフを求めたんでしょうけど、ザイゴンを考案した方の脳裏には闘牛があったんでしょう。
赤いものを見ると以上に興奮し、突進していくシーンは、闘牛に他なりませんからね
闘牛が鼻先でマタドールを跳ね上げてしまうシーンはマタドールの代名詞みたいなシーンでしたけど、サイの超獣であったザイゴンには強力で立派な一本角をつけてしまうことで、長寿を演じたかったんでしょう。

ザイゴンもまた、四つ足怪獣であるところ、膝をつくことなく、それはとにかく前に突進していくことだけに賭けていた象徴だったかもしれません。
新宿高層ビルを突き刺し、赤いものに興奮した状態ではさしものウルトラマンAもザイゴンには叶わなかったのかもしれません。
ザイゴンの突進に際して障害となってしまうものは、その突進力と強力な火焔ですべて振り払ってしまうようでした。
ザイゴンの火を吐くシーンをよくよく見てみると、口ではなく鼻先から噴いているようです。
それだけザイゴンの鼻息も凄かったかもしれませんが、サイと宇宙怪獣の合成超獣でありながら、地球怪獣のような感じもありました。
ザイゴン④
ウルトラマンAの初期、多分ヒッポリト星人が出てくるまでは、結構な名作怪獣が出てきています。
闘牛がモチーフのような犀超獣 ザイゴンもまた、外見上一本角が見事な名作怪獣の一つでした。
超獣でありがちななんでもかんでもというところが少なく、一本角に象徴されそうな突進力と火焔攻撃は、それだけでもかなりな強力さを感じていました。

その昔、初代ウルトラマンが怪獣ジラースを倒したウルトラ霞切りのような動きで、ウルトラマンがザイゴンを仕留めたウルトラナイフも、この時ばかりは実に味がりました。
ザイゴン⑧



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4
キマイラ②
「キマイラ」

仮面ライダーXにキマイラが登場した頃、世間は第2次超能力ブームでした。
仮面ライダーも言わば超人みたいなものですから、繰り出される決め技は超能力みたいなものです。
仮面ライダーは人が作り出してしまった超人でしたけど、元から特別な能力を持っていた人が超能力者と言われ、それは自然と備えられた力であって、人工的なものじゃありませんでしたよね。
人間がこんな力を使えられたらいいな、という自然界にある特別な力が超能力だったのかもしれません。
超能力が本当に備わった人間が本当にいるとすれば、素晴らしいことかもしれないですけど、まあ、それは夢の中ですね。

ギリシャ神話も古代に言い伝えられた夢物語のようなものでした。
それを神格化したのがギリシャ神話上の神々でしたけど、ギリシャ神話には神だけではなく、信じられない怪物もでてきました。
神や化け物が人間たちをいいようにあしらい、神対神、神対化け物という構図の中に夢を求めて作られたのがギリシャ神話だったように思います。
だから、化け物と言っても想像できないような井手達をしてたことが多いですね。
ライオンの頭と山羊の胴体、そして毒蛇の尻尾を持つなんて理屈通りには叶うことのない化け物がキマイラであり、その要素からして怪力と俊敏性があった上に、火を吐くなんて化け物であることは確かですが、怪物・怪獣の世界にまで入り込んでいますね。
仮面ライダーXに登場したGOD改造人間キマイラは、そういう設定とモチーフの上に人の要素を盛り込んだものでしたけど、火を吐くところまでギリシャ神話上のキマイラのエッセンスを取り込んでいました。
キマイラ④
単に火を吐くといっても、GOD改造人間キマイラは一万度の超火焔であり、仮面ライダーXはこの業火に包まれてしまったことで初戦は大いに苦戦したところ、最終戦では一旦水に飛び込んで体を冷やすことで対抗してXキックを打ち込んで決着をつけていました。

キマイラの一本角は、その怪力と俊敏性でより効果が上がるところも結構な圧力になっていました。
けれど、水に飛び込んで身体を冷やすだけでは、キマイラの炎に対抗できるはずがありません。
仮面ライダーXは深海開発用改造人間でしたから、深海の冷たさに対抗できる能力とその深海に冷たさをあるきっかけで発揮できる能力の双方があったと思われます。
そうでもないと、キマイラの炎に対抗するには脆弱過ぎました。
そうしたことができるから、仮面ライダーXも超人としての超能力者と言えたのかもしれませんね。
キマイラ⑦




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4
ステゴン⑥
「化石怪獣 ステゴン」

初代ウルトラマンや帰ってきたウルトラマンでは、よく四つ足怪獣が登場していました。
特撮というか怪獣は基本、着ぐるみである点を考えると、中に入るのは人であり、人は二本足歩行の生き物ですから、四つ足怪獣の着ぐるみに一人で入るということは四つん這いになって動くということになります。
初代ウルトラマンに登場した怪獣ドドンゴは、着ぐるみに入っていたのは2人だったという珍しい怪獣でしたけど、それ以外は操演を絡めながらも一人で演じられ、四つ足怪獣ながら結局は二本足で立ってしまうケースもありました。
帰ってきたウルトラマンでは四つ足怪獣と言えば、キングザウルスⅢ世が真っ先に頭に浮かびます。
キングザウルスⅢ世は四つ足怪獣ながら膝をつかず、こうしたことは人が着ぐるみで怪獣を演じる中では初めてのことでしたけど、キングザウルスⅢは座高が低いことと首長であり、尻尾も長かったこともあって、見る側からするとどうしても視点が上に上がってしまい、膝をついてない四つ足怪獣という初の試みは目立たなかったように思います。
これがはっきりしたのは、化石怪獣 ステゴンが登場した時でした。
ステゴン
四つ足歩行の動物の足の運びは、結構複雑です。
一見してだけでは分からない四つ足歩行の動物の歩き方。
これを懐柔で演じようとするとどうしても膝をつくシーンが出てきてしまいます。
膝をつかないと無理が出てきてしまうためですけど、だから余計に四つ足歩行型の怪獣を着ぐるみで演じるのは難しく、だから時に立ち上がったりするし、ステゴンの時は前脚に高下駄を入れたりして工夫していました。
ステゴン②
ステゴンはステゴザウルスが化石化したものが、ショックで復活してしまった怪獣でしたけど、当時は化石ブームのようなものがありましたから、ステゴンのような化石型の怪獣が出てきてしまってもちっともおかしくないものでした。
ステゴザウルスは草食でしたから、それをエネルギー源とする胃袋は強力だったかもしれません。
胃袋に残っていた胃酸は強力な消化液となり、ガスとして噴射することもあって、巨体を有していたステゴンでしたから、ガスや涎みたいに落ちてくる消化液は人にとっては一たまりもないほど、危険性がありました。
帰ってきたウルトラマンのスペシウム光線を浴びても倒れなかったところは、化石が怪獣として復活してしまった生命力の強さの裏返しだったかもしれません。
子供たちの願いで帰ってきたウルトラマンはストップ光線を放って、ステゴンを宇宙へと運び出しましたけど、これはそうでもしないとステゴンの意思とは無関係にその危険性を拭い去ることはできなかったかもしれません。
ステゴン④




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3
ドリルモグラ①
「ドリルモグラ」

ドリルモグラは改造素体であった人間の選択ミスですね。
珠純子を執拗に追いかけ、偶然仮面ライダーV3の変身シーンを見てしまったチンピラは、思念というよりやっかみしかありませんでした。
やっかみしかない執拗さをピッケルシャークに見出されてデストロンの改造人間になてしまいましたけど、デストロンの改造人間はこの当時、人間の肉体と動植物、そこにメカが合成されたものでしたけど、人間であった素体に以上に負荷がかかって、自我を忘れてしまうものでした。
やっかみはそれを忘れることなく、しかも自我意識を失うこともなかったわけですから、これを基にドリルモグラを創造してしまったことは、デストロンという組織にしては珍しい失敗だったと思います。

機械合成改造人間であるドリルモグラが、人間と結婚することを欲したのはやっかみを忘れていなかったからに他なりません。
こういう展開は何をしようとしたのか、自分が誕生させられた本来の目的は打倒・仮面ライダーV3にあったことはどこかに置いてきてしまった感じです。

とりあえずドリルがドリルモグラの肉体に備えられ、地中を掘り進むには有効だったんでしょうが、戦いの中で使われることはありませんでした。
このドリルを戦いの中で使っていたら結構なものだったと思うんですけど、それでも直線的な動きしかできず、他にはこれと言った能力がなかったところを見ると、仮面ライダーV3が26の秘密の一つであるV3反転キックを使わずとも倒せたように思いますね。
ドリルモグラ




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ワイルド星人④
「ワイルド星人」

擬似赤外線を照射することで、肉体に宿る生命を抜き取り奪ってフィルムに定着させるライフル型の生命カメラというメカは、危険極まりない特殊カメラの一種でした。
想像では分かっていても、肉体に宿る生命がそこから抜けていくのは死ぬ時で、そうした現象は人工的にどうのこうのできるものではありません。
肉体は生命あってのものですけど、これらを別にすることなんて想像的には分かっていても、理論的にしっかり説明できてることではなく、そこには宗教めいたものがプンプンしてますね。
こうしたことが人間の手で自由に操作できるとしたら、宗教めいたものは必要なくなり、生命の存在をある程度自由にできるハイレベルな科学力を有することとなりますね。
ワイルド星人は決して声明を自由にできたわけではありませんが、肉体との分離を生体カメラというメカでなし得ていたというこれも相当なハイレベルな科学力を有していたことになります。

そんなメカまで携えて、地球くんだりまできたことの理由にワイルド星人が地球に存在した意味がありました。
惑星の衰えはひょっとすると恒星の衰えや異常活動に原因があったのかもしれません。
ワイルド星人の母星は寒冷化が進んで、そこの住人たるワイルド星人の肉体の衰退に歯止めがかからず、生命力あふれる命を求めて地球にやってきていました。
肉体の衰えは生命力の衰えにもなりますから、若い命を求めることに自分たちの種族の維持を求めるしかワイルド星人には思いつかなかったかもしれません。
ワイルド星の慣例化は恒星の衰えだったかもしれませんが、生命カメラを開発する位の科学力を持っているならワイルド星の環境をどうにかする方法もあったでしょう。
でも、それだけワイルド星は追い詰められていたのかもしれません。

生命カメラなんていうとんでもないメカを開発した宇宙人でしたから、まさか毛むくじゃらで熊のような姿をしたワイルド星人はそうぞうできませんでしたね。
顔だけが人間のようであったことは、状況的に切羽詰まっていたことの表れだったかもしれません。
ワイルド星人②
頭部の触角からマヒ光線を放って人間を麻痺させて一時的に操っていたのも、肉体から分離した生命だけを欲したことについてワイルド星人の身体もそういう方向へ向かってしまったしょうこなのかもしれません。
そうしたことの焦りが墓穴を掘り、身勝手さも手伝ってウルトラガンで倒されてしまった結末を迎えていました。
ワイルド星人



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ネズコンドル⑤
「ネズコンドル」

ハツカネズミとコンドルを合成した改造人間がネズコンドルとは言え、ゲルショッカーがこの当時、カナリコブラから続いていた「ペット作戦」を推し進めていたのは、ネズコンドルの主な要素がハツカネズミにあったからですね。
牙に特殊で強力なペスト菌が植えつけられ、感染した者はさらに他人に噛み付いてネズミ算式に感染を広げていきました。
両手首に三日月状の刃が装備され、さらに飛行能力を有していたところは攻撃的にはコンドルの要素が強そうでしたけど、ネズコンドルは「ペット作戦」の元、ペスト菌の伝染で社会を大いに混乱させていくことが第一義でしたから、やっぱりネズミの要素が主だったと思います。
いわば戦闘能力は2次的なものだったかも知れません。
カナリコブラから改造カナリコブラ、そしてネズコンドル。
こういう流れ中では、伝染病による社会の混乱が作戦的には優先されそうですが、とにかく仮面ライダー新1号に作戦遂行を知られていたということは戦闘能力を高めていくことも同時に優先させなければならなかったと思います。
強化カナリコブラが仮面ライダー新1号と戦う中、ネズコンドルが登場してきました。
強化カナリコブラがネズコンドルとの共闘ではなく、単独で戦いを挑もうとした場面では滝和也を襲っていましたけど、滝和也もショッカー時代から戦ってきた戦士の戦友です。
滝を圧倒し、強化カナリコブラを早めに撃退して救出しなければいけなくなった仮面ライダー新1号の様子を見るに、ネズコンドルの戦闘力に劣ったところは見受けられなかったように思いました。
ペスト菌をばらまく能力にゲルショッカーが思ったような強力さがなかったのかもしれませんが、ゲルショッカー狩猟の言葉を聞くに、戦闘力も思ったようなレベルに達していなかったように思えました。
ネズコンドル①
仮面ライダーと戦ったショッカー、ゲルショッカーにはネズミをモチーフとした改造人間が出ていなかったそうですね。
ショッカー改造人間にハリネズラスがいましたけど、ハリネズラスは言わばハリネズミ・ヤマアラシの改造人間でした。
これはいわば野の生き物であり、人間社会に沿ったようなネズミではなかったということです。
人間社会に沿った犬や猫、またそことはかなりかけ離れて野性味あふれた狼になどはショッカー・月ショッカーの改造人間として描きずらかったかもしれません。
でも、そうではなく、仮面ライダーの美術担当の方がネズミを嫌っていたことが原因だったらしいですね。
意外と言えば意外なことでしたけど、これも一つの拘りだったんでしょうか。
でもネズコンドルの登場で、この後の仮面ライダーシリーズがさらなる広がりを見せていくことからも貴重な改造人間だったかもしれません。
ネズコンドル⑥



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ガボラ①
「ウラン怪獣 ガボラ」

着ぐるみがフランケンシュタイン対地底怪獣に登場したバラゴン、ウルトラQのパゴス、初代ウルトラマンのネロンガ、そしてマグラーから改造されて登場した怪獣がガボラでした。
初代ウルトラマンだけでも3回も再利用された怪獣ですが、それだけ怪獣としては名作中の名作だったという具合にも思われ、それと同時にウルトラ番組も始まったばかりで低予算で番組を作り続けなければいけなかった事情が見え隠れしてます。
ウルトラマンも仮面ライダーも、後にシリーズものとなる位、大人気シリーズでしたけど、シリーズ当初は先の光明を見出すために作り手は低予算の中で必死に怪獣・怪人を作り出していました。
今の時代では感じることの少ない手作り感は、そのまま臨場感をうまい具合に醸し出すことにつながっていきました。
ガボラにしても同じ着ぐるみを何回も利用された怪獣でしたけど、ガボラの顔面を覆い隠すような6枚の鰭は、鰭が覆いかぶさったまま登場したガボラと鰭が開いて顔面が出てきたガボラは、まるで違う怪獣だったような印象が残り、一粒で2度おいしい怪獣でした。
ガボラ
6枚の鰭は鋼鉄以上の高度を誇ったために、鰭を閉じた状態ではまるでドリルのような状態であり、好物のウランを求めて地中を掘り進むことを得意にしていましたね。
自然現象とは言え、台風の過ぎ去った後の緩くなった土壌の中から地上に出てきてしまったガボラは、鰭を閉じたままウランを求めて動いていましたから、目が見えなくともウランを求める匂いや感覚で動いていたようです。
ガボラは巨体を有した怪獣でしたから、ガボラのある種読めない行動は人間にとってかなり危険な動きであったわけです。
そのガボラの動こうとした付近でキャンプしていた少年団が危険にさらされ、化学特捜隊はウランをカプセルに詰めてヘリコプターからぶら下げ、ガボラを誘導しようとしていました。
エンジントラブルでこの作戦は失敗しますが、まるで目の前にニンジンをぶら下げるような作戦であり、優れた感覚を持ったガボラの獣としての特性を現していたようにも思いました。

決して直線的な動きではありませんでしたけど、6枚の鰭で顔面を覆い隠して地中を掘り進んでいたガボラはその傾向がどこかに残っていて、初代ウルトラマンには背後を取られて、6枚の鰭をむしり取られていましたね。
ウランが好物と言うことだけあって、ガボラは放射熱線を吐いていましたけど、これは初代ウルトラマンと言えど危険性がありましたが、それをかわされて正面からストレートパンチを撃ち込まれ、首投げで止めを刺されていました。
最大の特徴であった6枚の鰭をむしり取られた段階で勝負はあったんでしょうね。
ガボラ⑥
ガボラ⑤




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