ゴルメデ④
「ゴルメデ(カオスゴルメデ)」

ウルトラマンコスモスは特撮の神様円谷英二生誕100周年記念で制作されたウルトラマンでしたね。
だからウルトラマンコスモスの顔自体のデザインは、ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイアと来た顔自体の変化は取り入れず、敢えて初代ウルトラマンのようでもありました。
怪獣の設定そのものは、それよりも前のウルトラQを意識して、第1話に登場したリドリアスはリトラ、第2話に登場したゴルメデはゴメスを意識して制作されたということです。
ですからゴルメデは古代怪獣ということになりますね。
ゴルメデの身体つきを見てると、胴体と尻尾が異常なくらいに太く、怪力というか剛力の持ち主のような印象を受け、如何にも地球の地底で眠っていた怪獣が目覚めさせられ、元からの乱暴者がそのためにいたずらに暴れようとしていた印象があります。
でも、古代怪獣というほど、太古の昔から生きながらえてきた怪獣という感じはしませんでした。

ウルトラマンコスモスは、怪獣を倒すというより捕獲すべきとしたものでしたから、リドリアスのような無邪気で友好的な感じがする怪獣を地球産の生き物として捕獲し、生活圏を与えようとしたのは分かりましたけど、ゴルメデのような乱暴で凶暴そうな怪獣を捕獲していこうとするのは、どこか理解ができにくいところがあったと思います。
以前に捕獲しようとしてうまくいかなかった怪獣が、目覚めさせられたのはカオスヘッダーの意思によるものということでしたけど、自らの意思ではなく、別の要素で目が覚めてしまったところに捕獲の意味があったのでしょうかね。
それでも、あのゴルメデの吐く火球と光弾配力たっぷりで、その剛力と合わせてなんとも組しにくい怪獣でした。ゴルメデ②
そうした要素を持ったゴルメデに目を付けたカオスヘッダーは、ゴルメデの要素だけを引き抜き凶暴化した別個体を作り上げていました。
それがカオスゴルメデでしたけど、なんともこの辺りにはカオスヘッダーの無慈悲なものが出て、しかも用無しとなったゴルメデを始末してしまったところには、カオスヘッダーの残虐さもあったと思います。
ここには、捕獲する必要性は全くなく、コロナモードにチェンジしたウルトラマンコスモスに強烈に倒されたのも当然の成り行きでした。

ウルトラマンコスモスは慈愛を基本線としながらも、牙をむく敵には敢然と立ち向かうウルトラマンということが、ここから明確になっていったと思いますね。
カオスゴルメデ①

ULTRA-ACT ウルトラマンコスモス ルナモード

新品価格
¥8,030から
(2017/5/24 17:30時点)



ウルトラマンコスモス ビッグサイズソフビフィギュア (コロナモード)

新品価格
¥3,800から
(2017/5/24 17:31時点)



ウルトラマンコスモス 10周年DVDメモリアルBOX (期間限定生産)

新品価格
¥188,300から
(2017/5/24 17:32時点)