バードン(メビウス)
「バードン」

感心しなかったウルトラマンタロウに登場した怪獣の中でも、バードンはかなり異質な感じでした。
ウルトラマンタロウのみならず、ゾフィまで倒してしまいましたから、かなりの強力怪獣という印象でした。
時代もかなりの時が流れてウルトラマンメビウスの頃になると、オリジナルの怪獣というのはなかなか出ないだろうという意味もあって、ウルトラシリーズ第2期の怪獣が再登場してくるという中では、きっと出てくるだろうと思った怪獣でした。
ウルトラマンタロウの時に出てきたバードンとは別個体ということですが、それでも設定的にオリジナルをしっかり踏襲したウルトラマンメビウスに出てきたバードンは、1話でお終いとするのは惜しい気もしましたね。
ウルトラマンメビウス第2話に登場したグドンもそうですが、その存在は地球産の怪獣でありながらかなり存在感が強く、オリジナルでも1話では演じ切れてませんでした。
バードンに至っては、3話もの時間がかけられ、最期は何とも言えない者でしたけど、火山の噴火口で生きてきたその存在感は、単にマグマ的要素を背景に持っていたということだけのものではなかったでしょう。
マグマの強力さを演じるには、活火山をどう演出し、どう怪獣と絡めるかが大きなテーマだったんでしょうけど、オリジナルのバードンはそうしたことを背景にした生命力は捕食の獰猛さと相まって、スゴイ演出だったと思います。
その捕食とは別に、バードンの持っていた強力な毒素を、バードンの口元にぶら下がっていた毒袋が、実はバードンの大きな武器であるのと同時に最大の弱点になっていたことが新たに設定・演出されて、そこをめぐる攻防が、バードンという強力怪獣演出の話を、1話でまとめ切っていました。
毒袋の根元の静脈を攻撃すれば毒素が逆流するという設定は最もでありながら、下手にこの毒袋を攻撃してしまえば毒素が外に拡散してしまうことになるという矛盾めいた設定は、GUTSの最高の援助をもらいながら、しっかり復帰できておらず弱体化していたウルトラマンメビウスが、渾身の一撃でバードンを倒すというところまでしっかり絡み合っていました。

バードンは火山の活動エネルギーをそのまま動力源とし、猛毒を持ちながらも強力火炎攻撃で敵を倒してしまい、しかも突風を巻き起こしてしまうその飛翔能力まで至っていた最高に強力な怪獣の1匹でした。
怪獣としての基本的な要素が満ちていて、だからこそ強力であって見応えがする怪獣だったと思います。
オリジナルでないにせよ、そういうことは然程の意味はないような感じがしていました。
バードン(メビウス)②
バードン(メビウス)④

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