ガヴァドン(B)③
「二次元怪獣ガヴァドンB」

謎の宇宙船が降り注ぎ、太陽光線と癒合してしまうと二次元世界が三次元世界の産物となってしまうというユニークさは、初代ウルトラマンの時代でなければ考え付かなかったかもしれません。
白い土管の上に書かれた線だけの怪奇な生物が実体化してしまったのが、ガヴァドンA。
線だけでも数多く盛り込まれ、着色されても線もい色も実体化してしまったのがガヴァドンB。
謎の宇宙船の及ぼす効果は、その先に何があろうとも効果的には関係なかったようです。
この頃の子供たちが考え付きそうだった怪獣が、精魂込めての落書きで描かれ、謎の宇宙船の影響を受けてしまったのが、と意地の時代を物語っていたようにも思います。
ガヴァドンBは落書きから実体化してこの世に姿を現しても、寝てるだけで、ただ大きないびきが騒音公害となっていました。
丸の内街で寝てしまいましたから、余計にそうでしたね。
こうした騒音公害は今でも起こってますけど、とにかく産業を発達させ近代化が急がれたこの時代は、余計にい顕著でした。
怪獣にはっきりした定義はありませんけど、ただ怪獣と意識する中では巨大で謎の生体を持つ獣とすると、呼吸しそれに見合う器官をもっていると。呼吸は酸素とガスの交換運動のようですが、素直に呼吸できるとは考えにくく、なんらかの障害が出てきます。
それがいびきという不快音になるわけですが、巨大怪獣ともなれば呼吸器官も大きく、そのいびきは公害以上の不快音になっていたでしょうね。

丸の内街は当時も今も日本の経済の中枢のようなところですから、こでこでの経済活動に影響を及ぼすともなればそれはやはり公害です。
その一方、ガヴァドンは子供たちの想いが乗った落書きが実体化したものでしたから、後のウルトラ案を見るとガヴァドンBを倒すのではなく、どうにかして地球外に運び出すことで、ことの解決を図ろうとしたでしょうね。
当然のように初代ウルトラマンが登場してきますが、それは大人の都合でした。
ガヴァドンはガヴァドンBとなってより怪獣らしくなりましたが、元をただせば鵜謎の宇宙船の影響があったにせよ、ただの落書きでしたから、太陽光線の影響を受けなう夜間に落書きを消せばいいわけです。
科学特捜隊の一隊員がそうした意見を述べていましたが、隊長は怪獣として正面から倒すことにこだわったようです。

結局、初代ウルトラマンはガヴァドンBを倒すのではなく、宇宙へ運び出しますが、ウルトラ水流で落書き消したり、謎の宇宙船を防ぐべき蝶の雨量を披露してみたりと、ガヴァドンBを消し去る方法はあったと思います。
子供の夢を消さずに姿を消すことに帰結を求めた一つの例だったのでしょうね。
ガヴァドン(B)①
ガヴァドン(B)⑥



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