ザラブ星人⑥
「凶悪宇宙人 ザラブ星人​」

狡猾な豪悪宇宙人でした。
宇宙のどこからかやってきて、人知れずどころか自分たちは地球人類より文明が進化しているとして、何処からか発生した放射鵜の霧の中を蠢く謎の宇宙人が、われらは兄弟だと言われてもうのみにすることはできなかったはずです。
自分たちより文明が進んでいるという言葉の前に目がくらんだ状態の科学者たちにとって、我々は兄弟という言葉は甘言です。
兄弟だけにブラザーならぬそれがザラブ星人であったことは、ザラブ星人の言葉はそのまま逆さまの気が込められていました。
さすがに地球外の言葉を地球人にわかるように話すことはできませんでしたけど、謎の翻訳機を使って意思疎通を図ろうとし、そこを使って地球人を騙しのリードを仕掛けようとしていましたね。

知力は高く身体能力が高かったのは、等身大から巨大化まで自在であり、放射能の霧を発生させそれを浴びてもなんともなく、その放射能の霧を晴らすことも自在であったところに現れていました。
まだ宇宙進出など夢のような時代に、そんな姿を見せられると進んだ文明に憧れるように信じてしまいそうになります。
土星に向かってしまったロケットを誘導してしまなど、地球人を信じ込ませようとした姿には焦りはなく、騙すことに欠けては天下一品だったような気がします。
このザラブ星人が登場した時分は、既に初代ウルトラマンは地球人にとって侵攻に対象に値する存在でもあり、地球人が対峙しようとしても叶わぬ怪獣を倒してくれる初代ウルトラマンは、正に光の国の使者であり、守り神のようになっていました。
その初代ウルトラマンに化けてしまうザラブ星人の騙しの巧妙さは、ザラブ星人登場の話の大きなポイントでしたね。
守護神を蔑むことで初代ウルトラマンへの信用を失わせ、ザラブ星人に目を集中させようとしたことはその狡猾さと侵略宇宙人ならではの高い身体能力にあふれていました。

バルタン星人は気が狂った一人の科学者のために故郷を失い漂浪していたという分りそうな背景がありましたが、ザラブ星人は諸に侵略行為に生きる極悪宇宙人でした。
身体能力に長けたバルタン星人、知略に優れたメフィラス星人、その間に位置していたのがザラブ星人だった、という具合にザラブ星人を理解していましたね。
ザラブ星人④
ザラブ星人③