デットン③
「デットン」

怪獣魔境ということでサドラとの共演になった解呪デットン。
1体だけでなく、複数体解呪が出てくると当時は喜ばしいことと思い、楽しみにしていたことを思い出します。
怪獣番組の面白味を増やす方法として、当時は何もなかった時代でしたから、何体もの怪獣を出してくることはよくあったと思います。
ウルトラ第1期から第2期初期までは、怪獣の着ぐるみの出来がかなり良く、だからこその楽しみになっていたことも忘れてはいけません。
以前登場した怪獣が何らかの形で再登場を果たすのは、今では珍しいことではありませんけど、当時は特に大人気となった怪獣ならいざ知らず。、そうでもなかった怪獣が陽の目を見ることは少なかったと思います。
ただ、造形が良かったこの頃の怪獣は、折からの人気でアトラクション等に使われたことも多く、着ぐるみにはボロが出て、再登場には使えないという事情がでていました。

怪獣魔境に出てきた怪獣サドラという帰ってきたウルトラマンのオリジナル怪獣は、怪獣魔境というタイトルの通りもう1体怪獣が出てくることは当初から決まっており、それは以前の怪獣の再登場であったらしいです。
初代ウルトラマンに出てきたテレスドンは地底人に操られていた地底怪獣でしたけれど、怪獣魔境に出てくる怪獣の1体はその地底から現れるというものであったらしく、そこでテレスドンの再登場が検討されたそうです。
でも、今でもひそかに人気のあるウルトラファイトの中でも貴重なキャラクターであり、しかもアトラクションでよく使われたため、テレスドンの着ぐるみは原型をとどめないほど、酷い状態になっていたそうです。
ウルトラ第1期から第2期初期登場の怪獣たちは再登場を前提として作られてはいなかったため、どの怪獣をとっても保存状態は酷かったために、他の怪獣の着ぐるみを使うということは考えられなかったそうですね。
で、テレスドンの着ぐるみの補修を繰り返していった結果、外見上他の怪獣のように見えてしまったのがデットンでした。
デットン④
直線的なイメージが強かったテレスドンに対し、ボコボコと団子状のイメージがあったデットン。
特に頭部に丸みを感じたデットンは、確かに当初テレスドンとは別怪獣で、同じ着ぐるみを使った怪獣には見えませんでした。
でもこれが良かったようにも思えます。
サドラが蛇腹のような身体に鋏をつけたような怪獣なら、デットンは団子状の芋虫のような怪獣。
デットンが猫背であったためにサドラとは対のように見えて、ここに怪獣魔境というタイトルの効果があったようにも見えました。
テレスドンのように火を吐くこともなく、デットンの武器はとんでもない怪力であり、サドラにも鋏位しかこれといった武器がなかったことと合わせても、当時の怪獣たちの匂いがプンプンします。
 
帰ってきたウルトラマンには適わないとみて逃走を図ろうとし、背後を見せようとしたところにスペシウム光線を浴びて倒されましたけど、もっと見ていたかった怪獣には違いがありませんでした。
デットン①

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