ロードラ①
「蜃気楼怪獣ロードラ」

造形を見るに、怪獣という設定もここまで来たかという感じのかなりな異形の怪獣でした。
なぜ蜃気楼の中から現れたのか、なぜ人を襲わず車の固執するかのように金属を溶かそうとしたのか、謎のままでした。
溶解液を噴射するためだけにデザインされたようなロードラのノズルは、シャワーノズルのようで、そこだけ外形ではなく、それ以外の肉体の各パーツも異形そのままでした。
ウルトラマンタロウにはそれほど効かなかったその溶解液は、金属を溶かす力は他のですから、理屈で思えばウルトラマンタロウに効かないわけはありません。
しかし、身体を切断されても再生能力に優れたところがありましたから、これが際立った能力だったと言いう事でしょう。

怪獣というより超獣という感じでしたけど、蜃気楼と再生能力、そして溶解液に至るまでもう少し、その根拠が欲しかったですね。
ウルトラマンタロウは童話のような世界を持ち込んでしまった特撮番組でしたけど、ウルトラQからの流れを持っていましたから、ウルトラQや初代ウルトラマンに登場した怪獣に持ち込まれていたアンバランスゾーンをもたらした架空の理屈がしっかり欲しかったところです。

ウルトラシリーズは第2期において様々な工夫がなされていましたけど、ネタ的にはキレていました。
元々あったウルトラ怪獣の魅力を見つめ直してほしかったと思うんですけど、それには子供も頷いてしまう容量が必要だったはずです。
ロードラ