ゼミストラー
「大蝉超獣 ゼミストラー」

ゼミストラーは、ヤプールによって蝉と宇宙生物が合成させられて作り出された超獣でしたね。
超高温の火炎を吐き、両出から反重力光波を出してゼミストラーに触れたりするものを何でも浮遊させてしまう能力を持った超獣でした。
港に停泊を続けていた大型客船を浮かび上がらせていましたけど、なんでも反重力光波を使うには相当気を集中しておかなければならず、裏を返せばここが弱点でもありました。
大型客船を何故浮遊させたのかということより、ゼミストラーが登場したこの話には後続番組のウルトラマンタロウの人間役だった篠田三郎が出ており、しかも大学生の風来坊のような役回りだったためにまるで東光太郎、、、
この当時、ウルトラマンAの次がウルトラマンタロウという事は誰も知らず、篠田三郎は特撮番組の主演候補としてオーディションにはよく出ていたそうですが、そういことも見る側にとっては分りません。
ゼミストラー登場の話は、篠田三郎の登場とTACの焦点が北斗星司が主だったこともあって、引継ぎ話のようだとされることもあるみたいですけど、それはウルトラマンタロウを知ってからの話です。
ただ、篠田三郎の存在感というか、いやにクソ生意気な学生だなあと思って目がそこへ行ってしまったことも確かなことでした。
そのため。肝心のゼミストラーにあんまり目が行きませんでしたね。

蝉そのものは何でもありませんが、反重力光波の源となったのは宇宙生物の方でしょう。
しかも神経集中を必要とするなど、結構な知能と知力を持ったエイリアンのような存在だったかもしれません。
そのエイリアンが大気の中で力を発揮するには、ヤプールの手を借りてでも地球生物と合体するほかなかったのかもしれませんね。
反重力光波を大型客船に向かって使うよりも、肝心のウルトラマンAに向かって使う事の方が肝要だったでしょう。
ゼミストラー④