シャマー星人
「シャマー星人」

兄弟宇宙人の姿も人間大の姿も、巧妙な幻影でした。
わずか1㎝の身の丈しかなかったシャマー星人 が、身の丈に見合った脳には似合わないほどの知力で地球侵攻を企てていましたね。
シャマー星人自身が開発した超巨大反射板を利用して太陽の光を反射させることで第二の太陽を作り上げ、永遠に終わらない昼を生み出して市井の人々の生活サイクルを乱し、さらに猛暑によって苦しめていたところなどは、実はとんでもなく高い科学力を保持して侵攻してきたといった感がありましたけど、身長僅か1㎝ほどの小人みたいな宇宙人が、ここまでできるのかという感嘆するような感想を持ちました。
知性・知略は身体の大きさに比例しないことは当然のことですけど、人は見かけによらないというのは宇宙人芋当てはまるようです。

ただ、おしゃまな性格が言動に出てしまいすぎて、おしゃまだからシャマー星人というネーミングだったのかもしれませんが、度が過ぎてたと思います。

ウルトラHERO番組は、どこかユニークさが入り混じることもあり、シリアスにSFの世界全開の方が好みではあるのですが、それもユニークさの入れ方次第で変わってきます。
シャマー星人の場合は、それとは違ういわゆる笑いを入れすぎ、相手をバカにしまくる、気を逆なでする場面が顕著だったと思いますね。
こういうユニークさを取り違えたようなやり方は、まったく好みじゃありませんでした。
しかも、シャマー星人の着ぐるみは、着ぐるみ然としてあるべきリアリティが全くありませんでしたしね。
シャマー星人②