HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

2019年10月

3
スタンデル星人レドル②
「スタンデル星人アボルバス・レドル」

スタンデル星人が初代ウルトラマンに登場したアボラスとバニラのオマージュだったとは知りませんでした。
スタンデル星人アボルバスが青「の怪獣アボラス、スタンデル星人レドルが赤の怪獣バニラということらしいですが、怪獣を宇宙人に置き換えて、ということになろうとは思いますが、超古代怪獣を宇宙人に置き換えられるとは、、、

一つの惑星で昼を征服している種族と夜を支配してる種族がいるとは思いもしませんでしたね。
睡眠時間を調整することで夜を支配してるスタンデル星人アボルバスが、昼もと打って出てアボルバス星人レドルと交戦状態となり、どちらも戦力補強のため、兵士を求めて地球にやってきたということですが、より好戦的であったのはスタンデル星人アボルバスの方だったようです。
どちらも地球を侵略ということではなく、あくまで戦力補強に主眼を置いていたみたいですが、地球の人間のやさしさに触れた夜のスタンデル星人レドルが、その人間を救おうとしていたみたいです。
夜という暗闇と寒さが苦手なため昼に活動していたスタンデル星人レドルは、基本的に光を浴びても平気なため、人間のやさしさに感じるところがあって、スタンデル星人は夜行性ということもあって冷たい感性だったということなんでしょうかね。

昼の種族と夜の種族では、光を浴びることや寒さに耐えるというだけでもかなり生態系的に差が出そうなものですが、青と赤の差はあっても生体的にスタンデルとレドルに差異を感じませんでした。
光を浴びていたスタンデル星人レドルが偶然に人間の心に触れたことは、心の光にも柔軟であったことになるでしょうが、もっと生態的に差を出してもよかったと思います。
アボラスとバニラが同じ超古代に生きた怪獣であっても、肉体的には全く異なった怪獣でしたからね。
スタンデル星人アボルバス①



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3
オオカミジン②
「オオカミジン」

狼とくればその象徴は咆哮ですね。
改造人間の特徴をその咆哮にもとめると、その一つに音波、しかも超音波となるのでしょう。
超音波自体も人体によっては有害で、何らかの影響を及ぶものですが、これを秘密結社が改造人間の体内に忍び込ませるとなると殺傷能力を持った武器としなければなりませんから、殺人音波という事になるのでしょう。
この殺人音波発生装置を開発してしまったのはとある科オオカミジン④学者であり、科学者の開発行為は時として行き過ぎてしまうことがあります。
そこに目を付けたネオショッカーが、オオカミジンの体内に組み込んで、オオカミジンの咆哮と同時に「殺しの叫び」と表現される殺人音波が発せられるという事になったわけですね。
オオカミジンは狼も素体の一つでしたから、牙での嚙みつき能力がありましたけど、ミソはオオカミジンは頭部と胴体が分離され、各々の行動が可能となることで、嚙みつきによる殺人音波を直に流し込んでしまうことが最大の特徴だったように思います。
オオカミジンの目の上の装置と胴体部分の胸についていた装置は、頭部と胴体が分離しても連動できるようにしていた連絡器官だったのでしょうね

殺人音波の使い手となるとショッカー時代にもギラーコウロギヤセミミンガがいました。
標的への執着力がすごかった記憶がありますが、とんでもない武器を自分の武器にできてしまった自分への自惚れも働いていて、強烈な武器の音波と言えど、相手が爆音轟かすスーパーバイクを愛車とする仮面ライダーであることをどこかにおいてしまっていました。
強力な音には効力な音での対抗は、殺人音波と言えど例外ではないらしく、殺人音波の高揚が出る範囲はかなり広かったわけですから、音波を避けて攻撃に出ることも叶わない状況ではスカイターボの爆音はとにかく効果的でした。
オオカミジンの「殺しの叫び」も超振動だったのでしょうけど、スカイターボの爆音も超振動を発する元になったものですから、この爆音で「殺しの叫び」をかき消されてしまってはオオカミジンに付け入る隙を出させるもととなり、ここでスカイキックを決め込むには絶好のチャンスでした。
オオカミジン④



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2
ボーズ星人②
「半魚人 ボーズ星人」

特撮における怪獣・宇宙人は、何かしらの動植物にモチーフを求めたり、まったくの空想の産物であったりしますね。
竜・ドラゴンなどはイメージ的にはっきりしますが全くの空想であり、その存在に信仰を求めた人間の偶像でもありました。
神話や妖怪などにモチーフを求めるのは、そうしたことの現れなんでしょうね。

日本神話等々には海坊主という妖怪がいて、水にまつわることで大人が子供を戒めたり驚かしたりすることは以前よくありました。
でも、海坊主って姿形がはっきりしてないんですよね。
大きさも人間大のものもいれば、数十メートルのものもあったりして。
少なくとも何かしらを神格化したものではなく、人間の恐怖心の一つのあられみたいなものだと思いますが、ウルトラマンレオに登場したボーズ星人はそうした海坊主がモチーフなんでしょうね。

怪獣でなく宇宙人であり、100年以上も前から飛来し侵略を意図して準備していたという設定でしたけど、見た目が怪獣であり、右腕が鞭となって90メートル以上の長さを誇ると言うこと以外は巨大宇宙人ということだけで、戦い方次第では地球防衛軍も対抗できたのではないかと思います。
ボーズ星人の母星は何ら語られていませんが、星自体が水没して生命体が住めなくなってしまったか、より水分を必要としたボーズ星人にとって恒星の接近で星から水が干上がってしまったことにより、他の星への移住を考えていたのかもしれませんが、見た目がすっかり海坊主であったためか、怪獣然として知性は感じられませんでした。
右腕の鞭が大きな妨げとなっていましたから、これを何とかすれば倒せると思ったところ、レオスライサーで切断させた時点で勝負ありであり、地球防衛軍もこの右腕に攻撃を集中すべきだったんでしょう。

海坊主という妖怪までモチーフにしてしまいましたが、工夫が足りなさ過ぎて、一体どこが侵略宇宙人七日よくわからなかった宇宙人だったと思います。
ボーズ星人



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3
奇械人電気エイ③
「奇械人電気エイ」

改造電気人間仮面ライダーストロンガーに対し、電気奇械人電気エイを差し向ける構図は、結構面白いと思いましたね。
身体を相手に接触させることで電気をスパークさせ、その衝撃で倒してしまうのが仮面ライダーストロンガーでしたが、その仮面ライダーストロンガーの電気エネルギーを取り込んでしまってもまだ余りある体力の奇械人電気エイは帯電能力に優れていたのでしょう。
相手の能力が分らない状態での奇械人電気エイとの初戦は、仮面ライダーストロンガーが自慢の電気技をいくら繰り出しても吸収されてしまい、果てはエネルギー切れで敗退を余儀なくされました。
帯電能力に優れていたといっても、それは同じ電気改造人間同士のことであり、無限ではなく、容量には限りがあったことは当然のことであり、戦う場所と充電機能を働かせれば仮面ライダーストロンガーはいくらで戦えたわけです。
戦闘中の充電は難しいですけど、充電する隙は戦い方次第ではいくらでも作り出せそうです。
ここらが幾多の戦いを経て戦士となった仮面ライダーストロンガーと、単なる怪人であった奇械人電気エイの差だったかもしれず、その背景には百目タイタンとジェネラルシャドウとの牽制のし合いというものが大きく影響していたようです。
奇械人電気エイ
電気同士の対決となれば、容量の問題は充電という抜け道があります。
電気は時としてショートすることがあり、その衝撃力を武器としなければ戦う形は作れません。
奇械人電気エイには電気ムチがあり、これで放電攻撃や感電行為ができましたけど、電気をショートさせたりスパークさせることはありませんでした。
エイは毒性があり、その痺れが感電した感じのようなところからエイに電気を武器にさせることが結構見られました。
電気を武器とする、或いは感電能力を持つ改造人間ならば、やっぱりスパークさせる衝撃力の問題だと思いますね。
ショッカー時代にはエイキングという電気改造人間が登場し、なんと稲妻を武器としてしまうというとんでもない能力を有し、仮面ライダー旧2号を大いに苦戦させていました。
仮面ライダーは皆5万Vまでの電圧に耐えられる能力を有していましたから、それを打ち破るのはなかなか難しいということで帯電能力に打って出たのでしょうけど、いわゆる決め手に欠けてしまったというところでしょうかね。
奇械人電気エイ②



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4
ケムジラ②
「食葉怪獣 ケムジラ」

目立ちはしないはずの植物型怪獣が、肉食怪獣、しかもかなり獰猛だった怪鳥のような怪獣だったバードンに捕食されていたことから目立ってしまった怪獣がケムジラだったと思います。

ケムジラの幼虫は小さく、甘い果物だったスイカを食べて、活動エネルギーを得て成長するところ、ケムジラが吐く白い糸は蛹が蝶になるようなイメージがありましたが、その白い糸に毒性があったことがミソでしたね。
ZATがんの集中砲火など、爆発力のあるエネルギーを浴びたことで、ケムジラの身体はその爆破力の如く身体が突然変異を起こしたように生き残った1匹が巨大怪獣となりました。
肉体組織はこの時、大きく変わったことで、そのためバードンの恰好の餌食になったものと思います。
決してケムジラがバードンの鉱物というわけではなく、バードンが肉食かつ獰猛であったため、その目の前で動いてしまったことで、ケムジラの意思に反してバードンの捕食対象になってしまったものと思います。
食べなければ生きられないのは人間も怪獣も同じですね。
スイカを食べてもきっと植物の葉や三つを食べるのが、ケムジラだったと思いますが、口から吐く白い糸に毒性がったように、ケムジラがお尻から出した黄色いガスも、元は植物だけではなく、ケムジラの体内で生み出される毒性成分があったと思われます。

ひょっとしたら硫黄成分だったかもしれませんね。
ケムジラのそうした毒性成分は口からお尻から吐き出される糸やガスで、ウルトラマンタロウはハンデを背負うこととなり、ケムジラを向こうにまわして苦戦を強いられることとなりましたね。
ケムジラ
そうしたウルトラマンタロウが苦戦を強いられたこともありましたけど、やっぱりバードンによるケムジラの捕食シーンが脳裏に残りました。
そこまで徹底してくどく捕食するシーンを演出していいのか、動植物他の生き物を食べなければ生きていくことはできないという食物連鎖を演出しようにも、これはやり過ぎではないのかとも思いました。
ウルトラマンAでもドラゴリーがムルチを惨殺してしまうシーンが強烈に描かれたことがありましたけど、ケムジラが捕食されるシーンは強烈ながらも食べるということがテーマでもありましたからね。
そうした意味はあったと思いましたけど、それでも正義の使者が怪獣を見事に倒す番組でもありましたから、ここまでの演出はどうかなとも思いました。
ケムジラ⑤



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3
ハンミョウ獣人⑦
「ハンミョウ獣人」

ハンミョウ獣人を見た頃、ハンミョウってなんだ?と思いました。
ハンミョウを調べてみてもピンとくるものがなかったせいか、ハンミョウ獣人登場の物語には怪人・改造人間の特性としてグッとくるものがなかったように思います。

地震発生装置なんて言うとんでもない武器は、秘密結社の改造人間の能力が発揮されることで地震めいた事が起こることはあっても、その発生装置としてメカが開発され利用されたことはこのハンミョウ獣人の時が初めてだったかもしれません。
ハンミョウとくれば、異常に発達した下顎を利用して他の昆虫を捕食してしまう肉食本柱であることに目が行き、ハンミョウ獣人もその下顎を武器として鋼鉄をもかみ砕き、時には投げつけて効果を出してしまう武器にもなっていました。
跳躍力にも優れていたと頃がありましたから、仮面ライダーアマゾンの跳躍力とジャガーショックとの競い合いにしても面白かったかもしれません。
こうしたハンミョウ獣人と人工地震がどう結びついていたのかはわかりませんが、この装置を使ったことで、仮面ライダーアマゾンを地下深く埋めてしまったことと、そんなとんでもない境遇にさらされて絶体絶命になった仮面ライダーアマゾンがギギの腕輪に秘められたインカパワーを発動したことが、最たる見どころだったのでしょうね。
インカパワーをどう表現するかについては様々なアイディアがったことと思います。
後にスカイライダーで超振動が特徴の一つとして表現されましたが、これは最新の技術によるものでした。
仮面ライダーアマゾンの必殺技・大切断もその切れ味を異常なほどにしていたことの一つに、古代インカ文明のたどり着いた一つの帰結点として超振動があり、大切断はそれによりとんでもないこう顔出していたことと思われます。
最新の技術と太古の技術のたどり着いた一つの共通点が超振動にあったことは、意外と面白いことです。
太古の技術が生んだ仮面ライダーアマゾンが、最新の技術の一つである地震発生装置を操っていたハンミョウ獣人の罠にはまり、インカパワーを発動させなければいけなかった展開に面白みがありました。
結果的に仮面ライダーアマゾンは、大切断でハンミョウ獣人を葬り去りましたけど、この時の仮面ライダーアマゾンにはインカパワーがあふれていた状態だったのでしょうね。
ハンミョウ獣人①



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3
キングクラブ
「大蟹超獣 キングクラブ」

超獣は宇宙怪獣と地球上の動植物を融合させてできたものですから、何がモチーフになっていても可笑しくないですね。
目の付け所、いわゆる着眼点をどこにおいてどう工夫するのかでイメージが変わります。

ウルトラマンAに登場した大蟹超獣 キングクラブは大蟹という肩書はありましたけど、この超獣のモチーフは瀬戸内や九州北部に生息してるカブトガニという天然記念物がモチーフだったはずです。
カブトガニは蟹と同種のようなイメージがありますが、まったくの異種だったはずで、カブトガニの背には透明感のある甲羅があって、申し訳なさそうに手足や頭部、そして尾があったと思います。
蟹と同じ節足動物ですが、どちらかというとエイに近く、太古の昔から生き続けてきた生きる化石のようなもので、蟹とは一線を画する別の節足動物ですね。
キングクラブは超獣という怪獣の一種ですから、眉間から発した火は怪獣にありがちですが。口から吐く溶解液のような泡は、どちらかというと蟹のようでした。
キングクラブを意図した方も、ひょっとしてカブトガニとカニとの区別がついていないまま作ってしまったような感じで要素がごっちゃになっていた感じがありましたね。

キングクラブのポイントはカブトガニのような尾にありました。
火を吐いたり溶解液を吹きだしたりと手を付けられないような能力があり、体が硬かったあこともあってウルトラマンA を大いに苦戦させていました。
知ってか知らずか、ウルトラマンAがキングクラブの尾をドリル光線で砕かれたことから弱体化していきましたね。
宇宙怪獣とカブトガニの要素が合致した部分が尾だったかもしれず、キングクラブの意図や方向性はこの尾で決まっていたのかもしれません。

キングクラブのモチーフとなったカブトガニのような生物を知ると、生物図鑑をよく見て調べようとした幼少の頃を思いだします。
好奇心旺盛だったのかもしれませんが、目にしたことのない知らない生き物を知るのは新たな怪獣に興味を持ったことと同じようなものですね。



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4
オカルトス
「オカルトス」

ギリシャ神話にモチーフを求めたGOD神話改造人間は、ギリシャ神話自体が夢物語のようなもので実体としてはつかみにくく、空想の世界でしたから、そういう意味でも幽霊を持ってきていたのはつかみにくい感じからしても十分アリだったような気もします。
ギリシャ神話の神々には幽霊はいませんでしたけれどね。

特撮は想像の世界でリアリティを出すことに難しさとそうであることによる面白みがありました。
だから世界観としてはアンバランス、そしてカナル形であれ超能力を披露して、どうリアリティを持たせるのかだと思いますけど、時にはリアリティがなくてもいいのかもしれません。
オカルトスは、棍棒のような杖で意外と怪力だったことを披露していましたけど、それよりも「オカルトス超能力」という念波が特徴であり、体内に潜めていた幻影投影装置による立体的な幻影投影と相まった利用できる念力に見どころがあったと思います。
メカ的な要素と強力な念波を打ち出すオカルトスの能力は、まるで幽霊が出てくる特殊な世界のようであり、でもそれは人為的な創作だったんですね。
仮面ライダーX放映当時は、著能力ブームがあった時期でもあり、その延長のような幽霊のような念力は意外と特撮の世界に取り込んでいたこと自体は面白かったと思います。
ただ、こういう描写を行うには撮影技術がおぼつかなくて、そういう意味での物足りなさや不満はありましたけど、試みとしては面白かったはずです。

仮面ライダーX の武器であったライドルは、難の合金・金属でできていたかはわかりませんが、オカルトスの打ち出す強力そうな念波を弾いてしまうライドルバリアを見てしまうと、メカ的要素の強い仮面ライダーであった仮面ライダーXがいかに優れていたのかがわかりそうです、
体内に幻影投影装置を潜めたオカルトスの立体的幻影世界を見てもオカルトスを創作したGOD科学陣の苦心が分りそうですが、それ以上に仮面ライダーXを創出した科学者はそれ以上に困難だった世界を具現化した科学者だったことがわかりそうです。
オカルトス④
ライドルバリア③



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5
テロチルス④
「始祖怪鳥 テロチルス」

テロチルスを見た時、結構な傑作怪獣だったと思ったんですよ。
帰ってきたウルトラマンは初期に名作怪獣が多く登場し番組通して人間ドラマが重視されていたこともあって、怪獣の作りは初期以降、もう一つの状態が続きました。
帰ってきたウルトラマンまでの敵方は、侵略者は宇宙人であり、怪獣は地球産であるのが基本でしたけど、ご多聞の漏れず、帰ってきたウルトラマンでもテロチルスまでの怪獣は地球怪獣でした。
このテロチルスの直後に出てきた怪獣はベムスターであり、宇宙怪獣でより強力になっていたのは帰ってきたウルトラマンがウルトラセブンによりウルトラブレスレットという万能武器を持つことになっていたことに表れています。
しかし、地球怪獣が宇宙怪獣より力がないのかといえばそうでもなく、帰ってきたウルトラマンが一対一で敗れた果汁の中にはキングザウルスⅢ世もいましたから、要はどんな生態でどんな能力を持っていたのかという事になると思いますね。
モチーフの問題で、どんなモチーフをどう工夫するのかということで、宇宙怪獣とくれば汎用性が出てきますから、範囲が広くなって極端な話なんでもありのような具合になります。
地球のどこからか出てきた怪獣は、人間の住める環境とそうじゃない環境、それと地球という惑星の歴史、生い立ちまでもがモチーフとなると思われますが、意外と考えやすいのかもしれません。
しかし単純明快でありながら生きている強さみたいなものを感じ、それは同じ惑星で人も怪獣も生きる力という共通点から来てるものかもしれません。
テロチルス
テロチルスは始祖怪鳥ということからも元をたどれば恐竜時代の翼竜に起源を有し、巣を作って卵を産み落とし孵化させるという自然界の基に沿って、受け継がれてきた、或いは生き永らえてきた恐竜が怪獣になってしまったものかもしれません。
両翼を思い切り広げれば120メートルになるまでの大型怪獣であり、火山活動が活発だった火山の麓で巣を作って生きてきたということは火山活動によって吐き出される火山性ガスへの対抗力が、いつの間にかテロチルスが生きる上での妨げにならずに自らの能力を支えているものとなっていたことで、人とは対極に位置するような生き物になっていました。
帰ってきたウルトラマンを一度は敗退させたキングザウルスⅢ世との共通点は、いずれも核という絶対のエネルギーを自らに取り込んでいたことでしょう。
テロチルスの場合、それは肉体の強力さ頑強さと口から吐く硫黄臭のする雪のような結晶体は糸状になり、巣を作ったり武器として利用していたところに特徴がありました。
帰ってきたウルトラマンのスペシウム光線を2度も跳ね付けてしまう肉体の頑強さは、他の地球怪獣の追随を許さないものでしょう。
しかも、口から吐く多数の煙・結晶体は硫黄臭がするだけで人にとっては有害ですが、これが都市部で多く発生する排気ガスの中の一酸化炭素に融合してしまうと赤化猛毒額ガスになってしまうとは人の天敵のようです。
でも古来からの地球環境に従順に従って生きてきただけで身についてしまった能力かもしれず、さしもの帰ってきたウルトラマンも空中戦でも一旦敗走してしまったのは、当然のことだったかもしれません。
そのテロチルスも火山の活動自体には耐えきれず、種の継続のために似たような環境として排気ガスが大量に漂う都市部に巣を構えようとしたのは、当然の流れだったかもしれず、人の文明の仕方に一つの疑問を呈していたのかもしれません。
自然の摂理に逆らうような文明の構築に歯止めをかけるように。
テロチルス⑦



ギガンティックシリーズ 帰ってきたウルトラマン 全高約500mm PVC製 塗装済み 完成品 フィギュア

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