キルギス星人①
「キルギス星人」

キルギス星人とシルバー仮面の絡みは、そんなに目立つものではありませんでした。
キルギス星人の最期がどうだったも覚えていませんしね。

奇声を発しながら黄色い毒ガスを吐き散らすシーンがなんとも印象的だったし、奇妙であったわけですが、何でもこの黄色い毒ガスは浴びてしまった者の体色が変化し、毒に侵されて行くシーンを演出したかったそうで、これは失敗に終わってしまったものの、効果をこうしたことで上げていこうとする試みは、シルバー仮面放映の時代背景を思うと何とも斬新な想いだったと思いますね。
このキルギス星人登場の話は、人類が宇宙進出とか開発を図ろうとしたことに警告らしきことを発しようとしたことが物語の軸になっていました。
無骨や宇宙進出に専心し過ぎて、それ以外のことに想いを馳せられず、宇宙空間などまるで分っていなかった人類が分からない宇宙空間を地球上から見た要素だけで決めてかかることは非常に危険であるわけですけど、こういうテーマの基に物語を構成したのは、ウルトラセブンにいくつか見られました。

ウルトラセブンよりも時間が経っているというのにシルバー仮面の物語を見ていると、まるで時は衰退しているのではというほど、画像的にはよくはありませんでしたが、これはシルバー仮面は等身大HEROであったことと信じられない位低予算で抗争と工夫のみで作られた物語であり、制作プロダクションも駆け出し状態であったことと無縁ではないでしょう。
そうしたことを背景に、物語はカラーであるところ演出されたシーンは白黒に近かったのは、キルギス星人の存在感を上げるのに有効だったかもしれません。
頭部の左右上方についていた電球のような器官は目であるのか何であるのか分からず、顔の中にあった窪みは口なのか何なのか分からないままでしたが、全体として奇妙な感じを演出するのに大いに役立ち、白黒映像効果も手伝って、意外と面白かったと思いますね。

月の石を持ち帰るのも、他の惑星にロケットを打ち込んだりするのも、人類がやっと具体的に宇宙を知る第1歩を踏み出そうとしたことに他なりませんから、それ以外の状況を知るにもその方法を持ち得なかったということになりますが、その人類の姿を快く思っていなかった宇宙人がいたとしてもおかしくはないですね。
こうしたキルギス星人のような宇宙人がいることを知ったのもまた、宇宙の一つの要素を知ったと言うことで、そこからまた考えを深めればいいことだったのかもしれません。
キルギス星人②

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