HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

2020年07月

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風車三段投げ
風車三段投げ①
仮面ライダーに投げ技は少ないですね。
仮面ライダー1号がライダーきりもみシュートを編み出した時は、きりもみ状に敵をひねり上げる様子に見とれてましたけど。この技も投げ技の一つなのかもしれません。
正式には蝙蝠男を仕留めたライダー投げだけかもしれません。
仮面ライダーは基本的に鋼と人工筋肉で身体ができていますし、内蔵されていた小型原子炉のエネルギーにより爆発的に力が発揮されるところ、特に脚部が強力であったため、そこから繰り出されるジャンプ力と降下の力を利用したキック技がメインでした。
戦う上でキックに持ち込むには、パンチやチョップに代表される殴打技は必要不可欠でしたけど、時としてその殴打技は決め技にもなりました。
殴打技だけではなく、肉弾戦の中では踏ん張る脚部の力だけではなく、上半身の豊富な人工筋肉は思いの他大事なことで、そこに格闘センスが絡まると信じられない投げ技も生み出されます。

仮面ライダー1号のライダーきりもみシュートは仮面ライダー2号も使ったことがありましたし、その伝承者は仮面ライダーV3 となりますけど、その後に登場した仮面ライダーたちも立派な伝承者だったと思います。
だからスカイライダーもライダーきりもみシュートの応用版のような竹とんぼシュートを編み出したのも、決して予想外のことではなかったと思います。
その竹とんぼシュートを編み出すまでの前哨として、おそらく考案されていたのが風車三段投げだったような感じがします。
相手を担ぎ上げ、そのままきりもみ回転を繰り返し、それはスカイライダーを軸として3回転したものですが、、その回転力とそのまま投げ放つこの技は遠心力までも使った立派な投げ技でした。

意外と地味のようで、よく見てみるとこの技にかかった相手は思い切り脳や体のバランスを失った状態で投擲されるわけですから、これだけでも立派な決め技になっていたんでしょうね。
風車三段投げ②
風車三段投げ③
風車三段投げ⑤





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V3電撃チョップ
V3電撃チョップ①
「V3電撃チョップ」

風力エネルギーによる小型原子炉起動は、仮面ライダーV3のあらゆる技、行動の源になるものです。
仮面ライダー1号・仮面ライダー2号も同様でしたが、仮面ライダーV3はそのダブルライダーの能力を併せ持った仮面ライダーで、仮面ライダー1号のタイフーンと仮面ライダー2号のタイフーンが風力エネルギーを得て、小型原子炉起動に至るまでの経路に違いがあったか、或いは性能そのものに違いがあったものと思われますが、双方を併せ持っていたのは、仮面ライダーV3にはダブルタイフーンが装着され、こここそが仮面ライダーV3のパワーの象徴であり、レッドランプパワーと合わせて、仮面ライダーV3がダブルライダーの正式な後継者であったことの現れです。
こうして風力を活動エネルギーに変える能力は同時に電気の発生にもつながり、パワーの短時間での集約に役立っていたものと思われます。
足先にそのパワーを集めていたのがキック、握り拳に集めたのがパンチ、そして右手の側面に集めたのがチョップであり、チョップは特に決め技になることは少なく、いわゆるつなぎ技として使われることが前提としてあったところ、仮面ライダー1号・2号は仮面ライダーV3を作り上げるときにチョップ技の効果を十分に頭に入れて改造手術を施していたように思います。
チョップ技はいわゆる手刀であり、仮面ライダーほどのパワーとキレを有するとそれだけでも決め技になりそうなものですが、相手がデストロンの改造人間にもなると、そうはいかないことは十分考えられたことです。
ライダーチョップが決め技として使われたのも仮面ライダー1号がまだ旧1号であった時のカメレオン男戦だけ、しかもライダーキックを決め込んだ後の使用でした。
それだけによりパワーとキレを増した瞬間技でないといけなかったと考えられていたかもしれませんが、それは小型原子炉起動からの電力発生とパワー伝導率が高いと感じ入ったのが、「V3電撃チョップ」でした。

、「V3電撃チョップ」は決め技として使われてはいませんでしたけど、使用していたのはスーパー磁石という超磁力を有していたジシャクイノシシ戦でした。
仮面ライダーV3の電子頭脳さえ影響してしまうこのスーパー磁石は、ジシャウイノシシを絡め込んだ後瞬時に破壊してしまう必要があったわけで、正に、「V3電撃チョップ」はこういう場合の時のための技だったとみることも出来ました。
単なる磁力ではなく、スーパー磁力をも問題としなかった「V3電撃チョップ」は、ダブルタイフーンによるV3パワーを右手側面に瞬時に集めるパワーの集約とスピード感、勝負勘が勘所で、仮面ライダーV3はまさしく格闘センスにもともと長けていた仮面ライダーだったと言えるのかもしれません。
V3電撃チョップ②
V3電撃チョップ③



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奇械人ドクガラン
「奇械人ドクガラン」

そうか、幼体が孵化する時って熱を帯びるんだというのが奇械人ケムンガが奇械人ドクガランになる際の発見でした。
卵の中の様態については謎が多く、解明できてないことが多い中、これは面白いかもと思っていました。
奇械人ケムンガの孵化行為の中、殻を破れず苦戦していた仮面ライダーストロンガーはエネルギーを吸い取っれるように人間体に戻ってしまいましたね。
それでも幼体が孵化するのに熱を要することに気づいたころで、これを促進させるように電気ストリームを発動させ、殻を破る行為を奇械人ケムンガの孵化に任せて、これを達成していました。
幼体の孵化は、古くはショッカーのドクガンダーにまで遡ります。
改造人間は素体が生物とは言え、特殊能力もパワーもメカに頼ることが多かったはずですから、その改造人間が孵化してしまうこと自体に謎があります。
生物要素の部分が孵化行為に及び、それを持ち込まれた人間である部分が影響を受けることに然程の影響はないと言うことかもしれませんが、その生態に大きく影響していたはずのメカはどうなってしまうんですかね。
奇械人ケムンガであれ、奇械人ドクガランであれ、大幹部百目タイタンの配下にあり、百目タイタンは地底王国の王でしたから、元来がマグマエネルギーの影響下で熱さがその源ということだったのかもしれません。

奇械人ドクガランはショッカーのドクガンダーと同様、毒蛾の改造人間ですから羽根とは思えないメカ的なその翼のようなところから巻き散らかす毒鱗粉が武器でした。
ただ、これは翼を使わないとどうしようもないわけで、ドクガンダーが滑空能力を使い仮面ライダー2号を苦戦させたような飛翔能力を奇械人ドクガランも使うのでしょうけど、それは地底王国という決められたテリトリーに限ってのことだったのかもしれません。
地上とは異なる特殊環境下にあったと思われる地底王国でこその改造人間が奇械人ドクガランだったのかもしれませんね。
それならそれでもっと地底王国にこだわった演出が充てもよかったのかもしれません。
口吻から発射する猛毒の槍も奇械人ドクガランの主武器でした。
この猛毒性の槍も毒鱗粉がその源だったと思われますが、奇械人ドクガランの体内にメカを持ち込まないとこの槍の創出はできません。
変身能力もあったみたいですが、この槍こそが奇械人ならではのことだったと思いますが、この槍が突き刺されることで仮面ライダーストロンガーに敗れ去ったのは皮肉なことだったことかもしれませんね。
奇械人ドクガラン②







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ロードラ①
「蜃気楼怪獣ロードラ」

造形を見るに、怪獣という設定もここまで来たかという感じのかなりな異形の怪獣でした。
なぜ蜃気楼の中から現れたのか、なぜ人を襲わず車の固執するかのように金属を溶かそうとしたのか、謎のままでした。
溶解液を噴射するためだけにデザインされたようなロードラのノズルは、シャワーノズルのようで、そこだけ外形ではなく、それ以外の肉体の各パーツも異形そのままでした。
ウルトラマンタロウにはそれほど効かなかったその溶解液は、金属を溶かす力は他のですから、理屈で思えばウルトラマンタロウに効かないわけはありません。
しかし、身体を切断されても再生能力に優れたところがありましたから、これが際立った能力だったと言いう事でしょう。

怪獣というより超獣という感じでしたけど、蜃気楼と再生能力、そして溶解液に至るまでもう少し、その根拠が欲しかったですね。
ウルトラマンタロウは童話のような世界を持ち込んでしまった特撮番組でしたけど、ウルトラQからの流れを持っていましたから、ウルトラQや初代ウルトラマンに登場した怪獣に持ち込まれていたアンバランスゾーンをもたらした架空の理屈がしっかり欲しかったところです。

ウルトラシリーズは第2期において様々な工夫がなされていましたけど、ネタ的にはキレていました。
元々あったウルトラ怪獣の魅力を見つめ直してほしかったと思うんですけど、それには子供も頷いてしまう容量が必要だったはずです。
ロードラ





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