ムササビートル⑦
「ムササビードル」

全く持ってユニークそうな改造人間でした。
正式には「ムササビードル」ですが、映画版「仮面ライダー対ショッカー」で再生改造人間として登場したときは、何故か「ムササビドール」と名乗り、うっかりすると聞き逃しそうに自らを名乗っていました。
それまでの怪奇性をショッカー改造人間に持たせようとしたオドロオドロした感じとは裏腹に、見た目が気ぬいぐるみのようであり、ムササビードルはムササビの改造人間であるところ、空飛ぶ野良猫のようでした。
物語としては、とある科学者が新型液体燃料がロケットを僅か100ccで打ち上げる爆発力があるところにショッカーが目をつけ、700CCもの新型液体燃料を巡ってのムササビードルと仮面ライダー2号との争奪戦でした。
700CCもの新液体燃料の爆発力はTNT換算で1キロトンを誇り、仮面ライダー2号こと一文字隼人は国会議事堂の2つや3つを吹き飛ばしてしまうとしていましたが、ムササビードルの躍動した北海道、洞爺湖付近で言えば、札幌市そのものを2つか3つ吹き飛ばせるほどのものだっただろうと思います。
この新型液体燃料を水のように無力化してしまう放射線物質235が何故か開発されており、とんでもない化学兵器を開発する時は、それの反比例するような化学物を並行して作り出すのは、科学者として当然の行為であるところ、ここにもショッカーの目が光っていました。
人質を取ったり、囮作戦に出る、或いは下手に仮面ライダー以外に直接攻撃に出ないなど、仮面ライダー2号とムササビードルの攻防は、表面的なものより実は味のあったものでしたけど、こうした攻防と、その攻防の目的となった新型液体燃料の開発などは、至極高次元のものなのに、ショッカー首領の指示の下で躍動した肝心のショッカー改造人間が、まるで空飛ぶ野良猫のようなササビードルであったことは、改造人間自体が身近になったようでユニークかつ好感を持っていられましたね。
ムササビートル
ムササビードルのモチーフとなったムササビは飛行能力があったわけではありません。
伸ばした両腕と腰の間に肉体組織の羽根のようなものがあって、それを利用して大空へ飛び出すことでなかなか落ちてこないという滑空能力に長けていた動物でした。
ここに仮面ライダー以上の跳躍力と俊敏性を持たせ、200メートルもの架空の架空能力を持たせたということはその速度もマッハに近いものと考えられますから、架空状態のムササビードルの舌にいる者はスリップストリーム状態、いわゆる真空状態におかれることで、体内の内臓が滅茶苦茶な状態になっているという立派な武器になっていました。

ジャンプ力そのものも100メートルあったという事ですから、ジャンプ力が20メートルに満たない仮面ライダー2号でも太刀打ちできないもののはずでした。
しかし、空を飛ぶのではなくあくまで滑空状態であったという事はいずれ下に落ちてくるということであり、しかも滑空状態にあったムササビードルを仕留めたのはライダーキックでししたが、ライダーキックを放とうとして仮面ライダー2号が行ったライダージャンプはきりもみ状態で身体に捻りが入っており、フルパワー状態でのきりもみライダージャンプは、より高くジャンプできていたみたいですね。

見どころの多かったムササビードル登場の話は、いろいろ勉強させられた話でもあって、よく記憶に残っていますね。
ムササビートル②



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