HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

2019年12月

3
キノコ獣人④
「キノコ獣人」

キノコ型の改造人間は、素体となる人間がベースであり菌に覆われ尽くし、人体がそれに応じて変異してしまうことで改造人間のようになってしまうものと思われます。
それは菌は胞子であり、乾燥していれば繁殖していく力が強いものの、あくまで微生物であることから、人体改造にはその菌の特性と繁殖力が植えつけられることはあっても、菌そのものをいくら集めても大きな一つの個体にできないからですね。
従って、野生のようなものは存在しませんので、仮面ライダーアマゾンの敵がゲドンからガランダー帝国へ移行し獣人にも旧ロシア帝国の医療技術が持ち込まれたとしても、こればかりはどうしようもなく¥いことですので、キノコ獣人は獣人であるはずがありません。
外見は滅茶苦茶でしたけど、これはキノコ菌に決まった姿はなく、キノコ菌に侵された改造素体の人間の姿が滅茶苦茶な異形になってしまったことでしょう。
キノコ型改造人間はショッカー時代のキノコモルグに始まりますが、暗黒秘密結社がいくら積み重ねられてきても指したる進歩はなかったように思います。
菌そのものの特性に変化させることは出来ませんから、その繁殖力と菌の種類を利用したのでしょうね。
キノコ獣人が、体内で菌を培養させていたというのは、そうした菌の現れと効果だったものと思われます。
キノコ獣人③
キノコ獣人の登場にあたっては、モグラ獣人の降板が伴ったというかそれがメインでした。
人食いカビの解毒剤は、キノコ獣人自身からその胞子を採取して初めて生成されますが、既に犠牲となってしまった人たちからよりはキノコ獣人自身から採取した方が、詳しいデータが捻出されやすいことと思ったのでしょう。
仮面ライダーアマゾンの周囲には、それまでの仮面ライダーのように化学分析に秀でた人物はおらず、そうした研究と対策とはまるで反対の位置にいた者たちだらけでしたから、余計にキノコ獣人自身からとなったと思われます。
果敢にその手段に訴え出て、実は自らが犠牲となってしまったモグラ獣人の勇気ある行動が世を救ううこととなったわけですが、やはり平均以上の科学力がないと仮面ライダー側にいる人たちも苦しいだろうと思ったものです。

キノコ獣人対策にはモグラ獣人の犠牲があったわけですから、それを目の当たりにした仮面ライダーアマゾンの攻撃はまさしく怒りの滅多切りというものでした。
キノコ獣人⑥



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3
フライングライドロン④
「鳥怪獣 フライングライドロン」

この怪獣の名前が「フライングライドロン」というのは、ずっと後年になってからでした。
それまでは「ライドロン」と思っていて、まるで仮面ライダーBlackRXの愛車と同じ名前だなあと思っていました。

いわゆる渡りを行う怪獣で、しかも宇宙空間の惑星間の渡りを行う怪獣で母と子がいたようです。
母の子に対する思いと子の母に対する思いを描いたような話でしたけど、そんなことよりも宇宙において渡りを行うユニークな設定の怪獣という印象の方が大きかったですね。
鳥型の怪獣はいくらでも出てきますけど、渡といっても宇宙空間での渡りを行う怪獣は珍しかったかもしれません。
宇宙空間は重力引力はない世界ですから、怪獣と言えど翼があったのは可笑しな設定でした。
フライングライドロンは渡といっても、きっとどこかの大気を有した惑星で生まれた怪獣で宇宙空間を何らかの都合で漂浪し、それが渡りとしての習性になったものでしょう。
フライングライドロン





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4
ジンギスカンコンドル⑤
「ジンギスカンコンドル」

正しくはチンギス・ハーンかもしれないところ、以前はジンギスカンとよく呼んだものです。
モンゴル帝国を一台で築き上げたジンギスカンは、モンゴル人民も去ることながら有史史上最大の英雄だったかもしれません。
その英雄としての地位は、多くの命と引き換えのようでもありますが、世界的にも戦乱の世を勝ち抜いていた英雄という称号を得た人物は例外なくそのようです。
これを殺戮と呼ぶか犠牲と呼ぶかは歴史が証明してるところと歴史学者の研究にもよるところでしょうけど、少なくとも暴君でなければ戦乱の世を生き抜く上での行動の結果だというしかないかもしれません。
こうしたことを特撮の世界に持ち込むには、既に主人公が決まっていて、その主人公と相対する敵として考える上では殺戮者と考えなければいけなかったでしょうね。
これがGOD悪人軍団の始まりだったと思います。
アポロガイストは再生されても完全復帰が叶わず、仮面ライダーXに敗れ去った次の展開は、ブラックマルスという大幹部が考えられていたみたいですね。
アポロガイストに人気が出たために再生体まで出てきてしまったことで、このブラックマルスは企画倒れとなってしまいましたが、見てみたかったものです。
歴史上の英雄を殺戮を繰り返した悪人とみなし、これを統率していたのは巨人キングダークでした。
キングダークはGOD総司令自身のようなものでしたから、キングダークの指示指令に従うGOD悪人軍団との構図は、仮面ライダーストロンガーにおける岩石大首領とデルザー軍団の構図の走りみたいなものだったかもしれず、もっと強く描ければGOD悪人軍団もデルザー軍団同様のような存在になっていたかもしれません。
そのGOD悪人軍団の改造人間第1号が、ジンギスカンコンドルで、それまでの神話怪人とはまるで別の世界が待っていました。
ジンギスカンコンドル③
殺戮=血、しかも吸血と同時にビールスを注入し、ネズミ算式に吸血人間を増やして血の奴隷状態にしてしまうのはショッカー蝙蝠男が実験的に行っていた企てを発展させようという具合にも見えました。
ジンギスカンコンドルのもう一つの要素であったコンドルのエッセンスを取り入れたことで、飛行能力もあったジンギスカンコンドルは、実はこれが最も仮面ライダーX を苦戦させた要因でした。
飛行型改造人間に苦戦していたのは仮面ライダーXだけではありませんでしたが、これに口が発射口であったジングカン・ファイヤーがあったことで余計に苦戦させられていました。
それまでの神話改造人間とは勝手が違うだけではなく、能力的に向上してた上にこの飛行能力を駆使されたことが最大の苦戦の要因だったのでしょうね。

常に空からの攻撃に徹していれば手土産ができたでしょうに、地に落ちて攻めようとしたため。仮面ライダーXにライドルスティックを口に打ち込まれ、ジングスカン・ファイヤーの発射口を破壊されたことは印象的なシーンでしたし、この時点で勝負あったということなんでしょう。

仮面ライダーでジングスカンの名を聞くとは思いもしなかったですが、確かに神話改造人間を上回る能力があったことを知らしめるためにもジングルカンの名は必要だったのでしょう。
ジンギスカンコンドル④



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4
ホタルンガ
「大蛍超獣 ホタルンガ」

新スーパー兵器を作ろうとすると、邪魔しようとあれこれやってくるのはウルトラマンAにヤプールの存在が駆られて顕著になった気がします。
ヤプールが作る超獣は地球上のあらゆる生き物が対象となり、それが宇宙怪獣と合成させることで生まれてきますが、ヤプール自体は異次元人なので作られる超獣には当然のように超能力が携わります。
蛍はウルトラマンA放映当時は、特に田舎で普通に見ることができました。
ホタルの尻尾は発行するので、夜に特に印象的で、よくホタル狩りなどが行われていました。
ホタルは昆虫の一種のために、飼うことができずしかも寿命が短いため、河辺でホタル狩りをして容器に入れても、いつの間にか居なくなってるか、死んでしまっているかの様態でした。
田舎の空気に¥のキレイなところによくいた気がしますし、田舎といってもいわゆる都市部ではそんなに見られなかった気がします。
尻尾が薄緑色にキレイに発光するので、特に夏の風物詩のように見られたホタルは、今で毎中でもめったに見られなくなり、ひょっとすると見たことがないだけではなく、今の世の中ではホタルを知らない人が多いかもしれません。

寂しい世の中になったと思います。
便利になり物量が増えても人の心は豊かにはならない、ウルトラマンAを見ててホタルの超獣ホタルンガが出てきた時は、妙にうれしい気分になった者です。
ホタルンガは何故か目の上から溶解液を噴射し、両手尻尾の先が鋏みたいになっており、これでウルトラマンAを苦戦させていました。
ホタルンガの目が、本物のホタルの尻尾が発光してるような感じでしたけど、もっと尻尾の先にもう一つの目を設定して普段の目は実は飾り物で、ホタルンガを見る人は騙されるといった設定の方が面白かったかもしれません。
しかし、ホタルンガは結構な傑作怪獣でもありました。
幼いころに見ていても、あのホタルが怪獣になったというどこか懐かしい気持ちにさせてくれましたしね。
ホタルンガ④ (2)



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5
改造アポロガイスト
「再生アポロガイスト」

GOD総司令の「殺すには惜しい」というセリフが、本当にハマっていました。

仮面ライダーXは全編通しても短かったですけど、アポロガイストは途中からの登板でギリシャ神話をモチーフにしていたGOD改造人間が織りなす物語にすごくあっていたと思います。
ギリシャ神話にモチーフを求めるなら、もっともっとギリシャ神話を勉強しておいてほしかったのですけど、政策サイドも見ていたこっち側もそんなに変わりがなく、登場した神話改造人間も少なかったですね。
仮面ライダー史上、改造人間の設定としてはショッカー改造人間が出てきた時、デストロンの機械合成改造人間が出てきた時、それにこのGOD神話改造人間は、相当インパクトがありました。
ショッカーは大幹部ゾル大佐が出てくるまでの改造人間に大いに魅力がありましたし、デストロンも大幹部ドクトルGが登場するまでに同様の傾向が見られました。
GOD神話改造人間もアポロガイスト登場までの神話改造人間には傑作が多かったですけど、アポロガイスト登場以降もより魅力が引き立てられていたように思います。
アポロガイストは大幹部というより、GOD秘密警察第一室長、或いは殺人マシーンという肩書や異名がありましたけど、そう言うことと相まって仮面ライダーXのライバルというイメージが強く、それが奏功していたように思います。
アポロガイストあっての神話改造人間、神話改造人間あってのアポロガイストという感じがあり、いずれ降板する運命があったとはいえ、あの冷徹で作戦立案と遂行能力を思うとき、アポロガイストを失ってしまうのは仮面ライダーXの物語の展開上、大きな損失になるところでした。
アポロガイストは、太陽神アポロをモチーフとしていたことにより太陽が燃え盛るイメージでデザイン、造形がなされていたものと思いますが、できればもっとインパクトがあれば、と思っていたところ、仮面ライダーXとの決戦に敗れたアポロガイストが、再生アポロガイストとして登場してきました。
顔の中心に銀の太いラインが入り、纏うマントには炎のイメージが導入されていました。
これがよりアポロガイストの見栄えをあげていたと思いますし、実にカッコよくなった想いがありました。
改造アポロガイスト②
連装銃アポロショットが3連装銃と剣を組み合わせたアポロマグナムに、日輪型の盾ガイストカッターも左肩に装着する刃の追加によりガイストダブルカッターとなったことなど、見つけていた武器が強化されていました。
再生には違いないのですが強化改造されていたイメージが、再生アポロガイストにはありました。
冷静冷徹が基本であったところ、より好戦的になっていたことも見逃せませんが、これは神話改造人間のネタが尽きかけていたことと無関係ではないでしょう。

再生アポロガイストは人間の科学者2人によって再生が施されていましたけど、再生後のチェックもせずいきなり殺そうとして一人の科学者を失ったことが致命的でした。
射撃の腕が百発百中であるはずのところのズレ、それは再生が完全でなかったことの証拠です。
それを補うのが仮面ライダーXのパーフェクターであり、その奪取を目論んで仮面ライダーXとの最終決戦となっていましたが、ズレの修復は叶わず、最後はGOD秘密警察第一室長、或いは殺人マシーンとしての意地が火の玉攻撃を為したものと思われます。

姿を消してしまうには、本当に惜しく、歴代大幹部が仮面ライダーに倒されていったときにはなかった残念という気分にさせられましたね。
改造アポロガイスト⑥




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3
サータン③
「忍者怪獣 サータン」

帰ってきたウルトラマンに初の宇宙怪獣ベムスターが登場し、ベムスターが怪獣としての設定も造形・デザインもよかったことから、その次に出て着る怪獣にも期待していました。
ありえない中性子で怪獣を作り上げてしまったことは、帰ってきたウルトラマンと言う子供向け番組ながら科学的にあり得ないと後に知ったときは、それをあり得るようにする理屈がほしかったと思いました。
サータンがその怪獣でしたけど、宇宙から降ってきた隕石から出てきたサータンは宇宙怪獣であり、宇宙といえば人間の理屈など通用しない世界ですから、こうした中性子が寄り集まったような怪獣もあり、だったかもしれません。
あり得ない中性子の集合体は、その姿が人間には見えず、でもサータンの体内にはそれを理屈づける何らかの核があったはずで、まるで異次元世界の産物だったのかもしれません。
異次元にあったはずの鉱物が、何故か宇宙空間に隕石となって姿を現し、地球にやってきてしまったというところでしょうか。
見た目が像のような長い鼻のような器官をもtっていたことが印象的だったサータン。
中性子怪獣だけに、素早く瞬間移動や透明化能力があり、これで鄭の背後に回ってその長い鼻で締め上げるという戦術を使っていましたけど、本来異次元にいたはずの怪獣が三次元に姿を現して攻撃しようとしたときに具現化するのは気の高揚もその具現化の一因だったのでしょうね。

ただ、設定的には面白く興味深いところがありましたけど、デザイン造形的に像のようであったところ、表情が悪魔のようではありましたけど、悪魔(サタン)ならぬサータンというネーミングはまるで噛み合っていませんでした。
ベムスターとの対決でウルトラセブンからウルトラブレスレットを与えられた帰ってきたウルトラマンは、対宇宙怪獣との対決の備えができ、対抗能力が大きく上がっていたという印象が。サータンとの戦いの中で感じたことでした。
サータン①
サータン④



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4
ギロチンザウルス⑧
「ギロチンザウルス」

仮面ライダーV3初期を凌駕していた機械合成改造人間。
怪人の方はともかく、金属の何をもってくるのかは大きなポイントだっただけにモチーフとなる金属は武器にならなければならかったことを思うと中途半端なことはできなかったでしょう。
物語の遂行と相まって機械合成改造人間を考案しなければいけなかったことには苦労もあったでしょうけど、あくまで人間たる素地を盛り込まなければいけなかったこともその苦労を増長していたような気がします。
で、遂に出てきたギロチン。
ギロチンは人間が考え出した最悪の処刑装置であり、まるで悪魔の武器のようでもありました。
ギロチンはあくまで人間を処刑するものであり、ギロチンと人間を結びつけることなどありえないようで、仮面ライダーV3に登場したギロチンザウルスは、遂にギロチンがモチーフになってしまったということと改造人間と言いながら恐竜が素体となってしまい、印象的に人間が入り込む隙は無かったような感じがしました。
でも、有史史上最高の切断機器・ギロチンを支えるものは人間ではなく、特撮HERO 番組の根っこにあった恐竜が組合わされたことは、いつか見てみたかった鋭い刃を持つ怪獣を何と仮面ライダーで見てしまった気分にもなりました。
しかも、ギロチンザウルスは火を吐くことも大きな引武器としており、まるで人間大の火を吐く大怪獣といった感じでした。
怪獣と言えど、小さな知力はあったわけで、ギロチンを用いた機械合成改造人間を考案するには人間は必要とされなかったというところかもしれません。
本来主役敵方にもなり得るギロチンザウルスでしたけど、知力が小さすぎたせいか、同時登場のドクバリグモが主であるデストロンの四国占領作戦では、あくまでドクバリグモのサポート役であったことが惜しい気もしました。

今にして思えば仮面ライダーV3は多くのメカ内蔵の改造人間でありましたけど、、この頃まだV3 26の秘密を追っていた頃の話であり、そうした未知の改造人間が怪獣と対峙したら、、、という想いも沸きました。
ただ、デストロン改造人間も悪魔のような人間が考え出した改造人間でしたから。仮面ライダーV3対怪獣というのは横道にそれたものだったかもしれません。
ギロチンザウルス①
ギロチンザウルスのギロチン攻撃を防いだのは、ダブルライダーから通信を受けた仮面ライダーV3がダブルライダーの指示に従って出した細胞強化装置 クロスハンドでした。
これがV3 26の秘密の最後となってしまいましたけど、このV3 26の秘密は結構なお気に入りで、謎に包まれ一つずつ明らかになっていく謎の仮面ライダーというのも魅力あるものだったと思います。
また、デストロンの作戦遂行上サポート役ではありましたけど、V3 26の秘密を明らかにしていなければいけないほどギロチンザウルスは強敵だったということになるかもしれません。

ギロチンザウルスはTV版と映画版があり、倒された仮面ライダーV3の必殺技が違っていたというのも面白みを増していました。
ギロチンザウルス



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5
グモンガ③
「宇宙蜘蛛グモンガ」

宇宙蜘蛛グモンガは、エレキング以来のウルトラセブンに登場した怪獣でした。
ウルトラセブンは対侵略宇宙人との戦いが主流であり、戦う場は地球ながら宇宙をモチーフとした怪奇現象を意識したものでしたから、グモンガが登場した空間Xもベル星人が作り出した疑似空間という摩訶不思議な空間に浮かんでいるような現象風景であり、実体がありそうでなさそうで、、、というところに面白みがありました。
そうした疑似空間にウルトラ警備隊の隊員が迷い込み、ありそうでない実態の中に潜んでいたのがグモンガでした。

この疑似空間はグモンガにとって、まさに蜘蛛の巣のようなものだったかもしれません。
そこに迷い込んだ者を、脅かし、恐れさせながら実は捕食していたのではないかと思わせるものでした。
それは宇宙植物や宇宙ダニのような吸血物も手伝ってのことでしたけど、何処か設定的には初代ウルトラマンの時に初代レッドキングが登場した無人島・多々良島の宇宙版のような感じでもありました。
グモンガは身体の大きさが人間よりも少し大きいところに、身近な怖さと恐怖があり、しかも緑色の毒ガスをまき散らすところが如何にも疑似空間のようで、怪奇性を感じさせるにはいい演出だったと思いますね。
現実にまだ人間は宇宙への進出の第1歩を踏み出したばかりの時代でしたから、ひたすら空想の域は出ませんでしたけど、宇宙蜘蛛とか宇宙ダニとか地球上の生き物、現象にまだ謎だらけであった宇宙の要素を持ち込むには材料が乏し過ぎたため、宇宙という単語がそのまま持ち込まれていた感じがありました。
でも、そうでもしなければ宇宙を意識させることが叶わず、どこかウルトラセブンの放映直前に放映されていたキャプテンウルトラの進化版のような感じもありました。

ウルトラセブンが登場したときの前後は覚えていませんけど、大怪獣ゴジラにはクモンガという怪獣が登場していました。
このクモンガを意識したかどうかはわかりませんけど、グモンガはその姿が蜘蛛怪獣そのものでしたからネーミングには苦労したものと思いますね。
蜘蛛の巣を張ったような宇宙蜘蛛だけに火炎攻撃の弱く、スパイダーによる火炎放射とウルトラガンによって退治されていたのは、疑似空間の謎を解くまではいかないまでも強く意識させるには効果がったと思いますね。

グモンガはウルトラセブンとの直接対決はなかったものの、ウルトラセブンに登場した数少ないかいじゅうとしてはとにかく貴重だったと思います。
グモンガ④
グモンガ①



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5
ショッカーライダーNo3
「ショッカーライダーNo3」

ショッカーライダーが登場した3話には、ショッカーライダー意外にその相棒のようにハエトリバチ、エイドクガー、そしてナメクジキノコと3体もの改造人間が登場していたため、ショッカーライダー6体と合わせると9体もの改造人間が登場していましたから、ショッカーライダー6体がそれぞれ単体で活動するのはショッカーライダーNo1とNo2だけになってしまいました。
物語の流れと設定上、ハエトリバチ、エイドクガー、ナメクジキノコがある程度個別に動いてしまったのは仕方がなく、6体もいたと言ってもショッカーライダーは全体として集団のような動きをするのも止むなしかなと思いました。
それでも、ショッカーサイクロンを駆ってバイクチェイスするシーンはショッカーライダーNo1だけだったというところを思ってみても、もっと6体が個々に動いてみてもよかったかなとも思います。
ダブルライダーが仮面ライダー1号、2号の2人であったことからも、敵はまとまって動く必要があったのでしょうね。
ショッカーライダーはダブルライダーと同等の能力を有したほかに、指からロケット弾、足先から短剣を出すという共通した付加能力がありましたけど、設定上ショッカーライダーNo3は固有の爆雷攻撃ができるという能力があったらしいですね。

指先からロケット弾を発射していましたから、ショッカーライダーNo3の体内にあったとされり爆雷は手足とは考えにくいですね。
ただ、この爆雷は地雷ともいわれてるところがありますから、コンバーターラングの外側に爆雷を秘めつつ、そのコンバータラングが外側に開いて発射されるのは、爆雷の影響がショッカーライダーNo3の足裏に影響が出て地雷のような効果が発揮されたかもしれません。
人間大のショッカーライダーとダブルライダーの戦いが主眼でしたけど、ショッカーライダーはゲルショッカーのホープといういわば幹部改造人間のようなところがありましたから、改造人間同士の戦いに向こう側にある大規模破壊活動もゲルショッカーが視野に入れていたとすると、その役目は爆雷を秘めたショッカーライダーNo
3のものだ田かもしれません。
素体にされた人間そのものも衝撃に耐えうる肉体力を持った人間だったかもしれませんね。
いずれにせよ、ショッカーライダーNo3が単体で活動するところを見てみたかったものです。
ショッカーライダーNo3①



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4
ガヴァドン(B)③
「二次元怪獣ガヴァドンB」

謎の宇宙船が降り注ぎ、太陽光線と癒合してしまうと二次元世界が三次元世界の産物となってしまうというユニークさは、初代ウルトラマンの時代でなければ考え付かなかったかもしれません。
白い土管の上に書かれた線だけの怪奇な生物が実体化してしまったのが、ガヴァドンA。
線だけでも数多く盛り込まれ、着色されても線もい色も実体化してしまったのがガヴァドンB。
謎の宇宙船の及ぼす効果は、その先に何があろうとも効果的には関係なかったようです。
この頃の子供たちが考え付きそうだった怪獣が、精魂込めての落書きで描かれ、謎の宇宙船の影響を受けてしまったのが、と意地の時代を物語っていたようにも思います。
ガヴァドンBは落書きから実体化してこの世に姿を現しても、寝てるだけで、ただ大きないびきが騒音公害となっていました。
丸の内街で寝てしまいましたから、余計にそうでしたね。
こうした騒音公害は今でも起こってますけど、とにかく産業を発達させ近代化が急がれたこの時代は、余計にい顕著でした。
怪獣にはっきりした定義はありませんけど、ただ怪獣と意識する中では巨大で謎の生体を持つ獣とすると、呼吸しそれに見合う器官をもっていると。呼吸は酸素とガスの交換運動のようですが、素直に呼吸できるとは考えにくく、なんらかの障害が出てきます。
それがいびきという不快音になるわけですが、巨大怪獣ともなれば呼吸器官も大きく、そのいびきは公害以上の不快音になっていたでしょうね。

丸の内街は当時も今も日本の経済の中枢のようなところですから、こでこでの経済活動に影響を及ぼすともなればそれはやはり公害です。
その一方、ガヴァドンは子供たちの想いが乗った落書きが実体化したものでしたから、後のウルトラ案を見るとガヴァドンBを倒すのではなく、どうにかして地球外に運び出すことで、ことの解決を図ろうとしたでしょうね。
当然のように初代ウルトラマンが登場してきますが、それは大人の都合でした。
ガヴァドンはガヴァドンBとなってより怪獣らしくなりましたが、元をただせば鵜謎の宇宙船の影響があったにせよ、ただの落書きでしたから、太陽光線の影響を受けなう夜間に落書きを消せばいいわけです。
科学特捜隊の一隊員がそうした意見を述べていましたが、隊長は怪獣として正面から倒すことにこだわったようです。

結局、初代ウルトラマンはガヴァドンBを倒すのではなく、宇宙へ運び出しますが、ウルトラ水流で落書き消したり、謎の宇宙船を防ぐべき蝶の雨量を披露してみたりと、ガヴァドンBを消し去る方法はあったと思います。
子供の夢を消さずに姿を消すことに帰結を求めた一つの例だったのでしょうね。
ガヴァドン(B)①
ガヴァドン(B)⑥



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