ムササベーダー(弟)
「ムササベーダー・弟」

より兵器であったのはムササベーダー兄弟の中では弟の方でした。
改造人間はいわば生物兵器なのですが、生物の特徴を大きくアピールして格別な特徴として生かし、武器としたのが改造人間だったように思います。
ムササベーダーは兄も弟も共通した武器を持っていましたが、2つの作戦遂行上の各々の任務により、ムササベーダー・弟は爆弾人間でもありました。
配下の戦闘員も爆弾人間だったわけですから、スカイライダーを引き付けた時の状況は、スカイライダーの相手は爆弾人間だらけだったということになります。
2つの作戦の同時遂行で、メインの作戦を担ったのはムササベーダーの兄の方であり、あくまでムササベーダー・弟はスカイライダーを引き付けることが主でした。
結局は引き付けるだけ引き付けて、スカイライダーを置き去りにしてムササべーダー弟も兄の元に駆け付けさせることが仮面ライダーを倒せなくしていた大きなア原因でした。

ムササベーダー弟自体、爆弾人間であり自爆可能だったわけですから、その気になればスカイライダーも持ち連れにできたはずです。
スカイライダーも重力低減装置で飛行能力を有しましたが、ムササベーダーも空飛ぶ爆弾でした。
世界征服の前に日本征服、その前に大きな障壁となっていたスカイライダーを倒さなくては前に進めず、何故かこういう展開になった時の歴代の秘密結社は、海の向こうの他の仮面ライダーヲ意識することがありませんでした。
そして仮面ライダーを倒す他に作戦を遂行しようとしたため、結局は作戦完遂どころか仮面ライダーに倒されてしまうという結末で、ムササベーダーも兄弟を揃え、2つの作戦の同時遂行も仮面ライダーV3の登場で胡散霧消しました。
だから余計にムササベーダー・弟の方にはスカイライダーを引き付けるだけではなく、倒そうとする行動が欲しかったところでした。
ムササベーダー(弟)①