ビシュメル
「大魔獣 ビシュメル」

確かに幼心の捻くれが、好奇心で招いてしまったいわば異次元の出来事を招いてしまう儀式は、その昔現実の世界でも似たようなことがありました。
自分が幼い頃、流行ったその行為は「コックリさん」と呼ばれ、内がきっかけで流行ったのかは思えていませんが、興味本位で結構な人がやっていたことを思い出します。
ウルトラマンダイナに登場した大魔獣 ビシュメル登場の物語は、この「コックリさん」を思い出させるものでしたけど、ウルトラマンダイナの物語では、この行為を「シジルさん」と呼び、それは異次元の生命体を呼び出す行為とされていたみたいです。
個の異次元生命体こそが大魔獣 ビシュメルでしたけど、「コックリさん」にせよ「シジルさん」にせよ、幼心の捻くれが好奇心だけで動かされ、そこに次元の異なる世界に潜んでいた捻くれが食いついてしまったという事みたいです。

その思念も行動も邪なものでしたから、自分を呼び起こしていた女子高生の魂を人質に表現していたというそれらしい戦いをしていましたが、それに表されるように大魔獣 ビシュメルは言い換えれば悪魔でしたから、口から地獄の業火の如き高熱火炎を吐き、腕からは電撃を放っての攻撃以上にもっともっと強力に表現されてもよかったのではないかと思いましたね。

こうしたいわば異次元生命体とか異次元からやってきた怪獣みたいなものは、ウルトラマンダイナでは結構多めに登場してきます。
ネオフロント時代と言いつつ、荘園からは突き破れない別世界をも描く材料としたところに面白みがありましたが、大魔獣 ビシュメルとウルトラマンダイナの対決はウルトラマンダイナとしてはミラクルタイプで対決せざるを得ず、「魔力対超能力」という図式が当てはまり、これはともすると人間を全く相手にせず、材料ロしてしかみていないところから足元を掬われたというところに見所がありましたね。
ビシュメル③