ドクバリグモ⑥
「ドクバリグモ」

名が名だっただけに、ドクバリは毒針となると注射器であり事は容易に想像出来ました。
針を相手に差し込んで液体を強制注入するとなると、注入される液体が何かという事になりますけど、毒針だけに毒液だろうと思ったら、相手を洗脳状態にするためのコントロールビールスだったようです。
ドクバリグモの登場した話はそれがTVであれ、映画であれ、相棒としてギロチンザウルスが出ていましたから、デストロンの四国占領作戦やサタニウ鉱石の奪取は、ドクバリグモの注射器にあった液体をどうやって有効かつ効果的に使うかにありながら、攻守の攻の部分はギロチンザウルスに負うところが大きかったみたいですね。

この二人を指揮した大幹部ドクトルGのタクトが幾重にも使われていましたが、この幾重にも重なり展開していた作戦自体は生きていたダブルライダーの援助と指示によって仮面ライダーV3に阻止されていましたが、ギロチンザウルスは善戦したものの対に倒され、肝心のドクバリグモはその過程において目立った活躍はなかったと思います。
ビールスを注入する役目を負いながら、その解毒剤の在処を自らバラしてしまうなど、相手を見通すことに欠け、ビールス注入以外にこれといった能力を携えられていなかったことが仇となった感じです。
蜘蛛型の改造人間は、蜘蛛の能力をどれだけオーバーに設定するかで隠密行動を得意とするのか戦闘型になるのかが分かれていきますが、ドクバリグモは見た目こそ妖怪のようにオドロオドロしい感じがしましたけど、そのどちらでもないちょっとした特殊能力があった戦闘員の強化版のような感じがしました。
ドクバリグモの注射器の中にあるべき液体は、コントロールビールスだけではなく、いかなる液体でもあるべきで、しかも自らが元の蜘蛛になってしまうという事ではなく、その太い腹から自分の分身のような多くの小型蜘蛛が出てくるような能力があってほしかったと思いますね。
何故、蜘蛛を改造素体の一つに選んだのか、そこの考察が思い切り足りなかった感じがしました。
ドクバリグモ②



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