HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

2019年08月

3
ミュー③
「実験怪獣 ミュー」

人間以外の動物も、小さく幼い頃は可愛いものです。
怪獣は基本的に大きいものと思っていましたが、初代ウルトラマンの時に登場したピグモンを見た時にそういうものでおないんだなと思いました。
怪獣とはいえ、動物系もいれば植物系もいて、地球産の怪獣もいれば宇宙怪獣もいるといった具合に様々ですが、最初から大きいわけでもなく、また暴れん坊でもないですね。
怪獣は特に特撮の産物ですが、現実の世界でも当然のように人間以外の命はあって多種に渡ります。
怪獣とて命あるもの、人に危害を加えるものもいれば人と無関係のところにもいて、でも命の宿るものには違いないですから、人のエゴには引っかかってほしくないものです。

怪獣墓場は、そうした怪獣たちの霊魂が集まっていたところといわれますが、宇宙に漂浪する怪獣が怪獣墓場に行ってしまうのはそうした霊魂の元なった命を感じるからでしょう。
小さな命は見失いがちであり、親が一寸でも目を離すと途端に行方が分からなくなるということは、人も怪獣も同じようです。
怪獣墓場を漂っていたミューは、親とはぐれてしまった幼い怪獣であり、幼いものが人に危害を加えるはあり得ません。
親を探して怪獣墓場を漂っていたのですから、そのままにしとけばいいところ、地球に連れ帰ってしまったことが悲劇といえば悲劇でした。
宇宙怪獣だけに何をエネルギーとしていたのかさえ分からず、それでも成長しても人ほどの大きさにもならないらしいですが、こうした子供の怪獣を何故連れ帰ってしまったのかがよくわかりませんでした。

地球には考え違いをしてる生物学者が多くいて、ミューはその犠牲になってしまいました。
生物学者の為したことの副作用で、幼い怪獣ミューは別の怪獣にさせられてしまい、狂暴化してしまいました。
怪獣墓場に漂う怪獣はそのままにすべきで、怪獣にも命を長らえ支えているテリトリーがあって、そこに人は手を付けてはいけないのです。

ウルトラマン80が超能力者で狂暴・大型化したミューを元に戻して宇宙へ帰していましたけど、宇宙には人の知っていることなどわずかなことしかありません。
命の尊厳を尊重して、人以外にも命があることをしっかり弁えていることはとても大事なことであることを感じさせられました。
ミュー①



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3
コウモリ奇械人
「コウモリ奇械人」

仮面ライダーZXを主人公とした「仮面ライダーSpirits」に登用した怪人第1号は、コウモリ大怪人でした。
コウモリをモチーフとした怪人は、どうしても吸血能力の方に走ってしまいますが、コウモリ大怪人は大きく堀んげ伸びるような翼で切断能力をみせていました。
空を飛ぶというより滑空するものは、その翼は飛ぶために動くというより、動きの少ない中翼を安定させながら大気に乗る感じがありました。
だから、翼の動きには速さと鋭さがあった、、、これは改造人間委は結構武器になると思います。
仮面ライダーストロンガーに出てきた奇械人はメカ的要素というよりメカがあからさまに体外にでてきてて、サイボーグというイメージが結構ハマったりします。
メカが翼に出てくるとは思いませんでしたが、コウモリ奇械人の翼はすっかりメカでした。
まるでテニスのラケットをガットを含めたところまで鋼鉄製にしてしまったのがコウモリ奇械人であり、よくよく見てみないとコウモリの奇械人という事が判別しにくいところがありました。
コウモリ奇械人の頭部は、身体全体のイメージと同じようなとことがありましたけど、どこかショッカーのシンボルマークであった鷲のようでもありました。
コウモリ奇械人の身体全体を見、デザインを思うとコウモリかなとは思いましたけど、ずいぶん大胆なことをしてきたなという感じがありました。
細菌攻撃ではありませんでしたけど、その口らしきところからは猛毒を吐いていました。。
これは細菌をばらまくイメージにかわるものでしょう。
もう一つの武器がその翼でした。
鋼鉄製の翼だけに丈夫でしたけど、外目がカッター状のようになっていて切断能力がありました。
もともとコウモリ型の怪人の翼は、こういう能力があってもちっともおかしくなく、そうした能力は怪人への怖さが表現されたようでやっとここにきて出てきたかとも思いました。
ただ、コウモリ奇械人はあくまで奇械人であり、メカが体外に出ていたためにその怖さがなかったのが残念です。

怖さはなかったですけど、奇っ怪な奇械人という感じは確かにあって、物語の編成にもう一つコウモリ奇械人を絡ませたのなら、大幹部タイタン復活劇も生きてきたのかもしれません。
コウモリ奇械人④



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3
バットン②
「こうもり怪獣バットン」

宇宙を荒らしまわったとされる怪獣バットンは、地球で言うところの蝙蝠型怪獣でしたから、宇宙空間にも進出できる能力を持つ異星獣だったんでしょうね。
きっと、洞穴だらけで岩がむき出しの惑星、恒星とも距離があって暗闇の惑星に住む解呪だったんではないでしょうか。
まるで光が閉ざされたような惑星の中で、悪戯に知性があったりすると自らを生き伸ばすためにはどうしたらよいかという事を考えてしまうのが本能というものです。
しかも吸血能力という特殊能力の中に、自分の意思をいきわたらせられる能力があったことに気づいたバットンは、洞穴だらけの母星から抜け出し、他の惑星を侵略して自分の生きる世界を広げようとしていたのかもしれません。
ただ、中途半端に知性を持っていたがために侵略というよりは本能の赴くままに近い状態で母星から出てきたために、大量にいたはずのバットンは1匹を残し、MACに壊滅させられます。
しかし、人間大にもなれるその肉体は人間に化けてしまうという事もありましたから、本能の赴くままよりは高い知性であったことは間違いなく、侵略宇宙人に近い宇宙怪獣だったような気もします。

蝙蝠の中でも生き血を吸うことのある蝙蝠はわずかなもので、基本的にはおとなしいはずの蝙蝠が怪獣や怪人となった場合は、吸血能力を前面に出しながら細菌感染をはびこらせることが常でありましたから、バットンもご多聞に漏れず、蝙蝠型怪獣の王道を行ってしまった怪獣だったのでしょう。
目が鋭く、吸血のための牙が長い、これはそれまでのウルトラ怪獣にもいました。
ウルトラマンレオにしては珍しく、光線技であるエネルギー光球でバットンの翼にダメージを与え、これも珍しい両足型のレオキックで決めたところは、蝙蝠型怪獣の王道を行ったような怪獣バットンを倒すために思い切った演出を施したという事かもしれませんが、このシーンは秀逸でした。
バットン④



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5
ガマ獣人④
「ガマ獣人」

仮面ライダーアマゾンは、苦戦していたとするなら変身した後よりも変身する前でしたね。
いわば野生の仮面ライダーでしたから、変身するポイントがつかみに食うかったのと、変身という動作には見た目ではわからない大きな負担がかかっていて、変身することをよしとするものではなかったかもしれません。
それでも仮面ライダーアマゾンに変身してしまえば、相当強力で、ゲドン獣人もガランダー獣人も叶わなかった印象があります。
そんな仮面ライダーアマゾンも苦戦した獣人がいて、コマの動きにヒントを得たスピンキックを編み出さないと活路は開けなかったかもしれません。
それがガマ獣人でした。
見た目必要以上に大きかったガマ獣人の頭部は二重構造になっており、外側の頭部は何で出来ていたのかはわかりませんが、脱着式で相手に投げつけることで武器化していました。
この頭部はかなり強固であったらしく、相手にそのまま投げつけても致命傷を負わせるほどのものでしたけど、この頭部はスピン回転をしており、より強力になっていました。
これで対ガマ獣人戦の初戦は破れた感のあった仮面ライダーアマゾンでしたが、スピンにはスピンをという事で、まるでウルトラマンレオがレッドギラス・ブラックギラスの合体ギラススピンにスピンキックで対抗したことを思い出させる攻撃を展開していました。
多分、通常に決め技である大切断に持っていくまでに体制を自分に有利にする方法を、特訓や何かの動きを自分の技に取り込んでいたのは、このガマ獣人戦が初めてだったでしょう。
それだけに印象深い話ではありましたが、古くはショッカーのガマギラーに始まったガマガエルをもモチーフとした改造人間に獣性と知性を求めた結果が、このガマ獣人だったかもしれません。

頭部の突起物から猛毒ガスを噴射していたのはガマガエル型の改造人間の大きな武器で、この毒ガスを浴びてしまった者はあっという間に白骨化していましたね。
しかも長く伸びるガマ獣人の舌は、強固で相手を打ちのめしてしまう武器でしたが、相手を絡めとってしまうことを主眼とし、その舌が届かない距離にいた相手に対しては頭部を投げつけて打撃を与えてしまうというとんでもない獣人で、ここにきてようやくゲドン獣人よりも強力になったガランダー獣人というものを感じさせてくれました。

一つの悪の改造人間を作り出すとき、なにか突飛な武器がほしいものですが、それはガマ獣人の場合、頭部を投げつけてしまうことにあったのは言うまでもありませんが、非常にユニークな特徴があったガランダー儒人でした。
ガマ獣人②
ガマ獣人



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2
オカリヤン
「笛吹き怪獣 オカリヤン」

ウルトラシリーズも仮面ライダーシリーズも、途中からかなりトリッキーな姿をした怪獣や怪人が出てきてました。
怪獣も怪人もそもそもトリッキーなものでしたから、それはそれで楽しめたんですけど、原点回帰という政策サイドにとっては魔法のような言葉は、思い違いされることが多かったみたいです。
特撮番組は子供が対象の番組ですが、昭和の頃はそれでも小学生高学年の子も見ていたように思います。
そのレベルに合わせる必要はなく、どんなレベルでも視聴者を引き付けることのできる物語は作れたと思いますね。
ただ、創意工夫をするには時間がなかったということでしょう。
創意工夫をするのは一人ではできないことで、怪獣や怪人のモチーフを日用品や学校用品に求めてしまったのは短絡的にモチーフを求めてしまったという時間との勝負に勝てなかった証拠なんでしょうね。

小学生の時、オカリナに興味を持って時間さえあれば吹いていたころを思い出します。
そのオカリナがモチーフとなってしまうとは夢にも思いませんでした。
それがオカリヤンでした。
このオカリヤンは、だからといってオカリナを吹く能力を持っていたわけではないですが、肩書が何故か笛吹き怪獣でした。
抜け落ちたオカリヤンの歯を怪獣の歯とも思えずに、拾った者がそれでオカリナを制作してしまい、そのオカリナの音に反応して出てきてしまった怪獣がオカリヤンでした。
怪獣の歯ですから、それは人間のものとは違った独特のものだったのでしょうけど、いくらオカリヤンの歯で出来たオカリナとはいえ、それに呼応するとは作り過ぎの感がありました。
そうした設定もそうでしたけど、外見がトリッキー過ぎて、ウルトラ怪獣とは思えませんでした。
この手の怪獣はウルトラマンタロウに多くでてきてましたね。
オカリヤン②



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5
アポロガイスト②
「アポロガイスト」

秘密結社GODの大幹部で、GOD秘密警察第一室・室長がアポロガイストでした。
大幹部はあくまで大幹部であり、従来の大幹部はその配下にあった化学陣が仮面ライダーを作り出してしまったというところからして格下に見ていたものの、ことごとく作戦遂行を邪魔され、大きな障壁となってしまったためにその目線を引き上げなければならず、そうした経緯の中で一目置かなければならないどころかこだわらなければいけない状況となっていきました。
ショッカーの大幹部・地獄大使のように仮面ライダー1号にこだわった大幹部もいて、それはショッカーの大幹部に多かったように思います。
面白かったのは仮面ライダーV3の時のヨロイ元帥で、こだわらなければいけなかった仮面ライダーは火炎ライダーV3であるはずなのに、勝手にデストロン大幹部候補と思っていた結城丈二にこだわり、挙句の果てにライダーマンを誕生させてしまったところですかね。
こうした大幹部の変遷は、後に続いていきますが、仮面ライダーXの時は鉄腕アトラスとの攻防の時に陰になっていた大幹部がアポロガイストでした。

アポロガイストは仮面ライダーXの好敵手ということでしたが、それは敵である仮面ライダーXの力と能力を身と前ていたことから始まっていました。
配下の怪人に常に目を見張り、失敗すればGOD改造人間を処刑できる立場であったことはGOD秘密警察第一室・室長という立場がなせる業でしたけど、それ以上にアポロガイストの個性が際立ったことによるところが大きい感じがします。
実際そうしたことで処刑されてしまった神話改造人間もいました。
けれど、戦場に身を置いて戦いを強いられる改造人間は、生死の境界線を歩むような緊張感に包まれていたはずですから、指示されていた作戦遂行の失敗は処刑されるに値されるはずで、アポロガイストが神話改造人間の動向に目を見張っているのは当然のことだし、その緊張感から来る冷徹・無慈悲のような感じでアポロガイストを煙たがる神話改造人間の方がおかしいわです。
緊張感の中で戦っていたのはアポロガイストであり、大幹部でありながら常に現場にいたような気がします。
アポロガストは変身前に黒のネクタイと白のスーツでビシッと決め、颯爽とした感じでいたのは「アポロ・チェンジ!」の一声で変身していたのは、まるで仮面ライダーのようでもありました。
アポロガイスト①
連装銃アポロショットと日輪型の盾ガイストカッターが、攻防上のアポロガイストの大きな武器でしたが、仮面ライダーXとの勝負を見るに、敵の力と能力、戦況を把握する能力に長けながら決してあきらめない戦いぶりは、X必殺キックを浴びて瀕死の状態になりながらも、アーム爆弾で仮面ライダーXを道連れにしようとしていたところにも表れていました。

これだけ見事な大幹部も珍しいことですが、アポロガイストの場合、大幹部というよりもGOD秘密警察第一室・室長というイメージが強かったですね。

仮面ライダーXの序盤はギリシャ神話にモチーフを求めた神話改造人間が肝でしたけど、どこか神話改造人間の登場話が短く、神話改造人間の代表格の洋であったアポロガイストは太陽神アポロをモチーフとしたものでしたけど、GOD総司令ではないですけど、死なせてしまうには惜しい大幹部で、もっと見てみたかった感がありました。
アポロガイスト③



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5
エースキラー⑤
「エースキラー」

極寒の異星・ゴルゴダ星は、ヤプールが敵対したウルトラマンAやウルトラ四兄弟を騙して引き付け、ウルトラ兄弟の活動の源を奪うと同時にヤプールが作り出したエースキラーの能力を十分に生かすための地だったかもしれません。
ウルトラ兄弟の盲点は寒さに弱かったことがありますが、ゴルゴダ星は異次元宇宙に浮かぶ星であり、ウルトラ兄弟はその異次元宇宙への移動ははできるものの、それなりのエネルギーを費やすことにもなり十分な活動ができなかったかもしれません。
しかも極寒であったということは大いにその活動に影響があったはずであり、そこへ行くとヤプール自体は異次元世界に本拠があり、エースキラーは超人とは言っても基本ロボットで、対ウルトラ兄弟用に作られたものでしたから、戦う前から大きな差があったということになるでしょう。
極寒という環境は、超人とは言っても生命体であったウルトラ兄弟に影響はあっても、生命体ではないサイボーグのエースキラーにはそこまでの影響がないどころか、そういう環境での活躍を想定して作られていたわけですから、本領発揮といったところです。
エースキラーは、ゾフィからM87光線、初代ウルトラマンからスペシウム光線、ウルトラセブンからエメリウム光線、そして帰ってきたウルトラマンからウルトラブレスレッドという武器を奪取していました。
エースキラーが奪取したこうした光線武器はその源となったエネルギーを奪ったわけではなく、あくまでエネルギーを光線化した武器ということでその使い手であったウルトラ戦士は光の国の住人であり、極寒の地でこうした光線技を使うのには、威力が十分発揮されていなかったかもしれません。
それでもエースキラーは、ヤプールが作り出したエースロボットをウルトラ4兄弟の目の前で破壊していたのですから、心理面ではヤプールの思うツボだったように思います。
極寒の地でエネルギーを消耗し、精神的にもやれらていたウルトラ4兄弟の様子を見せつけられていたわけですから、ウルトラマンAの動揺も相当なわけだったはずです。
こうした状況でエースキラーが放っていたスペシウム光線、エメリウム光線、ウルトラブレスレッドは従来のそれよりも威力がなかったかもしれませんが、心理面で罠にはまったようなウルトラマンAには、相当な効果があったと思いますね。
エースキラー③
ウルトラマンの世界には以前よく偽物が出てきて、面白がらせてくれました。
にせウルトラマンはザラブ星人が化けたものでしたし、にせウルトラセブンはサロメ星人が作ったロボットでした。
エースキラーもヤプールがウルトラマンAを模してそれ以上の能力を有させようとした超人サイボーグでしたけど、基本はロボットでした。
ただウルトラマンAを倒そうとしたものの、エースキラーを作り出したヤプールの視界にはウルトラ4兄弟もしっかり入っていたことが特徴でした。
武器が右手に持っているナイフと左腕の鉤爪ではありましたけど、距離を置いて戦うにはウルトラ兄弟から奪った光線技であり、オリジナルの技がなかったと言えるのかもしれません。
オリジナルのエネルギーをもって決め手を持たないと、基本的にはロボットですから生身の肉体と知性、それとウルトラ兄弟間の心理的なつながりから来るエネルギーの前には厳しいものがあったと思います。
それでもウルトラマンA を窮地に追い込み、追い込まれていたウルトラ4兄弟の振り絞ったエネルギーを集めたスペースQを使わせていたのは、エースキラーも去ることながらそこまで活躍させていたヤプールの狡猾さには唸るものがありました。
エースキラー②



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3
キャッティウス①
「キャッティウス

仮面ライダーXの序盤で活躍したGOD改造人間は、ギリシャ神話からモチーフを持ってきた神話改造人間でした。
仮面ライダーXの頃は、折からの変身ブームも沈静化してしまったことやロボットアニメブームに押されて仮面ライダーの人気ももう一つの頃でした。
決して仮面ライダーXがどうのということではなく、ブームはそれまでとは異なったことに世間の耳目が移ってしまうとそっちに目が行ってしまい、結構早くに去ってしまうものです。
そんな中で改造人間のモチーフをギリシャ神話に求めたのは面白かったと思います。
ただ、そのギリシャ神話からのモチーフを十分に表現できていたかと思うとそうでもなく、それまでの仮面ライダーで作られてきたストーリーの流れにとらわれ過ぎていたことが残念といえば残念でした。
ここまで16体ものギリシャ神話にモチーフを求めたGOD改造人間は、もっと探ればモチーフはあっただろうに、番組人気の低迷を打開するかのように新たな手を打つべく、徐々に神話改造人間は影を薄めていくことになりました。
化け猫作戦を実行しようとしたキャッティウスは、名前こそ神話改造人間のようでしたけど、まったく無関係でしたね。
猫に改造人間wのモチーフを求めてしまうと黒猫になりがちですが、これも人間の勝手な黒猫に対する思い込みでしかありません。
その勝手な思い込みを神話改造人間のようにしてしまったのがキャッティウスでしょう。

猫人間を作り出してしまうビールスって、どんなんだ?と思いましたけど、人間を猫化してしまうと脳も猫並みになってしまうというところは思い切り笑えましたね。

呪いの気を感じてしまうのは、その昔怨念の化け猫がいたとされる日本神話からのイメージであり、この辺りもギリシャ神話から抜けてきたなという感じがありました。
こうした猫型の改造人間キャッティウスが仮面ライダーXと激闘を繰り広げていたのにも、不思議な感じがりました。
キャッティウス③



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3
エレドータス③
「吸電怪獣 エレドータス」

エレドータスは基本的に透明怪獣でした。
身体を透明化する能力があったということではなく、元々は身体が透明であり、電気を吸収することで身体が視認化できる状態となるということです。
帰ってきたウルトラマンは、あのウルトラマンが地球に帰ってきたという設定の下に作られたHEROです。
初代ウルトラマンと帰ってきたウルトラマンは当初から別人という設定でしたが、世間は見てない子はいないとされて絶大な人気と話題があった初代ウルトラマンをまた見てみたいという期待度は、帰ってきたウルトラマンを別物という具合にはみてなかったでしょうね。
初代ウルトラマンには名作怪獣が数多く登場していましたが、透明怪獣根論がもそんな怪獣の一つでした。
エレドータスを見た時、この透明怪獣ネロンガを思い出した人も多かったでしょうね。

面白かったのはエレドータスの出生のことで、何ら明らかにはされませんでした。
とある少年が思い描いた空想上の怪獣が、何故か実体化したため、身体が透明であり、電気を吸収することで具現化するというところでした。
怪獣は空想上のものですが、それをさらに空想的なものをひっかけて描かれた怪獣。
透明だったはずの怪獣が電気を求めて事故を起こして犠牲を出してしまった、、、
首を引っ込めたり出したりしてその甲羅はスペシウム光線すら受け付けない強固なものでしたが、その名の通りそれはまさしくエレドータスは亀がモチーフの怪獣でした。
けれど、意外なほど首に長さと顔がキレ味があったせいもあって、亀というよりもスッポンのような感じでした。
電気を充填したエレドータスは、攻防ともに強力そうな怪獣でしたけれど、それには帰ってきたウルトラマンも迂闊に手を出せないという事でした。
ネロンガが放電攻撃をしても初代ウルトラマンは受け付けもせず、胸を張っていた様子からすると、エレドータスは帯電しただけで帰ってきたウルトラマンも手が出せないとは、それだけ電気力が強力だったということなんでしょう。エレドータス②



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4
スプレーネズミ③
「スプレーネズミ」

特撮番組における怪人・怪獣でネズミにモチーフを求める場合、ドブネズミがほとんどでした。
だから、とにかく不衛生で細菌まみれのようなドブネズミに、悪の秘密結社は細菌拡大作戦を展開させようとしてました。
仮面ライダーV3に登場したデストロン改造人間のスプレーネズミは、それまで、そしてそれ以降ネズミにモチーフを求めて細菌作戦を展開した改造人間はペスト菌がほとんどだったのに対して、ペスト菌と酷似しながらペスト菌以上の感染力を伴った大幹部ドクトルGが開発した独特の細菌の改題作戦の任務を担っていました。
ネズミだけに、口や牙から細菌を発すると思いきや、メカのスーパーパワーハンドの甲腹の発射でしたね。
このスーパーハンドは、伸縮自在の上、とんでもない怪力を有していたもので、いわばパワーハンドでした。
細菌発射を防ごうにも、この伸縮自在のパワーハンドが思い切り障害となって、仮面ライダーV3も手を焼いていたようです。
小型動物であってすばしっこいネズミがモチーフなのに、超怪力を有するメカを取り付け、しかもそのメカから抗体や解毒剤が作りにくい独特の細菌を発するとは、考えてみれば結構な傑作改造人間だったのかもしれません。
スプレーネズミ⑤
オツムの方がネズミの改造人間だっただけに、ネズミ程度だったかもしれませんが、基本的には人間にネズミの能力を植え付けた改造人間でしたから、意外とそう言うこともなかったかもしれません。
ネズミ=細菌という図式はどこか危険な感じが強いものがありますが、細菌研究者でもあった大幹部ドクトルGの傑作だったかもしれませんね。
このスプレーネズミを生かすためにクサリガマテントウも出現させたんでしょうけど、作戦が急展開し過ぎて、肝心の改造人間たちがしっかりついていけなかったかもしれず、激闘は繰り広げられましたが、スプレーネズミはV3キックに敗れ去っていました。
傑作だっただけに策に溺れた感が強かったですね。
スプレーネズミ⑦



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