オコゼルゲ②
「オコゼルゲ」

仮面ライダーがキックなら、パッチでHEROを作り出そうとしたわけではないだろうけど、まるでアメフトの選手のような井出達だった超人バロム・1。
漫画「ゴルゴ13」の作者がこういう世界にも出てくるなんて、夢にも思いませんでした。
番組制作のいきさつは分かりませんけれど、仮面ライダーで火のついた変身HEROとして出てきた者の一つでしたね。
超人バロム・1と言えばバロム爆弾パンチが後の決め技となりましたけど、番組開始当初はそれもありませんでした。
けれどその斬新なデザインからなる井出達は注目してましたし、強力なパワー型のHEROで後に決め技になったバロム爆弾パンチは、そのパワーが思い切りストレートに表現された技で、これも注目に値しました。
漫画の世界から飛び出してきたような超人バロム・1は、主題歌も面白かったですけど、正義と平和の使者コプート呪と悪の使者ドルゲという対立構図はよくあるパターンではあったものの、そのドルゲが出現させて来るドルゲ魔人は、それまでの怪人などでは表現されることになかったグロテスクかつ直線的でありながら斬新さがあって、知らず知らずのうちに気になる者となっていました。

そのドルゲ魔人の第1号がオコゼルゲでしたね。
ドルゲが自らのドルゲ細胞をオニオコゼと融合させ、悪のエージェントとして出現させたものでした。
ユニークな怪人は他のHEROものでよく見かけましたけど、このオコゼルゲを見た時はぶっ飛びそうになりましたね。
目がむき出しで、体表はオコゼのように鰭もあり、何故か火を噴く能力、、、
悪の使者=悪のエージェントということは、想像を超えたところにある超能力者のようなものですから、確かにオコゼルゲ自体は想像を超えていました。
コプーのエージェントを倒すために魔人ドルゲが作り出したオコゼルゲでしたけど、それは超人バロム・1を正確に把握したものではなく、また自らの意思というよりそれを基本としながらもドルゲ細胞を移植させたことによる超能力が全てであったところに、超人バロム・1との差があったようにも思えました。

オコゼルゲを倒した超人バロム・1の技は、バロム・カットのような投げ技だったように思いますけど、決め技が確立されることなく始まった番組としては、このグロテスクさが如実に出たオコゼルゲがもう一つの主人公のようでもありました。

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