アトランタ星人①
「アトランタ星人」

卑屈とか狡猾というよりも悪事を働き、自らの欲望みたいなものを満たすための知恵が働く非道な感じがしました。
そういう感じは見た目からは全く感じなかったけれど、まるで海坊主に魚の鰭をくっつけて能面のような表情の宇宙人は、非道者のような侵略行為をする者となってしまうのでしょう。
少なくとも見た目からは悪知恵が働くとは思えなかったけど、その意思が全く読めない謎の侵略者だったような気がしました。
巨大宇宙人でありながら人間対にも化けて、機能停止光線というよりもその光線を浴びた者の意思を無効化してアトランタ星人の支配下に置いてしまうという感じが強く、そういう意味では非道家だったと思います。
人を知らぬ間に利用して、危険な支配下に置くそうした非道家は騙されている方が騙されているという気が持てず、それでいて相手の鍵を見抜く能力まであったのですから知能は高かったのでしょう。
知らぬ間に騙されて利用されることは、いつの間にか支配しつくされるということで、モロボシダンヤゲンは、正体を見見破られないようにして地球を守ることが実は正体を見破られることが地球を守れないことへつながってしまうことが盲点でしたから、こうしたアトランタ星人のような侵略者が最もつらかった存在ではなかったでしょうか。
変身できないウルトラセブンと動きが取れないウルトラマンレオ。
そこにはいい意味で謎の存在でもあったアストラの登場は、これしかない登場でしたし、アストラが登場していなければアトランタ星人を駆逐できなかったかもしれません。
肉体的能力はそれほど感じなかったものの、知能が悪い意味で高く、どんな環境にいたらこういう非道者になるんだろうと思いましたね。
見た目は海坊主のようで、少なくとも宇宙人には見えませんでしたけど。
アトランタ星人②