ガニコウモル④

ガニコウモル

ゲルショッカーって、設定上「ゲルショッカー」というネーミングが先に出来てしまい、ゲルダム団+ショッカーという図式は後から決まったそうです。
でも、ショッカーで作り上げてきた流れは一区切りつけないといけない状況は、どうやって演じられるのかが大きな焦点でもありました。
仮面ライダー1号、仮面ライダー2号に尽く作戦の邪魔をされ、大幹部を3人も投入しても目的は達せられなったショッカーに大首領が見切りをつけようとしたのは当然の成り行きだったかもしれませんが、ゲルショッカーが組織として動き出すまでの仕上げとして、ショッカー以上の暗黒組織であり、得体の知れない怖さを仮面ライダーに与えるためにも、陰に日向に蠢くように行動していたガニコウモルは、まさしく新組織ゲルショッカーの立派な第1号改造人間でした。
ウニドグマの行動をカムフラージュとして、仮面ライダーだけではなくショッカー自体にも遂に最後の時が訪れようとし時間がないということを植え付けるようなガニコウモルの行動は、実はショッカー最後の大幹部・地獄大使に最後の決意をさせて、自ら決戦を挑ませていたように思いますね。
この頃は、もう当然のようにリアルタイムで仮面ライダーを見ていましたが、どう地獄大使がその正体を現し、ショッカーの最後を演じ切るのかに目が行きましたが、ガニコウモルの行動そのものが実にスパイシーだったような気がします。
だから言われた幽霊怪人という肩書は、実に似合っていたような感じです。
ショッカーが仮面ライダー1号によって最期を迎え、そのショッカーの残党の始末を履行するかのようなゲルショッカーの行動。
その末にようやく姿を現したガニコウモルには、ショックを受けましたね。
毒ガスを噴射すること以外、目だった武器化する能力は見受けられませんでしたけど、それまで動物か植物に一つと人間の合成改造人間がショッカー改造人間であったのにたいし、ガニコウモルはもう一つのエッセンスがありました。

ガニコウモルの行動は、当初秘密裏に動く蝙蝠の如く、闇が似合った改造人間でしたけど、ゲルショッカーがその姿を現したと同時に表立って現れたガニコウモルの姿からは、とにかく外皮が丈夫そうだという印象があり、以前ショッカー改造人間として現れたカニバブラーを思い出させるものだったように記憶してます。
要するに動植物の能力が2つ以上合わさった改造人間が、ゲルショッカー改造人間であったことはガニコウモル登場によってあからさまになりましたね。
ガニコウモル

ガニコウモルの凄かったところは、蝙蝠のように闇の中での行動を得意とし、外皮が丈夫で硬い割には胴体力にかなり優れて江いたところにありました。
初めてのゲルショッカー改造人間との戦いだったこともあって、仮面ライダー1号も苦戦していました。
これだけ胴体力と行動力に優れていると、如何に脚力に優れ俊敏性に優れた仮面ライダー1号と言えども苦戦していたのは当然です。

ライダーきりもみシュートを素晴らしい胴体力で凌ぎ切った姿は、技を破ったという感じはなかったものの、凌ぎ切って次の行動へ移ろうとしていたかのようにも見えました。
ライダーきりもみシュートを凌いで攻撃態勢に入ろうとしていたガニコウモルは空中でバランスを失ったわけではありませんでしたが、守から攻に移ろうとした瞬間を見逃さず、体当たりを仕掛けるように突っ込んでいった仮面ライダー1号の戦闘センスにガニコウモルは敗れたんだと思います。
しかし、それでも仮面ライダーへはゲルショッカーの改造人間はショッカーの時のようにはいかないという意識付けをするには十分すぎるほどの改造人間でした。
ガニコウモル⑤


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