「超空間波動怪獣 サイコメザードII」
人の精神世界なんて、外的な影響と内的な要因と思い込み、そして本人が知らぬところでの潜在的な要素の混在だから、これが具現化してしまったら人間なんてあっという間に滅亡してしまうかもしれません。
メザードから始まった幻覚怪獣は、サイコメザードIIまで続き、この後クインメザードまで続きますけど、根源的破滅招来体による最終の狙いはそうした人間の精神世界を現実化して、人類を大混乱に陥れ破滅させることにあったのでしょう。
胸のシナプスを刺激して幻覚を見せる幻覚誘発粒子を放出することによって人間を操ることができるという前提だったみたいですけど、人の心に幻影を見せることでの混乱を招くことが狙いであり、いわばサイコメザードII自体が精神生命体であり、人の心のように傍にいいながら理解しがたい存在のようでもありました。
幻影を見せつけて貶める能力は、そうした精神エネルギー作用は電気エネルギーを生むので、それで外的な姿を見せていたと思いますが、本来は人が目にすることはできなかった存在なんでしょう。
人の心は本来脆いものです。
幻影を見せつけるとはいえ、幻影が覚めないと気が狂いますが、この幻影もひょんなことで覚めてしまうこともありますから脆い要素があるのでしょうね。
いわば精神生命体であり精神エネルギーに食いつく存在がサイコメザードIIでしたから、ウルトラマンガイアも戦いにくい、或いは戦いずらかったでしょう。
幻影を見せつけられている人間が、見せられているものが幻影だと気づかなければいけませんでしたから。
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