仮面ライダーに投げ技は少ないですね。
仮面ライダー1号がライダーきりもみシュートを編み出した時は、きりもみ状に敵をひねり上げる様子に見とれてましたけど。この技も投げ技の一つなのかもしれません。
正式には蝙蝠男を仕留めたライダー投げだけかもしれません。
仮面ライダーは基本的に鋼と人工筋肉で身体ができていますし、内蔵されていた小型原子炉のエネルギーにより爆発的に力が発揮されるところ、特に脚部が強力であったため、そこから繰り出されるジャンプ力と降下の力を利用したキック技がメインでした。
戦う上でキックに持ち込むには、パンチやチョップに代表される殴打技は必要不可欠でしたけど、時としてその殴打技は決め技にもなりました。
殴打技だけではなく、肉弾戦の中では踏ん張る脚部の力だけではなく、上半身の豊富な人工筋肉は思いの他大事なことで、そこに格闘センスが絡まると信じられない投げ技も生み出されます。
仮面ライダー1号のライダーきりもみシュートは仮面ライダー2号も使ったことがありましたし、その伝承者は仮面ライダーV3 となりますけど、その後に登場した仮面ライダーたちも立派な伝承者だったと思います。
だからスカイライダーもライダーきりもみシュートの応用版のような竹とんぼシュートを編み出したのも、決して予想外のことではなかったと思います。
その竹とんぼシュートを編み出すまでの前哨として、おそらく考案されていたのが風車三段投げだったような感じがします。
相手を担ぎ上げ、そのままきりもみ回転を繰り返し、それはスカイライダーを軸として3回転したものですが、、その回転力とそのまま投げ放つこの技は遠心力までも使った立派な投げ技でした。
意外と地味のようで、よく見てみるとこの技にかかった相手は思い切り脳や体のバランスを失った状態で投擲されるわけですから、これだけでも立派な決め技になっていたんでしょうね。